6月28日は午後から特別稽古として行之行の点前をお稽古いたしました。庭園の眺めだけをみると、何やら涼しげに見えますが、大変蒸し暑い中、皆様張り切って着物や浴衣を来てお稽古に臨んでくださいました。
なぜ、この特別稽古をすることになったのか、事情を少しご説明しておきましょう。
裏千家茶道では初級の許状を取ればほとんどの科目のお稽古ができることになっておりますが、茶道への興味関心が高まってくるとその先に中級(全部で5科目)、上級、講師と許状資格を取得していくことができます。
中級の科目までは普段のお稽古日に点前稽古をすることが可能なのですが、それより上の科目になりますと1回点前をお稽古するだけでもかなりの時間を要します。そこで、この日は「行之行台子」の許状をお持ちの方のみにお集まりいただいてお稽古をすることにしたというわけです。
中級より上の科目については教本がありません。もちろんDVDなどもありません。つまり「稽古場で先生から直接教わる」こと、「人の点前を見学する」ことがとても大切になります。
ところがこの日は隣のお部屋が朗読会の団体。本を読む大きな声が響いてきて、いつも以上に集中力が要求されることになりました。皆様よく頑張って最後まで集中を切らさずお点前してくださったと思います。
お点前にかかった時間はお一人55分でした。一人45分で終わればその後薄茶を皆でいただこうと思っていたのですが、残念ながらそこまでの時間の余裕はなく、用意したお干菓子は皆様にお持ち帰りいただきました。
最後に庭園の様子を少しだけご紹介しましょう。
こちらはシモツケの花。茶花にもなります。よく似た花に京鹿子(きょうかのこ)というのもありますね。
裏の芝生広場ではまだクチナシの花が咲いていました。
そして、池の主カルガモはまだまだ健在です。仮にも野鳥ですから、こんなに目の前で写真が撮れるのは貴重なことなのでしょうが、そんな雰囲気は微塵も感じません。彼らの住む場所に私たちがお邪魔している、そんな風情です。
次回のお稽古は7月5日です。
なぜ、この特別稽古をすることになったのか、事情を少しご説明しておきましょう。
裏千家茶道では初級の許状を取ればほとんどの科目のお稽古ができることになっておりますが、茶道への興味関心が高まってくるとその先に中級(全部で5科目)、上級、講師と許状資格を取得していくことができます。
中級の科目までは普段のお稽古日に点前稽古をすることが可能なのですが、それより上の科目になりますと1回点前をお稽古するだけでもかなりの時間を要します。そこで、この日は「行之行台子」の許状をお持ちの方のみにお集まりいただいてお稽古をすることにしたというわけです。
中級より上の科目については教本がありません。もちろんDVDなどもありません。つまり「稽古場で先生から直接教わる」こと、「人の点前を見学する」ことがとても大切になります。
ところがこの日は隣のお部屋が朗読会の団体。本を読む大きな声が響いてきて、いつも以上に集中力が要求されることになりました。皆様よく頑張って最後まで集中を切らさずお点前してくださったと思います。
お点前にかかった時間はお一人55分でした。一人45分で終わればその後薄茶を皆でいただこうと思っていたのですが、残念ながらそこまでの時間の余裕はなく、用意したお干菓子は皆様にお持ち帰りいただきました。
最後に庭園の様子を少しだけご紹介しましょう。
こちらはシモツケの花。茶花にもなります。よく似た花に京鹿子(きょうかのこ)というのもありますね。
裏の芝生広場ではまだクチナシの花が咲いていました。
そして、池の主カルガモはまだまだ健在です。仮にも野鳥ですから、こんなに目の前で写真が撮れるのは貴重なことなのでしょうが、そんな雰囲気は微塵も感じません。彼らの住む場所に私たちがお邪魔している、そんな風情です。
次回のお稽古は7月5日です。