流水会目白だより

裏千家茶道 流水会のお稽古の様子などをご紹介しています。

目白庭園の四季

今後の稽古予定、
7月15日(水)
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9月9日(水)、9月16日(水)、9月30日(水)
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7月15日のお稽古ー盆点、釣瓶水指の点前

 7月2回目のお稽古も朝からぐんぐんと気温の上がる暑い日でした。

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 流石にお着物で来られる方は少なかったのですが、ここ数年夏は猛暑が続いていて、この日も気温が35度を超える予報でしたので致し方ありません。何よりもまず健康第一、安全第一です。

 この日のお稽古では中級以上の許状をお持ちの方は唐物、台天目、盆点のいずれかを、初級までの皆様には釣瓶水指を使った薄茶平点前または洗い茶巾のお点前をしていただきました。どちらも木地の水指を使う運びのお点前です。

 と言いつつも、実は四ヶ伝稽古の時に流水会では春慶塗りの曲水指を使用しています。木地曲の水指は美しい物ですが、稽古で使っているうちに水が漏れたり蓋が黒ずんで見苦しくなったりしやすいという弱点があります。そのため塗りの施されている水指を使っているのですが、蓋に塗りがあるとお点前中に水指の蓋を帛紗で清めようとする方が出てきます。

 約束通り木地の水指を使っていればそうした勘違いはなくなるのでしょうけれど、その度に「本当は木地なので清める必要はないんですよ」と注釈を付けなければなりません。指導する立場からは悩ましいところです。

 木地釣瓶水指の方はお稽古では年に一回ないし二回程度の出番しかないので、今の所痛まず綺麗なまま使えていますが、こちらはこちらで別の問題があります。釣瓶水指には大量に水が入りますので、運びの水指として使うには重くなり過ぎるのです。

 以前、釣瓶水指にどれくらいの水が入れられるか測ってみたことがあるのですが、楽々4リットル以上入りました。水だけで2リットルのペットボトル2本分の重さになるわけです。大人の男性なら持てますが、力の弱い女性にはかなり厳しい重さです。

 お稽古では濃茶点前同様最初から水指を置いた状態からお点前をし、最後に柄杓と竹蓋置を水指の上にかざって、水指も置いたまま終わるという形をとりました。

 また、今回は運びでの洗い茶巾点前でしたので「棗をいつ、どうやって点前座に持っていくか」という点で戸惑われた方も多かった様でした。棚を使う時とそうでない時で点前がどう変わるのか、違いを理解していただけたら幸いです。

 さて、最後はいつも通りお庭の様子をご紹介します。

 赤鳥庵の右手前に伸びてきたのはホトトギスの葉です。まだ蕾は出ていませんでした。

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 赤鳥庵前、左側では今年も秋明菊が伸びてきました。こちらも蕾はまだです。

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 おや、行灯仕立ての朝顔の下にあるのは、先日引退した丸卓! 茶室の方には備品として新しい丸卓が入りましたが古い丸卓がこんなところで余生を送っているのを見ると不思議な感じがしますね。

 「卓」というのは元は床の間に置くもので、花入や弓矢などを飾るのに使われていたそうですから、案外植木鉢との相性は悪くないのかもしれませんね。

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7月8日のお稽古ー洗い茶巾

 7月に入っても梅雨寒が続いていましたが、久しぶりに青空の見える好天、気温もぐんぐんと上がって30度になりました。梅雨の終わりも近づいています。

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 先月、私自身が引っ越しをした関係で、お稽古の準備や持ち物で皆様にお手伝いをお願いしたのですが、今回のお稽古も私と夫がお菓子を買いに行けなかったので「どなたかいつものお菓子屋さんまでお菓子を引き取りにいっていただけませんか?」と呼びかけたところAさんが快く引き受けてくださいました。

 Aさんから「先生、重かったのでびっくりしましたlと言われましたが、実際全員がいただく分のお菓子を用意するとそれなりの重さになるのです。これは自身で経験してみないと分からないことの一つです。お菓子を買いに和菓子屋さんに行くこともまた稽古の一環、そんな風に思っていただければ幸いです。

 さて、7月になりましたのでお稽古は夏の点前、洗い茶巾をしました。平たい茶碗に水を張って茶巾をきっちりとは畳まずに流す様に入れ、茶筅、茶杓を仕組んで行う薄茶点前です。

 薄茶の点前ですから手続き自体にそれほど難しいところはありませんが、点前とは実際に自分が手を動かしてみないと分からないところがあるものです。

 そもそも平たい形の茶碗でお茶を点てるのは、いつもの様に深さのある茶碗とは少し勝手が違いますし、洗い茶巾の点前ではお客様の前で茶巾を絞って畳むという所作が加わります。

