流水会目白だより

裏千家茶道 流水会のお稽古の様子などをご紹介しています。

稽古・入門

今後の稽古予定、
10月9日(水)、10月16日(水)
11月6日(水)、11月13日(水)
12月11日(水)、12月25日(水)
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稽古場見学・体験稽古をご希望の方へ

 流水会では一年中入会を受け付けています。中にはストレートに「来月からそちらに入会したい」というご連絡をくださる方もあるのですが、必ず入会前に「稽古場の見学」または「体験稽古」をしていただくようお願いしております。

◆見学・体験とは?

 稽古場見学は文字通り「他の方が稽古をするところを見学する」、体験稽古というのは見学プラス「自分でお茶を点てる」というのをご経験いただくものです。

 基本的にはどちらも「初めてお茶を習う方」あるいは「裏千家の初心者教室を卒業した」「中学・高校の部活、大学の茶道部などでお稽古していた」という初心者の方々を想定しております。

 新たに稽古を始めるなら「春から」「新年から」と思われる方が多いのか、3月と4月、それから11月と12月は初めての方、初心者の方からのお申し込みが増えますが、茶道を始めるタイミングは「ご自身がその気になったとき」で良いと私は思います。

 ご見学にいらっしゃる方々はほとんどの方が私どものWebサイトやこのブログをよく読んでから来られるのですが、一番見落としてほしくない情報は「稽古は原則月二回」「水曜日」だということです。「朝は10時ごろから夜7時過ぎくらいまでの時間帯に目白に稽古に来ることが可能」かどうか、それができない場合は他の稽古場をお探しください。

◆茶道経験者の方へのお願い

 私がブログで稽古科目を公開しているせいでしょうか。中級以上の許状をお持ちの茶道経験者の方からのお問い合わせも時折いただいております。経験者の方にお伝えしたいのは流水会は「なんでも稽古できる場所」ではないということです。

 お茶の先生が自宅で開いている稽古場とは違って、使える道具には制限があります。大炉はありませんし、透木釜の点前などはしておりません。

 また、稽古場の赤鳥庵は豊島区の施設ですので火気厳禁のため、炭点前の稽古はしておりません。また稽古日が月2回ですので、茶事や口切などの稽古も今のところやっておりません。

 その代わりといっては何ですが、点前稽古は奥伝まで致します。稽古にこうした制約があることをご理解いただける場合に限り、入会のご相談を承っておりますので、どうぞご理解ください。

稽古場見学・体験稽古のこと

お稽古場の赤鳥庵が工事中のため、ここ二週間ほどお稽古がなく私も寂しい思いをしています。その一方で、お稽古の見学や体験稽古のお問い合わせが増えてきました。
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私どもの流水会では、入会にあたって必ず「見学」または「体験稽古」をしていただくようお願いしております。

茶道の稽古を続けていく上で大切なことの一つが、先生や茶道教室との「相性」です。ここは自分に合いそうだな、ここでならお稽古を続けていけそうだな、と感じられるかどうかというのはとても大切なことです。

普通に何か習い事をしている時、たとえば英会話教室に通ったりスポーツクラブで何かレッスンを受けたりしている場合、ご自身の都合で他のクラスに移ったり、他の教室と掛け持ちしたりということはそう珍しいことではないと思いますが、茶道のお稽古ではそうしたことが簡単にはできませんし、そういうことはしないのがマナーだとされています。

理由は茶道の「稽古」というのが他の習いごとの「レッスン」とは少し性質の異なるものだから、とお考えください。

茶道の先生はお茶の点前の手順やお茶やお菓子をいただく時のやり方といったハウツーを伝えるだけではありません。茶道の世界観のような無形のものに触れていただく、感じていただく手引きをするという役割をお家元から与えられています。

そして有形・無形の形で受け継がれている茶道の教えを「どのようにして生徒さんに伝えるか」は指導する先生のお考え、先生ご自身が師匠から受け継いできたやり方などによってかなり大きな違いがあります。いったんこの先生の元で習おうと決めたら、その先生の方針にしたがって稽古を続けていくことになります。
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といっても、これからお茶のお稽古をはじめようという方、また稽古をはじめてからまだ日の浅い方にはこの「先生による違い」というのがどういうことなのかを想像するのは難しいことでしょう。

そこで大切にしてほしいのは皆様の「直感」です。最初にメールや電話で先生と接したときの印象、実際に稽古場に行ってみて感じる雰囲気、他の生徒さんたちの様子、そういったところにそのお茶の先生のお人柄や伝えようとするお茶の世界観が滲み出ているものなのです。

これから新たにお茶のお稽古を始めてみたいとお考えの方には、流水会だけでなく二、三箇所のお稽古場を見学することをお勧めしております。そうすることで「稽古場の雰囲気」「先生との相性」というのがどういうことなのかを多少なりとも実感していただくことができると思います。

そしてもう一つ大事なことなのですが、いったんお茶の稽古を始めたら、他の教室や他の先生のところに見学には行くのはどうかご遠慮ください。二箇所で習った方が早く上達する、効率よく習えるということはありません。ただ混乱するだけです。

「でも、今習っている教室でのコースがまもなく終わってしまうので次の稽古場を探したいのに」という方は、まず現在の稽古に集中してください。そのコースが終了する頃には先生から次のステップについて何らかのご案内があるはずです。それを待ちましょう。 

仕事の都合やご家族の事情で今までの稽古が続けられなくなりそうだから、別の稽古場を探したいという場合はまずご自身の先生に相談してみましょう。稽古日が変更できるかもしれないし、別の場所でお稽古してくださるかもしれません。

流水会では随時稽古場の見学・体験稽古を受け付けておりますが、上記のような理由から「現在、他の先生からお茶を習っている」ということが判明した際は、お申し込みをお断りしております。この点についてはどうかご了承いただきますようお願い申し上げます。
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