連日晴れて最高気温35度の日が続いています。梅雨の中休みにしては長いと思っていたのですがこの日はようやく少し曇って暑さもほんの少し和らいできました。
7月になりましたのでお稽古は夏のお点前、名水点と洗い茶巾を致しました。
名水点は茶の湯に適しているという名高い名水を使う、そんな時に行われる濃茶点前で、釣瓶水指にしめ縄を付けたものを使います。

客からお水を請われると濃茶の前にお水だけを茶碗に入れて客に出します。その後は普通に濃茶の平点前をいたします。点前としてはさほど難しくはありません。この点前で肝心なのは、点前を始めるまでの準備です。
早朝まだ暗いうちに水を汲んでくる、水指に縄を張って奉書で作った紙垂をつける。ここまでできればもう9割がた出来たも同然です。私も師匠からは懐紙を切って紙垂を作るやり方を教わりました。お茶のお稽古というのは薄茶を点てたり、濃茶を練ったりするだけではなく、実に多様な事柄を学べるのが面白いところです。
薄茶は洗い茶巾をしました。水を張った平茶碗に茶巾を流すように入れて持ち出し、これを客の前で絞って畳むこの点前の手続きは裏千家十三代の圓能斎が定めたと言われていますが、利休時代の茶会記にも「洗茶巾」という記述があるそうですので、古くから行われているのでしょう。
見た目には大変涼しげなお点前ですが、お稽古するのは毎年今頃だけなので、お茶を点てるのに苦労する方もいらっしゃいました。平茶碗の扱い、洗い茶巾の点前は引き続き来週もお稽古したいと思います。
さて、この日のお稽古中に起きたハプニングですが、何と小鳥が窓ガラスに激突しました。ガラス窓の揺れる音がして、また地震?と振り返ると羽をバタバタする鳥の姿が一瞬だけ見えました。
鳥も暑さのせいでちょっとぼーっとしていたのでしょうね。
人間も気温が高すぎると頭がぼーっとしてしまいますが、幸いにもお茶室の中は冷房がよく効いていますので、釜の前で点前をする時以外は涼しく過ごせます。ありがたいことです。
さて、この日のお庭の様子も少しだけご紹介します。
河原撫子が沢山咲いています。ここは滝の少し手前、茶室とは池を挟んで反対側です。

萩の花もちらほら見えるようになりました。

前回ご紹介したマンリョウの花も随分開いてきたようです。

7月になりましたのでお稽古は夏のお点前、名水点と洗い茶巾を致しました。
名水点は茶の湯に適しているという名高い名水を使う、そんな時に行われる濃茶点前で、釣瓶水指にしめ縄を付けたものを使います。

客からお水を請われると濃茶の前にお水だけを茶碗に入れて客に出します。その後は普通に濃茶の平点前をいたします。点前としてはさほど難しくはありません。この点前で肝心なのは、点前を始めるまでの準備です。
早朝まだ暗いうちに水を汲んでくる、水指に縄を張って奉書で作った紙垂をつける。ここまでできればもう9割がた出来たも同然です。私も師匠からは懐紙を切って紙垂を作るやり方を教わりました。お茶のお稽古というのは薄茶を点てたり、濃茶を練ったりするだけではなく、実に多様な事柄を学べるのが面白いところです。
薄茶は洗い茶巾をしました。水を張った平茶碗に茶巾を流すように入れて持ち出し、これを客の前で絞って畳むこの点前の手続きは裏千家十三代の圓能斎が定めたと言われていますが、利休時代の茶会記にも「洗茶巾」という記述があるそうですので、古くから行われているのでしょう。
見た目には大変涼しげなお点前ですが、お稽古するのは毎年今頃だけなので、お茶を点てるのに苦労する方もいらっしゃいました。平茶碗の扱い、洗い茶巾の点前は引き続き来週もお稽古したいと思います。
さて、この日のお稽古中に起きたハプニングですが、何と小鳥が窓ガラスに激突しました。ガラス窓の揺れる音がして、また地震?と振り返ると羽をバタバタする鳥の姿が一瞬だけ見えました。
鳥も暑さのせいでちょっとぼーっとしていたのでしょうね。
人間も気温が高すぎると頭がぼーっとしてしまいますが、幸いにもお茶室の中は冷房がよく効いていますので、釜の前で点前をする時以外は涼しく過ごせます。ありがたいことです。
さて、この日のお庭の様子も少しだけご紹介します。
河原撫子が沢山咲いています。ここは滝の少し手前、茶室とは池を挟んで反対側です。

萩の花もちらほら見えるようになりました。

前回ご紹介したマンリョウの花も随分開いてきたようです。

次回のお稽古は来週17日です。