流水会目白だより

裏千家茶道 流水会のお稽古の様子などをご紹介しています。

2026年04月

今後の稽古予定、
7月15日(水)
8月5日(水)、8月19日(水)、8月26日(水)
9月9日(水)、9月16日(水)、9月30日(水)
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4月22日のお稽古ー平花月之式、薄茶・濃茶平点前

 4月三回目のお稽古は午後1時開始でした。お着物でお稽古にいらした皆様の後ろ姿を撮ってみました。

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 流水会では通常のお稽古は月二回午前中から夜まで、一回は特別稽古として午後の時間帯を中心に上級稽古や七事式をしています。この日のお稽古は午後一時から夜まで、いつもなら「特別稽古」になりますが、四月で炉の稽古が終わりますので炉の総復習として基本のお点前を中心にお稽古し、扱いも通常稽古の一環とすることにしました。

 午後の開始時間に五名の方が来られたので、まずは平花月からです。花月は五名で行う集団稽古で、席入をした後、札を引いて「花」が当たった方が薄茶を点て、「月」が当たった方がこれを服します。薄茶四服分を繰り返して行い、最後に席から退出するところまでの一連の流れがあります。

 流水会では時々この花月のお稽古をしていますが、しばらく濃茶の稽古が続いていたせいなのか、お点前に当たった時に他の四名の方から注目される緊張感のせいなのか、薄茶平点前の手順を間違える方が続出したのには驚きました。

 この日はメンバーを入れ替えつつ平花月を三回行いました。初めて花月に参加された方、花月自体何年かぶりにお稽古したという方もあり、それぞれに大変な部分もあったかと思いますが、集団稽古ならではの面白さを感じてくださった方が多かった様です。

 夕方からは基本のお点前の復習として薄茶、濃茶の平点前と初心者の皆様の割稽古、盆略点前が続きました。このところ中級や上級の科目をお稽古する機会が多かったのですが、炉の最後のお稽古で基本に立ち返ることができて良かったのではないかと感じました。

 最後は恒例のお庭の紹介です。赤鳥庵前では石楠花(シャクナゲ)が咲き始めました。芍薬(シャクヤク)と名前が似ていて間違いやすいのですが、そんな時は漢字を思い浮かべてみましょう。

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 赤鳥庵の前の花壇ではエビネランが咲いています。蘭の仲間ですが地味なのでうっかりすると見過ごしてしまいそうです。

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 庭園では白い車輪梅(シャリンバイ)も咲き出しました。大気汚染に強いので公園や街路樹としてもよく見かける植物ですが、シャリンバイの樹皮からとられた染料は奄美大島の大島紬に使われるそうです。


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 次回のお稽古日は5月6日。連休の最終日に当たりますが、お時間の取れる方はぜひご参加ください。

4月15日のお稽古ー和巾点など

 4月二回目のお稽古日です。稽古場のある目白庭園も鮮やかな新緑が目に眩しい季節になりました。

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 実はこの日、朝からちょっと残念なことと嬉しいことがありました。お茶室に来るまでの電車の中で花を入れたバッグを落としてしまったのです。満員電車の中でバッグを持ち替えた時に落としたのだろうと思うのですが、改札を出て初めてそのことに気づきました。

 茶室の床の間にはお花が付き物、これがないのはあまりにも寂しいので「どなたかお花を持ってきてくれませんか」とグループLINEで呼びかけたところ、お二人の方が花を持ってきてくださいました。お庭の花を切ってきたくださったり、近くのお花屋さんを巡ってくださったり、本当にありがたいことでした。

 そんな中でスタートしたお稽古はいつもの様にそれぞれの皆様の進捗に応じたお点前を致しましたが、上の許状までお持ちの皆様とはひさしぶりに和巾点を致しました。

 和巾点は中級五科目のうちの一つで、名物裂や拝領裂で作られた古帛紗の上にお仕覆に入れた中次をのせて扱う点前です。中級五科目はいずれも伝もので、その後に習う台子を使った上級点前の基礎になる物なのですが、私たちが現在習うことのできる上級以上の点前に「中次を使う濃茶の点前」はありません。

 そういう意味ではやや特殊な点前になりますが、点前自体の流れは他の中級科目を学んだ方には難しくはありません。和巾と中次の扱い方をしっかりとお稽古していただきました。

