雪の降る中でお稽古した前回から10日、目白庭園は梅の花盛り。正門を入ってすぐの白梅が満開で出迎えてくれました。

流水会のお稽古では可能な限り二つの茶室を同時に使って二箇所に点前座を設けてお稽古をしていますが、抽選の結果でお部屋が確保できない日もあります。この日は第一和室が取れなかったので、お稽古は第二和室(八畳)のみで行いました。
とは言ってもお稽古に来られる皆様の人数はいつもと変わらないので、この日は置炉を用意して、八畳に二箇所の点前座を作りました。置炉といってもごく簡単なもので、電熱器の上に高さの低い置炉用の釜をの載せ、周囲を黒いボール紙で作った平たい炉縁で囲んだだけのものです。
置炉を使う利点の一つは、好きな位置に据えられること。それならば、と向切(むこうぎり)でお稽古をしてみることにしました。通常の炉はお点前をする畳(点前畳)の右隣にありますが、茶室によっては点前畳の内側に炉が切られていることがあります。勝手付側に炉があれば隅炉、客付側にあれば向切と呼ばれます。
隅炉の茶室としては千利休の作と伝えられる待庵(たいあん)がよく知られています。向切の茶室としては裏千家の今日庵、織田有楽斎の如庵などが有名です。裏千家を代表する茶室が向切であるならば、一度くらいはお稽古してみたい、というのが今回向切で点前をすることにした大きな理由です。
お客様にはお点前する方のすぐ隣の畳に座っていただき、二畳向切本勝手の小間の茶室を想定して、濃茶、薄茶の平点前をしていただきました。
炉の場所が変わりますので、点前中に茶道具を置く位置も変わります。初めての方にはちょっとびっくりするような配置になりますので、皆様もとても新鮮に感じられたようでした。
皆様からのご質問で多かったのは「お棚は使わないのですか?」でした。
更好棚や丸卓のような小棚は、小間の茶室では使いません。代わりに仕付け棚といって茶室の設備として点前畳の角に始めから棚が付いていることがあります。また、実際の小間の茶室では炉の角に柱があったり、袖壁がついていることもあるというお話をしました。
ここだけの話、実は向切の茶室は逆勝手で作られていることも多く、茶室の造作(中板や半板の有無)によって様々なやり方があります。興味のある方は教本「向切」(裏千家点前教則 17)をご覧になってみてください。
他方、通常の炉(四畳半切)の方では流し点をしました。流し点は古くから伝わる点前で、親しい少人数のお客様と語らいながら薄茶を点てます。
炉の正面にお客様と相対して座りますので、こちらも茶道具を置く位置が通常の炉点前とは異なります。亭主の自服もありますので、そのお稽古も致しました。
流水会のお稽古は点前稽古一回、客一回ですので通常一服しかお茶がいただけないのですが、流し点のお稽古をされた方は二服、ラッキーでしたね。
最後は恒例のお庭の様子です。この日はどこを見ても梅、梅、梅でした。
池の向こう側、十三塔周辺はこんな感じ。

梅の木にとまっていたキジバト、庭園では鳥たちもリラックスしているのかカメラを向けても逃げようとしません。

赤鳥庵のちょうど裏手、芝生広場では紅梅と白梅の共演が見られました。



芝生広場のカンヒザクラはまだ蕾が固そうですね


流水会のお稽古では可能な限り二つの茶室を同時に使って二箇所に点前座を設けてお稽古をしていますが、抽選の結果でお部屋が確保できない日もあります。この日は第一和室が取れなかったので、お稽古は第二和室(八畳)のみで行いました。
とは言ってもお稽古に来られる皆様の人数はいつもと変わらないので、この日は置炉を用意して、八畳に二箇所の点前座を作りました。置炉といってもごく簡単なもので、電熱器の上に高さの低い置炉用の釜をの載せ、周囲を黒いボール紙で作った平たい炉縁で囲んだだけのものです。
置炉を使う利点の一つは、好きな位置に据えられること。それならば、と向切(むこうぎり)でお稽古をしてみることにしました。通常の炉はお点前をする畳(点前畳)の右隣にありますが、茶室によっては点前畳の内側に炉が切られていることがあります。勝手付側に炉があれば隅炉、客付側にあれば向切と呼ばれます。
隅炉の茶室としては千利休の作と伝えられる待庵(たいあん)がよく知られています。向切の茶室としては裏千家の今日庵、織田有楽斎の如庵などが有名です。裏千家を代表する茶室が向切であるならば、一度くらいはお稽古してみたい、というのが今回向切で点前をすることにした大きな理由です。
お客様にはお点前する方のすぐ隣の畳に座っていただき、二畳向切本勝手の小間の茶室を想定して、濃茶、薄茶の平点前をしていただきました。
炉の場所が変わりますので、点前中に茶道具を置く位置も変わります。初めての方にはちょっとびっくりするような配置になりますので、皆様もとても新鮮に感じられたようでした。
皆様からのご質問で多かったのは「お棚は使わないのですか?」でした。
更好棚や丸卓のような小棚は、小間の茶室では使いません。代わりに仕付け棚といって茶室の設備として点前畳の角に始めから棚が付いていることがあります。また、実際の小間の茶室では炉の角に柱があったり、袖壁がついていることもあるというお話をしました。
ここだけの話、実は向切の茶室は逆勝手で作られていることも多く、茶室の造作(中板や半板の有無)によって様々なやり方があります。興味のある方は教本「向切」(裏千家点前教則 17)をご覧になってみてください。
他方、通常の炉(四畳半切)の方では流し点をしました。流し点は古くから伝わる点前で、親しい少人数のお客様と語らいながら薄茶を点てます。
炉の正面にお客様と相対して座りますので、こちらも茶道具を置く位置が通常の炉点前とは異なります。亭主の自服もありますので、そのお稽古も致しました。
流水会のお稽古は点前稽古一回、客一回ですので通常一服しかお茶がいただけないのですが、流し点のお稽古をされた方は二服、ラッキーでしたね。
最後は恒例のお庭の様子です。この日はどこを見ても梅、梅、梅でした。
池の向こう側、十三塔周辺はこんな感じ。

梅の木にとまっていたキジバト、庭園では鳥たちもリラックスしているのかカメラを向けても逃げようとしません。

赤鳥庵のちょうど裏手、芝生広場では紅梅と白梅の共演が見られました。



芝生広場のカンヒザクラはまだ蕾が固そうですね





















