流水会目白だより

裏千家茶道 流水会のお稽古の様子などをご紹介しています。

水屋の準備

今後の稽古予定、
10月9日(水)、10月16日(水)
11月6日(水)、11月13日(水)
12月11日(水)、12月25日(水)
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棗にお茶を入れる

 先日のお稽古では皆様にご自分で使う棗にお茶を入れていただきました。棗にお茶を入れることを「お茶を掃く」と言ったりします。

 お茶は棗の中で中央が高くなるよう山の形に入れる、ということは皆さんご存知なのですが、意外にこれが難しい。茶掃箱の中には茶漏斗と呼ばれる道具が入っていて、これを使うとたしかに山にはなるのですが、何だか中央ばかりが尖ったパラマウント映画のオープニングのようになってしまいます。

 茶入にお茶を入れるときは茶漏斗があると便利ですが、中棗にお茶をきれいな山形に入れたい場合は漏斗は必要ではありません。使うのは茶杓だけです。
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 普通の茶杓を使うこと、一番最初から山形になるようにお茶を入れていく、というのがポイントです。棗をお持ちの方はぜひご自宅で練習してみてくださいね。

炭を洗う

今月はお茶室の予約の関係で最初のお稽古日が24日。しばらく間があいていますので、その間にお稽古用の炭を洗いました。

お稽古で借りている目白の赤鳥庵は「火気厳禁」。お茶室なのに火気厳禁というのも変な話ですが、炭は一切使用できず、お湯を沸かずのはIHコンロ。茶室の炉は電熱で、香炉で御香を焚くのも禁止ということになっています。

そこで、流水会では年に一回程度は炭の使える茶室を借りて「特別稽古」をしています。2月にそんな特別稽古の予定がありますので、その時使う炭を買いました。
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上の写真が今回購入したもの。組炭というタイプで、1箱に3回分の炭手前で使う炭が入っています。茶道で使う炭はくぬぎの木を材料としたもので、断面がほぼ真円、菊の花のようにほぼ均一に割れ目が入っていることから菊炭とよばれたりもします。 見た目にもなかなか美しいものです。

茶道で使う炭は、使う前には必ず一度洗っておきます。私も初めて聞いたときは驚きました。「えっ!洗うんですか?」と。薪は水洗いしたりしませんし、練炭だって洗ったりはしないでしょう。なぜ茶道の炭は洗って使うのでしょう?

理由についてはいろいろと言われていますが、「昔は蔵や物置に炭を保管していたため、炭にはよくネズミのフンがついていて、そのまま燃やすと匂いがするためだ」という話を私も師匠から聞いたことがあります。

この説に従うと、ネズミの出なくなった今日では洗う必要はないということになります。実際、洗わずに使っても使えるのですが、炭のかけらが混じっていると突然ハゼたりして、畳や着物を焦がしてしまうことがありますので、稽古とはいえやはり炭は洗っておいた方が安心。
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水をはったバケツに炭をつけて、粉やかけらを落とし、一本一本カゴの上に並べて、これを屋外で干します。どのくらい干せばよいかについても諸説ありますが、このところお正月より快晴の日が少なく雲も多いので、天気と相談しながら干そうかなぁと考えているところです。
 
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