 また、水屋で茶碗に入れておいた水は点前中に建水に捨てて、その後改めてお湯を入れて茶筅通しという手順になるのですが、水を捨てた時点で茶巾に手が伸びてしまう方が続出しました。

 また、この日は渚棚を付けて一閑人の蓋置を使っていただいたのですが、目の前の景色がいつもと違うことに気を取られて、お点前が思う様にいかなかったという方もありました。

 薄茶の点前だからと言って侮るなかれ。目の前の点前に集中することの大切さを感じていただけたら嬉しく思います。

 この日は夜のお稽古の欠席者、キャンセルの方が多くて思いのほか早い時間にお稽古が終わりましたが、急に気温が上がったこともあって終わってみればいつも以上に疲れがドッと出ました。季節の変わり目、皆様も体調み気をつけてお過ごしください。

 さて、最後は恒例のお庭の様子です。庭園dうぁカワラナデシコが咲き出しました。

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 前回は蕾だった赤鳥庵前のギボウシも花が咲いていました。

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 芝生広場前のクチナシも陽光を浴びて白く輝いて見えました。

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 そしてこの陽射しです。


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6月17日のお稽古ー台天目など

 6月二回目は梅雨空も一休み、写真の通りの快晴でした。まもなく夏至を迎えるこの時期は太陽の位置が高く日差しの強さも感じられます。

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 実はこの日のお稽古はいつもと少し違いました。稽古日の二日前に私が引っ越しをすることになっていたので、いつもの様に抹茶やお菓子、花などの用意ができそうもなかったのです。

 そこで「注文したお菓子を引き取りに行く人」「抹茶をふるって持ってくる人」「茶花持ってくる人」「茶巾やタオルを洗って持ってくる人」「何か干菓子になりそうなお菓子を買ってくる人」と、五名の方にご協力をお願いしました。

 いつもと違って私はほぼ手ぶらに近い状態でお稽古に来たのですが、皆様のご協力のおかげでスムーズにお稽古を始めることができました。皆様本当にありがとうございました。

 さて、お稽古の方ですがこの日は二つの茶室をお借りすることができましたので一方では初心者の皆様を中心に、もう一方のお部屋では中級科目のお稽古を致しました。

 5月以降3名新入会の方があり、初心者チームのお部屋ではお辞儀の仕方、畳の歩き方などの割稽古や、盆略点前、薄茶の平点前などのお稽古をしました。流水会のお稽古はお一人お一人の進捗に合わせてお稽古をしています。

 中級以上の皆様にはあらかじめ「唐物、台天目、盆点のいずれかを致しましょう」と予告してあったのですが、この日はほとんどの方が「台天目」のお点前をされました。

 台天目は漆塗りの台に乗った「天目茶碗」と呼ばれる茶碗の扱いを学ぶお稽古です。天目茶碗は日本に抹茶を喫する習慣が伝わった鎌倉時代に当時の中国から伝わった古い形の茶碗です。

 台天目のお稽古では天目茶碗の持ち方、台の清め方など、濃茶の平点前とは異なる点が数多くあります。それをしっかりと覚えて自分のものにしていける様お稽古を重ねていきます。また、昔の人々が初めて抹茶を喫した時どの様に感じたのか、そんなことに思いを馳せることができるのも台天目の醍醐味の一つではないかと思います。

 さて、最後は恒例のお庭の様子をご紹介します。

 赤鳥庵前ではギボウシの蕾が膨らんできました。

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 日差しが強いせいなのか、庭園の滝の水の流れる音がいつもより涼しげです。

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 芝生広場前にはたくさんの白い花、八重咲のクチナシです。

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 次回のお稽古は7月、しばらく間が空いてしまいますが皆様ふるってご参加ください。

6月10日のお稽古ー桑小卓の点前

 6月最初のお稽古日は朝からどんよりとした曇り空でした。7日に関東の梅雨入りが発表されて以降、すっきりしないお天気が続いています。


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 この日は第二和室のみのお稽古でしたが、お隣の第一和室が撮影の方のご利用でしたので茶道具はいつも通り好きなものをお借りすることができました。お部屋の対角線上に二箇所風炉を据えて点前座を作り、一方は丸卓、もう一方は桑小卓でのお稽古です。

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 桑小卓は仙叟宗室好みの二重棚ですが、他の二重棚とは違って棚板が低いところにあり、ここに水指を置きます。一番下の高さの低い段には平建水をかざることができます。

 上の写真はお点前が終わった時のもの、棚の左の柱のところにのぞいているのは柄杓の合です。この棚の一番の特徴は、柄杓のかざり方にあります。写真では分かりにくいのですが、左奥の柱に合を伏せ、中棚左手前角の柱の内側に柄杓の切り止めを押し込むようにして立てかける様にします。

