先週末に流水会の皆さんとご一緒にお茶会に参加する機会がありました。
裏千家茶道で「お茶会」 と言ったら通常は大寄せ茶会のことを指します。大寄せ茶会は大勢のお客様を招いて行うお茶会で、お客様の数は少ない時で数十人、中には数百名の方が参加される規模の大きな大寄せ茶会もあります。
今回参加したお茶会は濃茶席と立礼席(椅子に腰掛けて行う薄茶席)の二席が設けられていました。この日、私は立礼席の入口で草履の整理をする係としてお手伝いをすることになっておりましたので、流水会の皆さまは夫が引率してくれました。
大寄せ茶会は一人でも参加できますが、やはりお友達同士、あるいは一緒にお茶を習っている人たちのグループで参加される方が多いです。
お茶会で客がすることは、茶席に入ってお点前を拝見しながらお菓子をいただいてお茶を飲む、ただそれだけなので茶道を習っている人にとってはさほど難しくはありません。
お茶会のご亭主はこの日のために様々なお道具を用意して下さいます。それらを見て説明を伺うことは良い勉強になります。また抹茶やお菓子も選りすぐったものをご用意くださるのでこれらを味わうこともお茶会の大きな楽しみです。
この日はちょっと珍しいお道具が見られました。それは立礼席の待合の床の間に掛けられていた箒によく似た形のもので、私は何人かの方から「あれは何でしょうか」と尋ねられました。
皆さんが疑問に思われた謎の道具は「払子」(ほっす)という名前の仏具です。私もよく知らなかったので調べてみましたら、禅宗のお坊さまが説法をする際にこれを持つのだそうです。
この日の立礼席は昨年亡くなられたある先生を偲ぶお席でした。そして茶道は禅宗と関わりが深い。そんなわけで床の間に払子が掛けられることになったようでした。
お茶会に行った後はどんなお道具が出ていたのか、花は何を飾ってあったかなど、メモを書くようにおっしゃる方もありますが、慣れないうちは難しいと思います。それよりも何かひとつ印象に残ったことを日記などに書いておくと良いでしょう。
今回のお茶会ではそれが払子だった、という方は多かったのではないでしょうか。
流水会の皆さま方がお帰りになる前に声をかけてくださったので、一緒に記念写真を撮りました。こういう写真を後になってから見返してみると、あの日のお茶会はああだった、こうだったと思い出すきっかけになります。(みなさんのお顔は隠しました)
皆さまが手に持っている白い紙袋にはお弁当が入っています。コロナ禍以前はお茶会ではお弁当を食べる席が用意されているのが当たり前でしたが、今は持ち帰りが主流です。
お茶会が終わった後、家に帰ってから「お濃茶席のお茶の香りが独特で美味しかったのでもう少し飲みたかった」と夫に話したところ、「自分でもあのお茶で濃茶を練ってみたいので、購入しよう」ということになりました。
せっかく買うならということで流水会の皆さまにもお声をかけて、まとめて共同購入することにしました。一缶だけを買うとなるとなんとなく送料がもったいない気がしますが、数がまとまればその分ひとりの負担も減ります。
茶道を習う上で一番嬉しいことは、共に同じ茶席に入り、同じお茶とお菓子をいただいてその感想を述べ合える茶友ができることではないでしょうか。流水会でお茶を学ぶ皆様はもっとも身近な茶友、今後も様々な形でお茶の楽しみを分かち合えればと思います。
今回ご一緒できなかった皆様とも、また別のお茶会にご一緒できたら良いなと思い、今回はブログに書き残すことにしました。まだお茶会に出かけたことのない方も、次の機会にはぜひご一緒致しましょう。
裏千家茶道で「お茶会」 と言ったら通常は大寄せ茶会のことを指します。大寄せ茶会は大勢のお客様を招いて行うお茶会で、お客様の数は少ない時で数十人、中には数百名の方が参加される規模の大きな大寄せ茶会もあります。
今回参加したお茶会は濃茶席と立礼席(椅子に腰掛けて行う薄茶席)の二席が設けられていました。この日、私は立礼席の入口で草履の整理をする係としてお手伝いをすることになっておりましたので、流水会の皆さまは夫が引率してくれました。
大寄せ茶会は一人でも参加できますが、やはりお友達同士、あるいは一緒にお茶を習っている人たちのグループで参加される方が多いです。
お茶会で客がすることは、茶席に入ってお点前を拝見しながらお菓子をいただいてお茶を飲む、ただそれだけなので茶道を習っている人にとってはさほど難しくはありません。
お茶会のご亭主はこの日のために様々なお道具を用意して下さいます。それらを見て説明を伺うことは良い勉強になります。また抹茶やお菓子も選りすぐったものをご用意くださるのでこれらを味わうこともお茶会の大きな楽しみです。
この日はちょっと珍しいお道具が見られました。それは立礼席の待合の床の間に掛けられていた箒によく似た形のもので、私は何人かの方から「あれは何でしょうか」と尋ねられました。
皆さんが疑問に思われた謎の道具は「払子」(ほっす)という名前の仏具です。私もよく知らなかったので調べてみましたら、禅宗のお坊さまが説法をする際にこれを持つのだそうです。
この日の立礼席は昨年亡くなられたある先生を偲ぶお席でした。そして茶道は禅宗と関わりが深い。そんなわけで床の間に払子が掛けられることになったようでした。
お茶会に行った後はどんなお道具が出ていたのか、花は何を飾ってあったかなど、メモを書くようにおっしゃる方もありますが、慣れないうちは難しいと思います。それよりも何かひとつ印象に残ったことを日記などに書いておくと良いでしょう。
今回のお茶会ではそれが払子だった、という方は多かったのではないでしょうか。
流水会の皆さま方がお帰りになる前に声をかけてくださったので、一緒に記念写真を撮りました。こういう写真を後になってから見返してみると、あの日のお茶会はああだった、こうだったと思い出すきっかけになります。(みなさんのお顔は隠しました)
皆さまが手に持っている白い紙袋にはお弁当が入っています。コロナ禍以前はお茶会ではお弁当を食べる席が用意されているのが当たり前でしたが、今は持ち帰りが主流です。
お茶会が終わった後、家に帰ってから「お濃茶席のお茶の香りが独特で美味しかったのでもう少し飲みたかった」と夫に話したところ、「自分でもあのお茶で濃茶を練ってみたいので、購入しよう」ということになりました。
せっかく買うならということで流水会の皆さまにもお声をかけて、まとめて共同購入することにしました。一缶だけを買うとなるとなんとなく送料がもったいない気がしますが、数がまとまればその分ひとりの負担も減ります。
茶道を習う上で一番嬉しいことは、共に同じ茶席に入り、同じお茶とお菓子をいただいてその感想を述べ合える茶友ができることではないでしょうか。流水会でお茶を学ぶ皆様はもっとも身近な茶友、今後も様々な形でお茶の楽しみを分かち合えればと思います。
今回ご一緒できなかった皆様とも、また別のお茶会にご一緒できたら良いなと思い、今回はブログに書き残すことにしました。まだお茶会に出かけたことのない方も、次の機会にはぜひご一緒致しましょう。