2月 第1回目のお稽古は、茶室の利用時間の関係で夜のみ。風邪でお休みの方もありましたので、少ない人数でじっくりとお稽古ができました。寒い時期のお点前といえば、まずは絞り茶巾です。筒茶碗は拭き方に特徴があるので、年に一度はこのお稽古をしておきたいものですね。

 そして、もう一つは流し点。 炉の流し点は別名を「お見合い点前」とも呼ばれています。亭主が炉の真正面で点前をするので、お客様と向かいあわせに座ることからこう呼ばれるようになったそうです。お客様には親しい方一人か二人をお招きし、語り合いながらお点前をします。お点前の手順自体は薄茶の平点前なのですが、炉の正面を向いているため、点前道具の置き場所が普通の平点前と大きく違います。お茶碗を出す場所、拝見ものを出す場所も常とは異なります。

IMG_0252

 
 そして、もう一つ寒い時期の点前といえば大炉。私たちのお稽古場所には大炉はありませんが、茶道口を変えて逆勝手のお稽古もしました。
BlogPaint

 逆勝手は点前畳の左側に炉がありますので、普段と同じ具合にはいきません。帛紗をつける場所もいつもと逆なら、畳を歩く足もいつもとは逆。良い頭の体操になりますね。

 あいにく夜は暗くてよく見えませんでしたが、お庭では梅の花が開き始めました。ちょうど門を入ったところに大きな白梅の樹があって、次々と花をほころばせています。一足早く咲いた紅梅は今が見頃。次回のお稽古の時にはどんな様子に成っているでしょうか。
 
IMG_0223
IMG_0214