10月二回目のお稽古日も爽やかな秋晴れのお天気でした。池の水面に青い空と雲が映って秋の澄んだ空気が感じられます。
お稽古は先週に引き続き中置です。最近は中置というと五行棚でお稽古をされる方も多いと聞いていますが、私が自分の師匠から教えていただいたのは小板、大板、長板でのお点前でしたので、この日は小板、大板、長板でお稽古できるよう三か所に点前座を準備しました。
また、風炉も最後ですので濃茶点前をお稽古された一部の方には大津袋、包帛紗に挑戦していただきました。どちらも濃茶器として茶入の代わりに棗を用いる点前です。千利休居士が棗を濃茶に使ったという記録が残されており、千家流ではこの点前を大切に受け継いでいます。
当時大変高価な宝物であった茶入を使わず、わざわざ棗を使った利休居士を偲びつつ、この点前に込められた思いを感じていただければ何よりです。
この日は許状のお渡しもありました。流水会でお茶を始められたKさんがついに講師の資格をとりました。私も感無量です。
長くお稽古を続けている方もいらっしゃる一方、初心者の方々にはそれぞれの進捗に応じて盆略点前、薄茶平点前などのお稽古をしていただきました。流水会の稽古は「全員一律で同じ点前を稽古する」のではなく、初心者、中級者、上級者それぞれに応じて個別にお稽古をしています。
お仕事の都合やご家庭の事情で月一回しかお稽古に来られないという方もあれば、毎回欠かさずお稽古に来られる熱心な方もいらっしゃいます。ご自分のペースで皆さんがお茶と長く付き合えるような形を目指しています。
嬉しいことに最近は皆さんが旅行先やご実家の近くなどで各地のお菓子をお土産に買ってきて下さることも増えてきました。日本全国の珍しいお菓子をいただける。茶道の稽古にはそんな楽しみもあります。
さて、お庭の様子も少しだけご紹介しておきます。赤鳥庵前の秋明菊はようやく一つ目の花が咲き出しました。
今年は夏が暑かったせいか秋明菊も生育がいまひとつな感じですが、これから続々と咲いていくことでしょう。
紫式部の実、綺麗な色ですね。鳥に食べられたのか落ちてしまったのか少々淋しい感じではあります。
お稽古は先週に引き続き中置です。最近は中置というと五行棚でお稽古をされる方も多いと聞いていますが、私が自分の師匠から教えていただいたのは小板、大板、長板でのお点前でしたので、この日は小板、大板、長板でお稽古できるよう三か所に点前座を準備しました。
また、風炉も最後ですので濃茶点前をお稽古された一部の方には大津袋、包帛紗に挑戦していただきました。どちらも濃茶器として茶入の代わりに棗を用いる点前です。千利休居士が棗を濃茶に使ったという記録が残されており、千家流ではこの点前を大切に受け継いでいます。
当時大変高価な宝物であった茶入を使わず、わざわざ棗を使った利休居士を偲びつつ、この点前に込められた思いを感じていただければ何よりです。
この日は許状のお渡しもありました。流水会でお茶を始められたKさんがついに講師の資格をとりました。私も感無量です。
長くお稽古を続けている方もいらっしゃる一方、初心者の方々にはそれぞれの進捗に応じて盆略点前、薄茶平点前などのお稽古をしていただきました。流水会の稽古は「全員一律で同じ点前を稽古する」のではなく、初心者、中級者、上級者それぞれに応じて個別にお稽古をしています。
お仕事の都合やご家庭の事情で月一回しかお稽古に来られないという方もあれば、毎回欠かさずお稽古に来られる熱心な方もいらっしゃいます。ご自分のペースで皆さんがお茶と長く付き合えるような形を目指しています。
嬉しいことに最近は皆さんが旅行先やご実家の近くなどで各地のお菓子をお土産に買ってきて下さることも増えてきました。日本全国の珍しいお菓子をいただける。茶道の稽古にはそんな楽しみもあります。
さて、お庭の様子も少しだけご紹介しておきます。赤鳥庵前の秋明菊はようやく一つ目の花が咲き出しました。
今年は夏が暑かったせいか秋明菊も生育がいまひとつな感じですが、これから続々と咲いていくことでしょう。
紫式部の実、綺麗な色ですね。鳥に食べられたのか落ちてしまったのか少々淋しい感じではあります。
緑の実をつけているのはマンリョウでしょうか。これから徐々に色づいていくと思います。
11月12月のお稽古は茶室予約が取れず、変則となります。次回11月1日は午前中のみのお稽古です。
11月12月のお稽古は茶室予約が取れず、変則となります。次回11月1日は午前中のみのお稽古です。