流水会目白だより

裏千家茶道 流水会のお稽古の様子などをご紹介しています。

2025年12月

今後の稽古予定、
7月15日(水)
8月5日(水)、8月19日(水)、8月26日(水)
9月9日(水)、9月16日(水)、9月30日(水)
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12月24日のお稽古ー三合棗で薄茶平点前

 12月24日は今年最後の流水会のお稽古日でした。あいにく朝から雨が降ったり止んだり、寒い一日でししたが大勢の皆様がお稽古に来てくださいました。

 12月24日と言えば世間ではクリスマスイブ、子供さんのいらっしゃるご家庭ではチキンやケーキを用意して楽しく過ごされる日です。そこでこの日は事前に「クリスマスの趣向を考えるお稽古にしましょう」と皆様にお伝えしておりました。

 すると、皆様が小さなクリスマスツリーの飾り物や、クリスマスにちなんだチョコレートやクッキーなどのお菓子をお持ち寄りくださいました。

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 ええっ?茶道は和風のものなのにそんなことをしていいの?とお思いになられるかもしれませんが、利休居士のご活躍された安土桃山時代は日本にキリスト教が入ってきた時代で、利休様の弟子たちの中にはキリスト教を信仰するキリシタン大名もいました。その頃には洋風の菓子が織田信長に献上された記録もあります。

 利休居士は私たちが西欧の行事を茶道の稽古に取り入れる事を否定されない、と私は思います。

 私がこの日ご用意した茶道具の一つが三合棗です。青漆で蓋の部分だけ赤い色のはいったまさにクリスマスカラーの薄茶器、これは裏千家十四代の淡々斎のお好みです。

 蓋の上は平らで赤い部分は面取りされています。背は高くなく、形としては平棗、薬器に似ています。三合棗の名は三種類の薄器(面取り茶器、平棗、薬器)を合体させた様な形であることから来ているそうです。

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 中にはたっぷりと抹茶が入れられますので、これを使って薄茶点前をされる方には二碗、三碗といつもより多めにお茶を点てていただきました。つまり、この日は何度もお客様に入って薄茶をいただくことができる、お菓子も何度もいただける、という風にしました。

 一年に一度くらいはこういう稽古の日があっても良いのではないでしょうか。

 いつもならお庭の写真をご紹介するところですが、この日は事情があって写真は撮っていません。

 皆様,お体に気をつけて良いお年をお過ごしください。

12月17日のお稽古ー唐物、盆点など

 12月二回目のお稽古は、いつもより30分ほど遅い始まりでした。私たちの乗るはずだった電車が遅延して目白に着いたら9時半過ぎ。普段のお稽古ならとっくにお茶室で準備を始めている時刻です。

 あらかじめ「少し遅れるので先にお湯を沸かしておいてほしい」と朝一番に来られるHさんに連絡をしておいたので、私と夫が茶室に着く頃にはお湯が沸いていて大いに助かりました。

 お稽古が始まる前にはさまざまな準備が必要です。床に軸を掛け、花を入れ、釜にお湯を入れて、茶碗を出して洗い、水指に水を入れ、茶巾や茶筅を準備します。科目によっては小棚を出したり、あらかじめ棗にお茶を入れて棚にかざったりする必要も出てきます。

 この日は第二和室でのお稽古でしたので水屋が使えませんでした(こちらの茶室では「第一和室を借りた方だけが水屋を使える」というルールがあります)ので、廊下に長机を出して茶碗を置いたり、お菓子が用意できる様にします。

 こうした準備は元々は私と夫が二人だけでやっていたのですが、最近は午前中にお稽古に来てくださる方々と手分けして準備ができる様になってきました。お点前だけでなく「準備」「片付け」ができる様になる、というのはとても大切なことで、その点皆様の成長が感じられて嬉しい限りです。

 さて、この日のお稽古科目ですが前回に引き続き中級科目の唐物と盆点を中心にお稽古しました。流水会では茶室が一部屋しか借りられなかった日は二ヶ所に点前座を用意して、お二人の方が同時にお稽古できる様工夫しています。一箇所は通常の炉の点前座、もう一箇所は置炉釜を電熱機に乗せて簡易炉縁を置いて点前座を作っています。

 こうすることで、盆点のように多少時間がかかるお点前であっても、唐物のお稽古に慣れない方が帛紗捌きに戸惑われた場合もじっくりお稽古していただけるというわけです。

 午後からは初心者の方も来られて、薄茶平点前のお稽古も交えながら夜までお稽古が続きました。

 残念なことにこの日も発熱や怪我で急なお休みとなった方がありました。お休みが続いている方も3名ほどいらっしゃいます。年末に向けて色々と忙しい時期だということもあるのでしょうけれど、どうか皆様ご自身の体調管理には十分気をつけていただければと思います。

