流水会目白だより

裏千家茶道 流水会のお稽古の様子などをご紹介しています。

2023年04月

今後の稽古予定
7月17日(水)
8月7日(水)、8月28日(水)
9月11日(水)、9月25日(水)
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4月19日のお稽古ー四ヶ伝・茶筅荘・大津袋など

 四月も半ばを過ぎて日が高くなってきました。四月はお天気の悪い日も多いのですが、この日のお稽古は運良く好天に恵まれました。ご覧ください、見事な青空です。
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 さて、この日のお稽古は少し変則で、午前中は第一和室のみの利用となりました。お隣の第二和室ではどうやらお花のお稽古をされていたようで、お茶室の備品である花入と薄板がすべて借り出されてしまっていましたので、午前の稽古ではお花はなしでした。

 午後からは花も入れましたが、午前中に来られた皆様に申し訳ないのでお花の写真を載せておきます。
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 こちらの花は紫蘭(しらん)です。紫蘭はランの仲間ですがとても丈夫で鉢植えでもよく育つという都会の茶人にも有難い花です。我が家のベランダでも今年はたくさん咲きました。花入は唐銅の鶴首です。

 初心者のうちはなかなか花まで目が届かないと思いますが、茶室に花は欠かせないものです。お茶室に入ったらぜひ床の間の花や花入にも目を向けていただければと思います。

 お稽古の方は炉の点前の復習をしました。台天目や唐物など中級のお稽古をなさった方もあれば、茶筅荘、大津袋、濃茶・薄茶の平点前などをなさった方もありました。「ようやく炉の点前に慣れてきたのにもう終わりだなんて残念です」というお声も聞かれました。

 そうはいってもこの日の目白の最高気温は26度!みなさん「点前をしていると暑いですね」と口々におっしゃっておられました。

 また、この日は久しぶりに新しい入会者の方をお迎えすることができましたので、その方とはお辞儀の仕方やふすまの開け閉め、茶室の歩き方など基本の所作をお稽古しました。

 お仕事が忙しく、お稽古をキャンセルされた方もありましたが、その時間の分だけお見えになられた方々がみっちりお稽古して帰られた、そんな一日でした。

 最後に庭園の写真を何枚かご紹介しておきます。つつじが咲き始めました。桜も早かったですが、今年はつつじが咲くのも早いですね。
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 そしてこちらは前回もご紹介した海老根ラン(エビネ)です。前回この花の咲いている場所を「正門を入って赤鳥庵に向かう右側」とご紹介しましたが「左側」の間違いです。どこにでもあるという花ではないので、チャンスがあればぜひご覧ください。
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 次回の稽古は五月の連休が明けた来月10日になります。風炉になるとまた様々な約束事が変わりますので、皆様ぜひお稽古にいらしてください。お待ちしております。

4月12日の特別稽古ー平花月之式

 4月12日は今年2回目の平花月之式(花月)のお稽古をいたしました。

 花月は江戸時代に考案された七事式と呼ばれる七種類のお稽古のうちの一つで、精神面(心)と技(作法)の両方を同時にバランスよく鍛錬するためのお稽古です。

  私たちの学ぶ裏千家流には花月だけでも多くの種類があるのですが、流水会でお稽古したのはその基本となる「平花月之式」です。今年2回目で少し余裕もでてきたので、稽古中に写真を撮りました。
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 一人が棚付きの薄茶平点前でお茶を点て、他の四名は客として座っているのがわかると思います。お茶を点てる人、お茶を飲む人は折据と呼ばれる紙の箱から札を引いて決めます。「花」が当たるとお点前、「月」が当たるとお茶を飲む、これを4回繰り返します。

 お点前をすること、お茶を飲むことはふだんのお稽古でもしていることですが、花月の稽古のもう一つのポイントは足運びにあります。最初の席入りのとき、点前座に向かうとき、点前座から戻るとき、退席のとき、それぞれどちらの足からどこをどのように歩くかという決まり事があります。

 この日のは平花月を4回行うことができました。二ヶ月前にも一度お稽古していますので、皆さま少しずつ慣れてスムーズに進むようになってきました。今回初めて花月に参加された方も、私の想像以上にうまくお稽古に馴染んでくださって嬉しい限りです。

 私も覚えがありますが、何回も花月を稽古すると足が痛くなります。皆さまの頑張りには本当に驚きました。

 来月からは風炉になりますが、茶箱で行う「茶箱付花月」などにも挑戦したいという欲もでてきました。これからも時々花月の稽古を取り入れていきたいと考えています。

 さて、お庭の写真も少しだけ。お庭で海老根ランが咲きはじめました。庭園では毎年この海老根ランが花をつけます。小さな花ですがよくみると確かに蘭の花らしい形をしていますね。
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 門を入って赤鳥庵までの通路の右側を見ていただくとご覧いただけると思います。次回19日のお稽古のときにはまだ咲いていると思います。

4月5日のお稽古ー大円草、濃茶・薄茶平点前

 四月になりました。今年は三月から桜の咲く暖かい気候が続いていたせいか、庭園は明るい緑色が目立ってきました。早くも新緑の季節の始まりです。
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 この日は午前中から二つの茶室の間のふすまを閉めてのお稽古でした。珍しい状況に戸惑われた方もいらっしゃったかと思いますが、これは奥の茶室で奥伝の点前の一つ「大円草」をしていたためです。

 お茶のお点前には様々な種類がありますが、奥伝(奥秘)は「許状を持たない方にはお見せしない」のが原則です。「点前を見ることも許されないなんて大袈裟では?」とお思いの方もあるかもしれませんが、茶道では「人の点前を見る」こともお稽古の一つだと考えます。

 人の点前を見てから点前をする、というのは何も見ずに点前をするのとは全然違います。お稽古をされたことのある方はそれがよくお分かりになるのではないでしょうか。「人の点前を見る」ことは点前の手順を覚える上で大きな意味があるのです。

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 この日は菓子にきんとんを使ったのですが、実はこれも奥伝稽古のためでした。大円草は濃茶を二服出します。濃茶をしっかりといただく時はその前に甘さの強いボリューム感のある菓子を食べておかないと気分が悪くなることがあるのです。きんとんは「濃茶用の菓子」であることは、覚えておいていただくとよろしいかと思います。(写真は当日の朝に自宅で撮影したものです)

 流水会のお稽古では奥伝の稽古もいたしますが、初めての方は盆略点前、初心者の方は薄茶の平点前、少し慣れた方は茶筅荘や濃茶の稽古など、この日も様々なお点前のお稽古をいたしました。年度替わりで皆様お忙しい中、なんとか時間を作ってお稽古に来てくださったこと、とても嬉しかったです。

 茶室という場所で「自分で点前をする」「人の点前を見る」「お菓子とお茶をいただく」、お茶のお稽古でできることはそれだけです。余裕のある方は、ぜひ生活の中でも「和菓子を選ぶ」「抹茶を点てていただく」「美術館やテレビ、動画などで茶道具を見る」などなど、お茶とともに過ごす時間を設けていただければ幸いです。

 さて、恒例の庭園の様子もご紹介しておきましょう。桜の盛りは過ぎましたが、桜の仲間のハナカイドウがまだ花をつけていました。とても愛らしく美しい花です。
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 釣鐘状の小さな花は灯台躑躅(どうだんつつじ)です。
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 庭園のあちこちでシャガが咲いていました。桜が終わる頃から咲き始めるのですが今年はやはり花が早いようですね。
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 通常稽古は再来週十九日ですが、その前に十二日の午後に特別稽古として花月之式をする予定です。

ギャラリー
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