1月22日は今月二度目の流水会のお稽古日でした。

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 この日のお稽古は中級以上の許状をお持ちの皆様は唐物、台天目、盆点のお稽古を中心にお稽古致しました。この三つの科目はいずれ点前は非公開で、教本もありません。お家元から点前の許状を頂いた方だけが、師匠から点前を伝授されることになっています。

 最近ではインターネットにこれらの点前の映像を公開している方もいらっしゃる様ですが、茶道の世界では「師匠から直接点前を受け継ぐ」ことに重きを置いています。見知らぬ方の映像で伝物の予習や復習をすることはお勧めできません。

 ではどうやって点前を覚えれば良いのか?私の師匠は「家に帰ってからノートに書く」ことを勧めてくださいましたので、私も皆様にはそのようにお伝えしています。稽古場でお稽古したこと、ほかの人の点前を見て気づいたことなどは専用のノートを作って書いておくのです。

 スマートフォンやPCで記録するのも良いですが、自分の手を使って文字を書く方が記憶に残りやすいような気がします。書いていくうちにその点前の特異な点や、風炉と炉の時の点前の違いなど頭の中が整理されていきます。

 そんなことをしなくても覚えられる、という方もいらっしゃると思いますが、しばらくその点前から遠ざかるといずれ忘れてしまうものです。ノートを作ることは未来の自分の助けになりますのでぜひやってみてください。

 この日の薄茶点前は絞り茶巾をいたしました。お寿司やさんの湯呑み茶碗のような背の高い茶碗(筒茶碗)を使うお点前です。

 毎年寒い時期になると一度は絞り茶巾をお稽古していただくのですが、スラスラと点前のできる方は少なく、皆様何か一つ忘れるところがありました。難しくはないけれど間違えずに最後までやり切るのは案外難しい点前です。

 口径の狭い茶碗ですので柄杓のお湯を茶碗の外にこぼしてしまう方も相次ぎました。だからこそ毎年お稽古をする必要があるのですね。寒さの厳しい間じっくり絞り茶巾をお稽古したいと思っております。

 さて、最後は恒例の庭園の様子です。ようやく蝋梅が咲きはじめました。こちらの蝋梅はソシンロウバイと呼ばれる園芸品種だそうです。

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 椿の蕾も膨らんできました。

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 この日も池にはカルガモの姿が見られました。暖かくなる頃には雛の姿も見られると良いですね。

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 最近はこんな冊子も配布されているようです。小さな庭園ですが最近は外国からの観光客も訪れているようです。

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 次回のお稽古は2月5日です。