流水会目白だより

裏千家茶道 流水会のお稽古の様子などをご紹介しています。

2025年05月

今後の稽古予定、
9月9日(水)、9月16日(水)、9月30日(水)
10月7日(水)、10月28日(水)
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5月28日のお稽古ー平花月之式

 久しぶりに花月の特別稽古を致しました。流水会の通常のお稽古は朝から夜までですが、この日は午後からの稽古です。赤鳥庵の前は強い日差しに照らされていました。

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 花月は五人一組で行うお稽古です。折据(おりすえ)と呼ばれる小さな紙箱に札を5枚入れて、それを全員が順番に引いていきます。札の表側には松の絵が描かれており、裏には「月」「花」「一」「ニ」「三」の文字が書かれています。

 花月ではこの札を引いて役割や席順を決めます。また席入りした後にもこの札を引いて薄茶を点てる人、お茶をいただく人を決めます。全員が一斉に息を合わせて立ち座りしたり、札を開けたり、席を移動したりしますので気が抜けません。

 5月に入って風炉の点前に切り替わって間もないことから、この日は一番基本となる平花月を三回お稽古しました。札の扱いや畳の歩き方など、花月の稽古では普段の点前稽古に含まれない要素も多々ありますが、皆様とても熱心にお稽古してくださいました。

 同じ稽古でも引いた札で役割が変わったり、イレギュラーな場合の対応にも決まりがあったり、花月はやる度に違うパターンになりますので、頭の体操になりますし、立ち座りの回数も多く体の運動にもなります。「ゲームみたいで楽しい」とおっしゃる方もいらっしゃいます。

 平花月をしたことがあると、それだけで一生お茶が楽しめると言っても過言ではないくらい、裏千家茶道ではとても広く行われているお稽古の形態です。指導してくださる先生が居ない席でも折据一つあればみんなで気軽にお茶を楽しむことができます。

 このところ花月の稽古に参加してくださるメンバーが固定化しつつあるのですが、ぜひまだの方にもチャレンジしていただきたいと思います。

 さて、最後にお庭の様子も簡単にご紹介します。この日はお天気が良く、青空が綺麗でした。小径の両側に所々咲いている黄色い花は未央柳(びようやなぎ)です。

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 シモツケもピンクの花を咲かせていました。

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 白い小さな花は姫沙羅(ひめしゃら)です。椿をミニサイズにしたような愛らしい花、庭園入り口近くと奥の芝生広場に向かう池よりの二箇所に木があります。木肌の綺麗な美しい樹木です。

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 すっかり居着いた感のある二羽のカルガモ、人への警戒心はほとんどありません。

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 そしてこの日は珍しい珍客がいました。大きなヘビ、アオダイショウでしょうか。

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 こちらの庭園には大きなカエルが何匹もいるので(夜になると出てくるので昼間はあまり見かけません)、ヘビもいるのでしょう。でも、初めての遭遇でびっくりしました。

5月21日のお稽古ー四ヶ伝、平点前、立礼

 流水会の5月2回目のお稽古日は朝から晴れました。気温がグングン上昇、昼間は30度まで気温が上がる暑い一日となりました。

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 このところ流水会ではちょっとした着物ブームが起きていて、昼間はお着物でお稽古に来られる方も多いのですが、さすがに殆どの方が単衣でした。

 着物は大まかに分けると袷(あわせ)、単衣(ひとえ)、夏物の三種類があります。単衣というのは裏地を付けずに仕立てた着物のことで、着用時期は通常六月と九月と言われています。でも、近年は暑くなるのが早いので、五月から単衣を着ることも増えてきましたね。

 さて、お稽古の方ですが前回から風炉のお点前になりましたので、前回薄茶をなさった方には濃茶、濃茶をなさった方にはその上の中級の点前をお稽古していただきました。

 お茶の点前はどの科目も炉と風炉とで少しずつ違いがあります。「この科目は風炉でやるのは初めてです」とおっしゃる方もありました。

 また、この日は立礼のお稽古もしました。こちらの茶室には長机が何台もありますので、以前はそれを重ねて高さを調節して立礼のお稽古をしていましたが、最近、新しい備品として「長机に取り付ける脚」というのが入ったと聞き、さっそく使ってみることにしました。

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 写真は立礼での稽古の様子です。本来なら専用の立礼棚を使うところですが、これなら小さなお茶会でも使ってみて良いかもしれない、などと感じました。

 7月にここで茶会を開くことを計画しております。流水会の皆様にはすでにお知らせ済みですが、近いうちにお客様方にも詳細をご案内しますのでしばらくお待ちください。

 最後にお庭の様子も簡単にご紹介しましょう。

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 早くもガクアジサイが咲き始めました。

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 黄色い花は未央柳(びようやなぎ)です。未央とは中国にあった未央宮という宮殿のこと、柳とは柳のような美しい眉を持つ美人のこと。未央柳の葉が美人の眉のようだ、ということらしいのですが、私はこの花を見るたび長いまつ毛を思い出します。

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 お庭の片隅にはこんな鉢も置かれていました。中にいるのは鯉の赤ちゃんでしょうか。

 今月はもう一回、特別稽古として花月をする予定です。

5月7日のお稽古ー風炉濃茶、薄茶平点前

 2週間ぶりのお稽古はさわやかな好天に恵まれました。木々の間から溢れる日の光もなんだか力強く感じられます。

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 5月になると茶道では半年間使った炉を閉じて風炉の季節になります。赤鳥庵では炉のあった畳を丸畳に替えて下さるので茶室の雰囲気もガラリと変わります。

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 久しぶりの風炉ですのでこの日のお稽古は濃茶、薄茶の平点前を致しました。写真の棚は寒雲卓(かんうんじょく)です。水指が置かれていないのを不思議に思われる方もあると思いますが、この棚は地板がないので水指は運びの扱いになります。

 皆様が風炉の点前を覚えていてくださるか少し心配していたのですが、ほぼ大丈夫でした。何年かお稽古を続けていると道具の配置が変わると自動的に自分の中のスイッチが入ってお点前ができるようになります。

 風炉の方が手数が少なくて済むこともあり、皆様思いの外上手く切り替えができていました。それでも間違いやすい共通のポイントが幾つかありました。

 一つは「中じまい」です。広間のお部屋で平点前をする際は中じまいにするという約束事がありますので、炉の時とは手順が変わります。もう一つは「客付の位置が変わること」です。炉の点前の記憶に引きずられるのでしょうか。茶碗や拝見ものを出す位置が定まらない方が何人も見受けられました。

 稽古の回数を重ねるうちに手も慣れてきますので、ぜひ休まずお稽古に来てくださると嬉しいです。

 最後にお庭の様子も少しだけご紹介します。赤鳥庵前では石楠花が咲いています。見頃にぎりぎり間に合いました。

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 管理者の方が落ちた花を水盤に入れた花手水のようなものを作ってくださいました。新しい管理会社の方々はお庭の手入れなどもとても熱心に行なってくださっていて、好感度アップ!です。

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 お庭は新緑が眩しいほど、この日午前中からよく晴れて澄んだ青空と緑のコントラストが見事でした。

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 5月になってもお天気は変わりやすく、この日も午後からは雲が出て夕方からは雨も降り出しました。
利休七則の一つに「降らずとも雨の用意」というのがありますが、春から初夏にかけては まさにそうした心構えで動かないといけませんね。

 最近お着物でお稽古に来られる方々が増えてきましたが、天気に関わらず晴雨兼用の傘を一本必ずお持ちになることをお勧めいたします。 

ギャラリー
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