4月一回目のお稽古は好天に恵まれました。澄んだ青空です。

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 この日は午前中に真之行のお稽古を致しました。赤鳥庵では真台子、唐銅皆具、大名物写の唐物茶入、天目茶碗などが借りられますので、あと幾つか必要な物を持ち込めば真の点前のお稽古ができます。これだけ道具が揃っているのはとてもありがたいことです。

 流水会では奥伝の稽古は通常の稽古日にはやらないのですが、今月で炉の季節が終わりますし、たまたま午前中に来られる方の人数が少なかったこともあってこの日になりました。

 奥伝の点前は許状をお持ちの方以外にはお見せすることが出来ませんので、流水会の様に初心者から上級者まで様々な方がお稽古に来る状況では、そう頻繁にはお稽古ができないという事情もあります。この日は様々なタイミングが合致してお稽古が可能になったのでした。

 真之行は滅多にお稽古しない点前、しかも「風炉ではお稽古をしているけれど炉では初めて」という方もあり、お一人の点前に約一時間ほどかかりました。慣れればそこまで時間のかかる点前ではないのですが、お稽古された皆様もヘトヘトになられたようでした。

 この点前には教本がありません。ですから稽古で覚えたことは記憶が新しいうちにメモを書く必要があります。「忘れないよう、今日は他のお点前は見ません」と言って急いでお帰りになられた方もありました。(メモは稽古中ではなく家に帰ってから書くことをお約束にしています)

 この日はもう一つ入子点のお稽古も致しました。入子点は薄茶の点前で、曲げの建水に茶碗を入れ子にして水屋から持ち出します。棗、蓋置、柄杓はあらかじめ小棚に飾っておき、点前が終わった後は茶碗含め建水以外全て棚に飾り残すというお点前です。(お道具の拝見はありません)

 茶道のお点前は意外と立ったり座ったりを繰り返すのですが、入子点は立ち座りの回数が最小限に抑えられているので、高齢者や子供さんなど道具を運ぶのが心許ない方に向いた点前とされています。こちらもそう頻繁にはお稽古しませんが、短い時間でできますので、知っておくと良いお点前と言えると思います。

 4月は炉の最後の月ですので、他にも唐物や盆点をお稽古された方、貴人点や貴人清次をお稽古された方もありました。体験希望の学生さんが来られたり、受験でお休みされていた方が入学式帰りに立ち寄ってお稽古されたりと、たくさんの出来事があった一日でした。

 茶室の外では桜こそ終わりましたが、春の花たちが競うように咲いていました。まずこちらはスイセン。

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 桜によく似たハナカイドウ。中国原産の花です。

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 ツツジも咲き出しました。

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 ドウダンツツジも白い小さな花をつけています。

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 次回のお稽古は来週、炉のお稽古もあとわずかです。