お茶の稽古では茶道具を清めたり、熱い釜の蓋の開け閉めしたりするときに「帛紗(ふくさ)」と呼ばれる布を使います。稽古で使う帛紗は、抹茶がついたままにしておくとだんだんその部分が黒ずんできます。汚れてしまったらどうしたら良いのでしょうか。
帛紗は絹でできています。洗剤などで洗うとせっかくのふんわりとした絹の手触りが変わってしまったり、布地が縮んでしまったりするので、昔から「帛紗は洗わないもの」とされています。では、汚れてしまったらどうすれば良いでしょう?
まず、抹茶が付着したらできるだけ早めに帛紗同士をこすりあわせて抹茶を落とすことが大切です。それでもしばらく使っているとだんだん汚れが目に付くようになってきます。そうなったら新しいものと取り替えるわけですが、そうお安いものではないし、他の部分が綺麗なのにもったいないと思う方もいらっしゃるでしょう。
私も汚れた部分を見ながら「ああ、もっと普段から抹茶を丁寧に落としておけばよかった」と感じることがよくあります。
布同士をこすり合わせればついた抹茶が取れるのですから、何かもっと抹茶を落としやすい布地はないのでしょうか?実はあるのです。それはマイクロファイバーです。マイクロファイバーは化学繊維ですが非常に繊維が細く、これでこすると絹の布地の目に詰まった汚れも取ることができます。
わたしたちに一番身近なマイクロファイバー、それは「めがね拭き用の布」です。お持ちの方は、まずはためしにメガネ拭きで帛紗の汚れをこすってみてください。めがね拭きをお持ちでない方は、100円ショップなどで購入することができると思います。帛紗同士をこするよりずっときれいになりますよ。
帛紗のもう一つの敵はシワです。稽古が終わった後慌てて畳んだら、へんなところにシワがついてしまった。畳み方を間違えて不要な筋がついてしまった。そんなときはどうしたら良いのでしょう?
アイロンをかける、というのは一つの手段ですがあまりギュウギュウ押してしまうと帛紗がつぶれてしまいます。私のお勧めは衣類用のスチーマーを使うことです。ハンガーにかけたまま蒸気でシワを伸ばす、「ハンディスチーマー」「ハンディアイロン」などと呼ばれるアレを使ってシワをとります。
茶道具を清める帛紗は、日頃から手入れをしてなるべくきれいに保ちたいものですね。
帛紗は絹でできています。洗剤などで洗うとせっかくのふんわりとした絹の手触りが変わってしまったり、布地が縮んでしまったりするので、昔から「帛紗は洗わないもの」とされています。では、汚れてしまったらどうすれば良いでしょう?
まず、抹茶が付着したらできるだけ早めに帛紗同士をこすりあわせて抹茶を落とすことが大切です。それでもしばらく使っているとだんだん汚れが目に付くようになってきます。そうなったら新しいものと取り替えるわけですが、そうお安いものではないし、他の部分が綺麗なのにもったいないと思う方もいらっしゃるでしょう。
私も汚れた部分を見ながら「ああ、もっと普段から抹茶を丁寧に落としておけばよかった」と感じることがよくあります。
布同士をこすり合わせればついた抹茶が取れるのですから、何かもっと抹茶を落としやすい布地はないのでしょうか?実はあるのです。それはマイクロファイバーです。マイクロファイバーは化学繊維ですが非常に繊維が細く、これでこすると絹の布地の目に詰まった汚れも取ることができます。
わたしたちに一番身近なマイクロファイバー、それは「めがね拭き用の布」です。お持ちの方は、まずはためしにメガネ拭きで帛紗の汚れをこすってみてください。めがね拭きをお持ちでない方は、100円ショップなどで購入することができると思います。帛紗同士をこするよりずっときれいになりますよ。
帛紗のもう一つの敵はシワです。稽古が終わった後慌てて畳んだら、へんなところにシワがついてしまった。畳み方を間違えて不要な筋がついてしまった。そんなときはどうしたら良いのでしょう?
アイロンをかける、というのは一つの手段ですがあまりギュウギュウ押してしまうと帛紗がつぶれてしまいます。私のお勧めは衣類用のスチーマーを使うことです。ハンガーにかけたまま蒸気でシワを伸ばす、「ハンディスチーマー」「ハンディアイロン」などと呼ばれるアレを使ってシワをとります。
茶道具を清める帛紗は、日頃から手入れをしてなるべくきれいに保ちたいものですね。