 お点前された皆様の中にはこの棚を「見るのも初めてです」と仰る方も多かったのですが、しっかり柄杓をかざったつもりでもちょっとした振動で柄杓が棚から落ちてしまうハプニングもあり、ちょっとしたスリルのあるお稽古でした。

 また、桑小卓のお稽古では蓋置に蟹と栄螺(さざえ)を使いました。こちらも初めての方が多く、特に栄螺の蓋置についてはどうやって使うのだろうと目を白黒させている方もありました。

 茶道には七種蓋置と呼ばれる古くからある変わった形の蓋置があります。火舎(ほや)、五徳、三つ葉、三つ人形、一閑人、蟹、栄螺の七種ですが、今回のお稽古をきっかけに皆様にその名前と形を知っていただきたいとお話ししました。

 初級で習う薄茶や濃茶の点前は、使うお道具の扱い方のバリエーションが豊富です。時々こうした扱いのある蓋置や、いつもと違うお棚を使ってみるのは良いお稽古になったのではと思います。

 恒例のお庭の様子ですが、ちょうど桔梗が咲いていました。秋の七草の一つですが、最近ではすっかり6月の花になりましたね。

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5月20日のお稽古ー茶筅荘、盆点、濃茶薄茶平点前

 5月も後半に入って、この数日は最高気温が30度近くまで上がっています。空は青く晴れ渡り、日差しも強くなってきました。カルガモも心なしか暑そうに見えます。

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 朝からお稽古にいらっしゃる皆様にはお湯を沸かす、茶碗を清める、風炉先屏風や風炉を出すといった準備のお手伝いをお願いしています。皆様のご協力のおかげで二つの茶室の準備が思いのほか早く整いました。

 二つの茶室をお借りした日は、一方のお部屋は初心者チーム、もう一方のお部屋は中、上級チームに分かれてお稽古しています。

 実は中、上級チームの皆様方には「そろそろ四ヶ伝の科目をやりましょう」と予告していたのですが、何と私がうっかりしてお稽古で使う曲水指を、ロッカーから出し忘れてしまいました。

 流水会のお稽古で使う茶道具の主なものは赤鳥庵の備品をお借りしていますが、備品にない茶道具や掛け軸、棗や茶入、茶筅、茶杓などは持ち込みです。自宅から全てを運ぶと大荷物になってしまいますので、トランクルームの小さめのロッカーを借りてそちらに預けています。

 お稽古前にロッカーに立ち寄って茶道具を出して、タクシーで赤鳥庵まで持ってくるのですが、たまたまこの日はお稽古の予約時間の変更が多く、私がそれに気を取られて曲水指を出しそびれたのでした。

 仕方がないので科目を茶筅荘に変更することに致しました。(茶道で使う道具は点前ごとに定められており、別の種類の水指を代用してお稽古したりはできないのです。)

 ただ、ありがたいことに事情を知ったMさんが疾風の様な素早さでロッカーまで往復して曲水指を取って来てくださったので、そのあとは四ヶ伝の一つ盆点の点前を致しました。茶筅荘と盆点の稽古を同じ日に行うことは通常あまりないので、両方のお点前をご覧になれた方はラッキーでした。

 盆点のお稽古ができなくて残念だった方は来月のお稽古でぜひリベンジして頂ければと思います。

 初心者チームの茶室は、薄茶平点前や盆略点前、割稽古を中心にお稽古しました。この日は新しく入会された方が二名、それ以外に見学の方も二名あり、なかなか賑やかなお稽古でした。初心者のお稽古は主に夫が見ているのですが、この日はYさんが色々とお手伝いをしてくださいました。

 夕方以降は学校帰り、会社帰りの方々が続々とお見えになりました。お稽古科目は薄茶、濃茶平点前を中心に致しました。

 一時期は夜はかなり空いていたのですが、新入会の方やお稽古に復帰された方も加わって、賑やかになってきました。赤鳥庵の最終退出時刻は21時と決められていますので、それまでに全員が点前を終えて、後片付けまでして撤収する必要があります。

 この日はいつも以上に多くの方が片付けを手伝ってくださったおかげで、少し早めに撤収することができました。ありがとうございました。

 最後は恒例のお庭の様子です。

 目白庭園名物のカルガモ、この庭は恐らくペアなのでしょう。それにしても全く人を恐れず近づいて写真を撮っても平気な顔をしています。

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 いよいよ濃くなって来た緑に空の青、初夏の景色です。

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 庭園のあちこちでは未央柳(ビヨウヤナギ)の黄色い花が咲き始めました。

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 次回のお稽古は6月10日です。
ギャラリー
  • 7月15日のお稽古ー盆点、釣瓶水指の点前
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  • 7月8日のお稽古ー洗い茶巾
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