 それでは最後に恒例のお庭の様子から。いつもは朝、茶室に着いてすぐにお庭の写真を撮っていますが、冒頭お話しした様に朝は準備で忙しかったので今回は全て夕方の写真になります。

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 木々の葉が落ちて、庭園は初冬の趣きです。12月の花、黄色いツワブキが咲いていました。この花は茶花にもなります。

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 紅葉した木々に夕陽が当たって綺麗に見えました。ススキもすっかり枯れていますね。

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 キジバトを見かけました。枝にとまっているのが見えるでしょうか。

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 池にはいつものカルガモに混じってヒドリガモの雄が一羽来ていました。自宅近くの川ではよく見かけるカモなのですが、この池で見るのは初めてです。ヒドリガモは一年中見られるカルガモとは違って冬鳥です。

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12月3日のお稽古ー唐物、盆点など

 気がつけばもう12月、今年もまもなく終わりに近づいています。朝から小雨の降るお天気でした。久しぶりに訪れた赤鳥庵の前は木々の葉が落ち始めていました。

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 炉での点前にもそろそろ慣れてきましたので、この日は唐物、盆点、和巾点、濃茶平点前などお濃茶のお点前を中心にお稽古いたしました。

 炉の濃茶点前は風炉と比べると手数が多くなります。お湯が冷めない様に釜の蓋を閉めたり、お客様にお茶を出した後、いったん柄杓と蓋置を片付ける「中仕舞い」があったり、亭主と客の問答の後で「中仕舞いを解く(点前の続きをするためにもう一度蓋置と柄杓を元の位置に戻す)」という手順が加わるためです。

 唐物や和巾点ではさらに唐物茶入や和巾の扱いが加わりますし、盆点の場合は点前の手順も少し変わってきます。茶入やお盆、和巾の扱い方、清め方などを覚えること、それをきちんとできる様にすることがこれらの点前の重要な課題です。

 この日は唐物、盆点で使う曲水指と唐物茶入をそれぞれ二つずつ持ち込んで、二箇所の点前座でお稽古ができる様にしましたので、これまでより多くの方に唐物や盆点をお稽古していただくことができました。

 平点前の時とは異なる所作が多く最初は大変かもしれませんが、まずは点前をしてみること、そして少しずつ慣れていくこと、他の方の点前を見ることで、いずれ必ずできるようになりますので、頑張っていただきたいと思います。

 流水会のお稽古は個人ごとにその方に合った科目をお稽古する形ですので、他にも盆略点前、薄茶平点前などのお稽古をされた方もありました。

 ただ、私が気になっているのはこのところ体調不良でのお休みが増えていることです。このところ続けてインフルエンザなどの感染症で発熱したという連絡をいただいたりしていたのですが、この日は捻挫や骨折、健診で見つかった不調のため入院・手術という方もいらっしゃいました。

 季節が秋から冬に向かう時期、年末に向けて繁忙期ということも重なっているのでしょうか。皆様、どうかお身体を大切にしていただきたいと思います。

 この日の稽古は夜まで、ちょうど夜は恒例の庭園ライトアップが行われていて、少しだけですがいつもの夜とは少し違った庭園の様子を見ることもできました。昨年まではライトアップ期間中は赤鳥庵の夜間利用ができなかったのですが、管理会社が変わったことでこの辺りの運用方法にも見直しが入っている様ですね。

 最後は恒例のお庭の写真を何枚かご紹介します。(ライトアップの写真はありません)

 池の方から赤鳥庵を見たところ、あいにく小雨が降っていたのですが池にはカルガモの姿も見られました。

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 ようやくカンツバキも綻び始めました。カンツバキは名前こそツバキと付きますが、性質はサザンカに似ていて「ツバキとサザンカの交雑種」という説もある花です。花は八重咲または半八重咲、花びらはサザンカと同じく一枚ずつハラハラと落ちます。

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 カンツバキは枝を横に伸ばして広がる特徴があり、大気汚染にも強いことから公園の植え込みなどによく使われているそうです。

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 真っ赤に染まったドウダンツツジです。紅葉した葉は茶花としてもよく使われています。別名は満点星といいますが、これは春に咲く小さな白い花を満点の星に例えたことからだそうです。

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 写真の下の方に写っているのがライトアップ用の装飾でしょうか。木々の色は濃い赤や黄色に染まっています。

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 次のお稽古は二週間後、紅葉の見頃は終えているでしょうね。


ギャラリー
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  • 7月8日のお稽古ー洗い茶巾
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