8月後半になっても残暑が衰える気配がありません。予想最高気温38度という天気予報にうんざりしながら目白庭園に着くと、赤鳥庵の前で蝶が羽を開いたり閉じたりしていました。
フワリと飛び立ったかと思うと何故か私が持っていたビニールバッグに止まって一生懸命に口を伸ばして蜜を吸おうとしていました。バッグの中にはお稽古で使う茶花を入れていたので、その香りに惹かれたのかもしれません。

さて、この日の稽古は今月三回目の茶箱のお稽古でした。通常流水会の稽古は月に二回なのですが、茶箱の稽古は二回だけしかできないのではあまりに残念なので、三回目のお稽古をすることにしたのでした。ややイレギュラーなお稽古のため、茶室は一部屋のみの利用です。
午前中に5名の方がお見えになられたので茶箱付花月をしました。「◯◯付花月」というのは何か(濃茶や炭、お香や軸かざりなど)にプラスして平花月が付いている場合が殆どなのですが、茶箱付花月は平たく言えば「茶箱の点前で花月をする」というもので、普通卯の花点前(拝見なし)で行います。
薄茶の四服点というのは平花月と同じですが、茶箱には振出という菓子器が入っていますので、月の札を引いた方はお茶を飲む前に「振出から菓子を出して食べる」のが約束です。実際にやってみると振出の移動や総礼のタイミングなど、平花月と違う点も多く、戸惑いながらも賑やかで楽しいお稽古となりました。

茶箱付花月は十一代玄々斎の長女で十二代又玅斎の夫人であった真精院の好まれたものだそうです。女学校などで茶道教育に尽くされた方だったそうですから、明治時代の女子学生もこの茶箱付花月をよくお稽古していたのかもしれませんね。
午後からは風炉を二箇所に増やして通常の茶箱点前のお稽古をしました。卯の花、雪、月、花と皆様がさまざまな茶箱点前をなさいました。この日の稽古が終わるとまた一年間茶箱とはお別れということもあってか、真剣に取り組まれる方が多く私も身が引き締まる思いでした。
夕方には空も曇って、時折遠くで雷の鳴る音も聞こえてきましたので、夕立になるだろうかと窓の外の池の面を見ておりましたら丸い波紋が幾つも見えました。てっきり降り出したのかと思っていたら、それらは全てアメンボの仕業。結局は夜まで誰も雨に降られることなく、一日の稽古が終わりました。
最後に恒例のお庭の様子です。庭園にはいくつもの風鈴が吊るされています。今年四月から庭園の管理会社が変わったので、これまでになかった行事や様々な試みが行われていてなかなか楽しいです。

日向は水の中でもやっぱり暑いのでしょうか。鯉も日影を好むようです。

写真では少分かりにくいですが、カリンの実が大きくなってきました。黄色く色づく頃にはきっと秋が来るでしょう。いや、早く来てほしいものです。

フワリと飛び立ったかと思うと何故か私が持っていたビニールバッグに止まって一生懸命に口を伸ばして蜜を吸おうとしていました。バッグの中にはお稽古で使う茶花を入れていたので、その香りに惹かれたのかもしれません。

さて、この日の稽古は今月三回目の茶箱のお稽古でした。通常流水会の稽古は月に二回なのですが、茶箱の稽古は二回だけしかできないのではあまりに残念なので、三回目のお稽古をすることにしたのでした。ややイレギュラーなお稽古のため、茶室は一部屋のみの利用です。
午前中に5名の方がお見えになられたので茶箱付花月をしました。「◯◯付花月」というのは何か(濃茶や炭、お香や軸かざりなど)にプラスして平花月が付いている場合が殆どなのですが、茶箱付花月は平たく言えば「茶箱の点前で花月をする」というもので、普通卯の花点前(拝見なし)で行います。
薄茶の四服点というのは平花月と同じですが、茶箱には振出という菓子器が入っていますので、月の札を引いた方はお茶を飲む前に「振出から菓子を出して食べる」のが約束です。実際にやってみると振出の移動や総礼のタイミングなど、平花月と違う点も多く、戸惑いながらも賑やかで楽しいお稽古となりました。

茶箱付花月は十一代玄々斎の長女で十二代又玅斎の夫人であった真精院の好まれたものだそうです。女学校などで茶道教育に尽くされた方だったそうですから、明治時代の女子学生もこの茶箱付花月をよくお稽古していたのかもしれませんね。
午後からは風炉を二箇所に増やして通常の茶箱点前のお稽古をしました。卯の花、雪、月、花と皆様がさまざまな茶箱点前をなさいました。この日の稽古が終わるとまた一年間茶箱とはお別れということもあってか、真剣に取り組まれる方が多く私も身が引き締まる思いでした。
夕方には空も曇って、時折遠くで雷の鳴る音も聞こえてきましたので、夕立になるだろうかと窓の外の池の面を見ておりましたら丸い波紋が幾つも見えました。てっきり降り出したのかと思っていたら、それらは全てアメンボの仕業。結局は夜まで誰も雨に降られることなく、一日の稽古が終わりました。
最後に恒例のお庭の様子です。庭園にはいくつもの風鈴が吊るされています。今年四月から庭園の管理会社が変わったので、これまでになかった行事や様々な試みが行われていてなかなか楽しいです。

日向は水の中でもやっぱり暑いのでしょうか。鯉も日影を好むようです。

写真では少分かりにくいですが、カリンの実が大きくなってきました。黄色く色づく頃にはきっと秋が来るでしょう。いや、早く来てほしいものです。

















