流水会目白だより

裏千家茶道 流水会のお稽古の様子などをご紹介しています。

2023年06月

今後の稽古予定
7月17日(水)
8月7日(水)、8月28日(水)
9月11日(水)、9月25日(水)
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6月28日のお稽古ー行之行台子

 6月28日は午後から特別稽古として行之行の点前をお稽古いたしました。庭園の眺めだけをみると、何やら涼しげに見えますが、大変蒸し暑い中、皆様張り切って着物や浴衣を来てお稽古に臨んでくださいました。

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 なぜ、この特別稽古をすることになったのか、事情を少しご説明しておきましょう。

 裏千家茶道では初級の許状を取ればほとんどの科目のお稽古ができることになっておりますが、茶道への興味関心が高まってくるとその先に中級(全部で5科目)、上級、講師と許状資格を取得していくことができます。

 中級の科目までは普段のお稽古日に点前稽古をすることが可能なのですが、それより上の科目になりますと1回点前をお稽古するだけでもかなりの時間を要します。そこで、この日は「行之行台子」の許状をお持ちの方のみにお集まりいただいてお稽古をすることにしたというわけです。

 中級より上の科目については教本がありません。もちろんDVDなどもありません。つまり「稽古場で先生から直接教わる」こと、「人の点前を見学する」ことがとても大切になります。

 ところがこの日は隣のお部屋が朗読会の団体。本を読む大きな声が響いてきて、いつも以上に集中力が要求されることになりました。皆様よく頑張って最後まで集中を切らさずお点前してくださったと思います。

 お点前にかかった時間はお一人55分でした。一人45分で終わればその後薄茶を皆でいただこうと思っていたのですが、残念ながらそこまでの時間の余裕はなく、用意したお干菓子は皆様にお持ち帰りいただきました。

 最後に庭園の様子を少しだけご紹介しましょう。

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 こちらはシモツケの花。茶花にもなります。よく似た花に京鹿子(きょうかのこ)というのもありますね。

 裏の芝生広場ではまだクチナシの花が咲いていました。
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 そして、池の主カルガモはまだまだ健在です。仮にも野鳥ですから、こんなに目の前で写真が撮れるのは貴重なことなのでしょうが、そんな雰囲気は微塵も感じません。彼らの住む場所に私たちがお邪魔している、そんな風情です。
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  次回のお稽古は7月5日です。

6月21日のお稽古ー台天目、洗い茶巾など

 6月2回目のお稽古は幸いにも好天に恵まれました。お稽古の日は持っていく茶道具など荷物も多いので梅雨の時期に雨に降られずに済むのはとてもありがたいことです。

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 流水会にまた新しい仲間が増えました。もう長い間お稽古を続けて来られたベテランの方です。お茶の世界には色々な出会いがあります。「とても楽しくお稽古ができました」とおっしゃっておられましたが、縁あって一緒にお稽古ができるようになったことを私も心から嬉しく思います。

 この日のお稽古科目は台天目、濃茶平点前、洗い茶巾、薄茶平点前、盆略点前など、いつも通り皆様それぞれの進度に応じた科目をお稽古いたしました。

 この中で洗い茶巾だけは季節の点前です。口径が大きく高さの低い平茶碗に茶巾を細長く折って入れて茶巾と茶杓を仕組みますが、他の点前と大きく違うのは茶碗に水を入れておくという点です。水の入った浅い茶碗を運び出すので、いつも以上に慎重な動きが求められます。

 この稽古を始めると、いよいよ夏ですね。

 さて、庭園ではギボウシのつぼみが膨らんできました。
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 ギボウシという名は擬宝珠(ぎぼし)から来ています。擬宝珠はお寺や橋の欄干などの飾りに使われている玉ねぎに似た形の装飾のことです。成長途中のギボウシの花茎の先端がこの擬宝珠に似ていることから名付けられたと言われます。

 ちなみに擬宝珠は、仏像が掌にのせている宝珠に似ているから擬宝珠というのだそうです。お茶のお稽古でもこの宝珠に似た形の茶入があります。

 そして、この日もいました。傍若無人のカルガモ軍団です。

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 この池で生まれたカモたちは本当に人を怖がりませんね。鳥をいじめる人がいない、ということでもあるのでしょう。人と鳥との長年にわたる信頼関係の賜物といえるかもしれません。

 


 

稽古場見学・体験稽古をご希望の方へ

 流水会では一年中入会を受け付けています。中にはストレートに「来月からそちらに入会したい」というご連絡をくださる方もあるのですが、必ず入会前に「稽古場の見学」または「体験稽古」をしていただくようお願いしております。

◆見学・体験とは?

 稽古場見学は文字通り「他の方が稽古をするところを見学する」、体験稽古というのは見学プラス「自分でお茶を点てる」というのをご経験いただくものです。

 基本的にはどちらも「初めてお茶を習う方」あるいは「裏千家の初心者教室を卒業した」「中学・高校の部活、大学の茶道部などでお稽古していた」という初心者の方々を想定しております。

 新たに稽古を始めるなら「春から」「新年から」と思われる方が多いのか、3月と4月、それから11月と12月は初めての方、初心者の方からのお申し込みが増えますが、茶道を始めるタイミングは「ご自身がその気になったとき」で良いと私は思います。

 ご見学にいらっしゃる方々はほとんどの方が私どものWebサイトやこのブログをよく読んでから来られるのですが、一番見落としてほしくない情報は「稽古は原則月二回」「水曜日」だということです。「朝は10時ごろから夜7時過ぎくらいまでの時間帯に目白に稽古に来ることが可能」かどうか、それができない場合は他の稽古場をお探しください。