 この日は他にも唐物、台天目、貴人点、貴人清次など前回に引き続き皆様の進捗に応じた科目をお稽古しました。

 皆様がお稽古を終えて帰られる時に、私はこの日二つ目のミスをしたことに気づきました。それは会費の袋に押す判子を忘れたことでした。なぜ、いつも入れている場所に入っていないのか、何だか狐につままれた思いでした。

 (ちなみに翌日無事に判子は見つかりました。見つかった場所は何とペンケースの中、つまりお稽古の時も実は判子はカバンの中に入っていたのでした)

 先週誕生日を迎えて一歳年を重ねたのですが、今日の様にミスが続くと自分でも心配になります。私自身の師匠がそうであった様にお稽古の全てを私自身が賄おうとするのではなく、少しずつ皆様に助けていただきながら続けていく段階に入ったのかもしれません。

 さて、最後は恒例のお庭のご紹介です。

 庭園の入り口と赤鳥庵の玄関前には満開の牡丹の鉢植えが置かれていました。

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 赤鳥庵の前の植え込みではシャガ、エビネラン、小さなスミレの花も咲いていました。

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 木々の緑が鮮やかです。お稽古中は窓を開けていたのですがオナガの鳴く声がよく聞こえてきました。カルガモも姿こそ見ませんでしたが声がしていました。今年は久しぶりにヒナが見られるとよいのですが。

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4月8日のお稽古ー真之行、入子点など

 4月一回目のお稽古は好天に恵まれました。澄んだ青空です。

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 この日は午前中に真之行のお稽古を致しました。赤鳥庵では真台子、唐銅皆具、大名物写の唐物茶入、天目茶碗などが借りられますので、あと幾つか必要な物を持ち込めば真の点前のお稽古ができます。これだけ道具が揃っているのはとてもありがたいことです。

 流水会では奥伝の稽古は通常の稽古日にはやらないのですが、今月で炉の季節が終わりますし、たまたま午前中に来られる方の人数が少なかったこともあってこの日になりました。

 奥伝の点前は許状をお持ちの方以外にはお見せすることが出来ませんので、流水会の様に初心者から上級者まで様々な方がお稽古に来る状況では、そう頻繁にはお稽古ができないという事情もあります。この日は様々なタイミングが合致してお稽古が可能になったのでした。

 真之行は滅多にお稽古しない点前、しかも「風炉ではお稽古をしているけれど炉では初めて」という方もあり、お一人の点前に約一時間ほどかかりました。慣れればそこまで時間のかかる点前ではないのですが、お稽古された皆様もヘトヘトになられたようでした。

 この点前には教本がありません。ですから稽古で覚えたことは記憶が新しいうちにメモを書く必要があります。「忘れないよう、今日は他のお点前は見ません」と言って急いでお帰りになられた方もありました。(メモは稽古中ではなく家に帰ってから書くことをお約束にしています)

 この日はもう一つ入子点のお稽古も致しました。入子点は薄茶の点前で、曲げの建水に茶碗を入れ子にして水屋から持ち出します。棗、蓋置、柄杓はあらかじめ小棚に飾っておき、点前が終わった後は茶碗含め建水以外全て棚に飾り残すというお点前です。(お道具の拝見はありません)

 茶道のお点前は意外と立ったり座ったりを繰り返すのですが、入子点は立ち座りの回数が最小限に抑えられているので、高齢者や子供さんなど道具を運ぶのが心許ない方に向いた点前とされています。こちらもそう頻繁にはお稽古しませんが、短い時間でできますので、知っておくと良いお点前と言えると思います。

 4月は炉の最後の月ですので、他にも唐物や盆点をお稽古された方、貴人点や貴人清次をお稽古された方もありました。体験希望の学生さんが来られたり、受験でお休みされていた方が入学式帰りに立ち寄ってお稽古されたりと、たくさんの出来事があった一日でした。

 茶室の外では桜こそ終わりましたが、春の花たちが競うように咲いていました。まずこちらはスイセン。

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 桜によく似たハナカイドウ。中国原産の花です。

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 ツツジも咲き出しました。

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 ドウダンツツジも白い小さな花をつけています。

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 次回のお稽古は来週、炉のお稽古もあとわずかです。
ギャラリー
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