◆茶道経験者の方へのお願い

 私がブログで稽古科目を公開しているせいでしょうか。中級以上の許状をお持ちの茶道経験者の方からのお問い合わせも時折いただいております。経験者の方にお伝えしたいのは流水会は「なんでも稽古できる場所」ではないということです。

 お茶の先生が自宅で開いている稽古場とは違って、使える道具には制限があります。大炉はありませんし、透木釜の点前などはしておりません。

 また、稽古場の赤鳥庵は豊島区の施設ですので火気厳禁のため、炭点前の稽古はしておりません。また稽古日が月2回ですので、茶事や口切などの稽古も今のところやっておりません。

 その代わりといっては何ですが、点前稽古は奥伝まで致します。稽古にこうした制約があることをご理解いただける場合に限り、入会のご相談を承っておりますので、どうぞご理解ください。

6月7日のお稽古ー唐物、濃茶平点前、薄茶平点前

 6月に入って最初のお稽古となった7日、お天気は快晴、日射しが眩しい朝です。少し蒸し暑さも感じられるようになりましたので、茶室には冷房を入れました。

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 久しぶりに唐物のお稽古をいたしました。唐物とは唐物茶入を使って行う点前です。

 室町時代から江戸時代にかけて、唐物の茶入を持つことは茶人にとって大きなステータスでした。茶道が武家、とりわけ大名の社交に欠かせなかった時代には唐物茶入は宝物でした。現在では多くの唐物茶入が美術館に収蔵されており、お茶会などでも見かけることはほとんどありません。

 それなのに、なぜ、今は誰も持っていないような唐物茶入を使う稽古をするのだろう?、点前を覚えてもまったく使い途はないのに……。私も最初はそんな風に思っていました。

 でも、昔の人が使っていた茶入と同じ形のものを自分が持ち、それで点前をしてみることにはある意味があります。それは体験していただかないと実感できないことですから、私はある程度薄茶・濃茶の点前に慣れた方には許状を取って唐物のお稽古をするようお勧めしています。

 茶道は単に「もてなしの技術」を伝えるだけのものではありません。点前の稽古という体験を通じて、ご自身の心と体で「何か」を感じ取っていくというのが醍醐味でもあります。唐物などの中級以上の点前稽古には小習の点前稽古では得られない別の醍醐味がある、そんな風に感じていただければ何よりです。

 この日の稽古では唐物だけでなく、初歩の盆略点前、運び薄茶平点前、棚付き薄茶点前、運び濃茶平点前などのお稽古をなさった方もありました。薄茶点前では棗に加え、金輪寺の扱いのお稽古も致しました。

 久しぶりにお稽古体験の方、ご見学の方もあって夜まで賑やかでした。

 さて、お庭の様子もご紹介しておきましょう。裏の芝生広場の近くでは梔子(クチナシ)の花が咲きはじめました。

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 こちらの花は八重咲きですね。一重咲きに比べるとずいぶん豪華な感じがします。

 庭園のカルガモたちもお天気が良いせいか、機嫌よく通路に上がって日向ぼっこでしょうか。
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 数えてみると全部で十二羽。多分、この中に親鳥が混じっていると思うのですがもうすっかり大きくなって親子の区別がつきません。
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 それにしても人馴れしているというのか、人を恐れないというのでしょうか。こんな近くから撮影しても全然気にも留めていない様子です。

 多いときだと年に三回雛がかえった年もありましたが、今年はどうでしょう?また可愛い雛たちが見られたりするでしょうか?
 
 

6月の抽選会

 6月1日は8月分の赤鳥庵利用者抽選会でした。
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 抽選会は第一和室と第二和室の間の襖、和室とお庭側の廊下の間の障子がすべて外されて広々としたお部屋で行われます。30枚以上の座布団が並んでいて「ああ、今日も大勢の方がいらっしゃるのかしら」と予想していましたが、8月の利用希望者は予想よりずっと少なめの20名でした。

 時間が来ると、箱から番号札を一枚引いて、その番号順に予約したい日と時間帯を取ってその場でお支払い、というのがこちらの抽選会の流れです。全員が一度ずつ予約を終えると、二巡目、三巡目の予約が行われます。

 このところ流水会では月二回の通常稽古+一回の特別稽古(花月や上級稽古など)で、月に三回ほど赤鳥庵をお借りしています。抽選会にはライバルがいますので、自分の予約順と、他の人の予約状況を見ながら「一巡目でどの日を予約するか」には頭を使います。

 今回の抽選会では8月20日以降の日程が先に予約で埋まっていくようでしたので、私も一巡目では8月後半、二巡目で前半、三巡目で特別稽古の日程をおさえました。特別稽古はこれまで「午後のみ」(13時から17時)第二和室で行っていますが、8月の午後は暑いので時間は午前中、その代わり二部屋を両方お借りすることにしました。

 8月中はみっちり茶箱の稽古をする予定なので、お時間のとれる方にはぜひ特別稽古にもご参加いただきたいと思います。 

 さて、 この日は時間に余裕がありましたので、お庭の写真も撮れました。
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 未央柳は今が見頃です。こちらの庭園は梅や萩の花がたくさん咲くことで知られていますが、この未央柳も今の時期実にたくさん咲いています。


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 滝の少し点前で見かけた桔梗の花、青紫の花色が清々しく感じられます。

 そしておなじみのカルガモ親子、親鳥の左後ろに何羽か小さいカモたちがかたまっていました。
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 一羽近づいてきた子がいましたので写真を撮ってみましたが、少しピンボケですね。かなり親に似た姿に成長していますが、頭の方が大きく親鳥とは体のバランスが少し違って見えました。
 
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ギャラリー
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