大型の台風14号がやってくるというのでどうなることかと心配しましたが、運良く前日までに台風も過ぎ去って無事にお稽古の日がやってきました。
午前中の稽古はまず風炉や釜を用意し、お湯を沸かし、茶道具を準備するところから始まるのですが、皆様が手伝ってくださるおかげで随分スムーズに準備ができるようになってきました。ありがたいことです。
このところお稽古にいらっしゃる方々の人数が増えてきました。この日は二十名近くなりましたので、できるだけ効率よくお稽古ができるように工夫しています。第一和室・第二和室と二つの茶室をお借りして、第一和室では長板総荘のお稽古、第二和室では二箇所に風炉を据えて初心者の皆さんが薄茶平点前と盆略点前のお稽古ができるようにするといった具合です。
写真は第一和室の様子です。前回と同じく長板を使っていますが、上にある茶道具が少し増えていますね。前回は長板の運び点前にあたる「二つ置き」の点前でしたが、今回は「総荘(そうかざり)」で、柄杓や建水、蓋置などもはじめから長板の上に置いておき、そこから点前が始まります。
点前には本当にたくさんの種類があります。ある程度基本ができるようになったら、四季折々にさまざまな季節の点前をお稽古したり、長板や棚など様々な道具を使った点前をお稽古していけるという点で、お茶の稽古は一生楽しめるものと言えるのではないでしょうか。
秋は床にかざる花もたくさんの種類を入れるのですが、前日まで雨続きでこの日はあまり良いお花が手に入らず、近所の河原で見かけたニラの花を摘んできて入れたのですが、これをご覧になったある方から「群馬の方ではニラのつぼみをお浸しにして食べるんですよ」と教えていただきました。
野菜の花、とくにその後実をつけるもの(きゅうり、トマト、なす、かぼちゃ)などの花は茶花にはしないのですが、ニラなら良かろうと思ってもってきたのですが、まさかつぼみを食べる地域があるとは知りませんでした。
この日もお稽古にいらっしゃった方のうち何名かが着物をお召しでした。10月にある青年部のお茶会のお手伝いに行かれる方々は、着付け・帯結びの練習を兼ねてとのことでしたが、やはり着物の方が茶室に増えると雰囲気が変わります。
浴衣をお召しの方からは「来月も浴衣でお稽古してよろしいでしょうか」とお尋ねがありましたが、10月になると浴衣では少し寒いかもしれませんので、袷の着物をお求めになってはいかがでしょうかとお勧めしました。
着物は値段が高いというイメージがありますが、それはオーダーメイドで自分サイズの着物を作る場合の話です。最近は洋服とあまり変わらない値段の既製品などもあります。身長160センチ前後の方なら、ほぼ既製品サイズが着用可能だと思います。
袷の着物は10月から翌年4月まで着られますし、お稽古のときは浴衣と同じ半巾帯で構いませんので、浴衣の次はぜひ着物に挑戦していただけると嬉しいです。
さて、お庭の話も少ししておきましょう。しばらく来ない間に庭園は萩の花盛りになっていました。ピンクの萩、白い萩など、庭園の様々な場所で咲いていました。
萩の季節はこのあとまだしばらく続くと思います。
赤鳥庵前の紫式部も色づきが濃くなってきました。いよいよ秋本番です。
午前中の稽古はまず風炉や釜を用意し、お湯を沸かし、茶道具を準備するところから始まるのですが、皆様が手伝ってくださるおかげで随分スムーズに準備ができるようになってきました。ありがたいことです。
このところお稽古にいらっしゃる方々の人数が増えてきました。この日は二十名近くなりましたので、できるだけ効率よくお稽古ができるように工夫しています。第一和室・第二和室と二つの茶室をお借りして、第一和室では長板総荘のお稽古、第二和室では二箇所に風炉を据えて初心者の皆さんが薄茶平点前と盆略点前のお稽古ができるようにするといった具合です。
写真は第一和室の様子です。前回と同じく長板を使っていますが、上にある茶道具が少し増えていますね。前回は長板の運び点前にあたる「二つ置き」の点前でしたが、今回は「総荘(そうかざり)」で、柄杓や建水、蓋置などもはじめから長板の上に置いておき、そこから点前が始まります。
点前には本当にたくさんの種類があります。ある程度基本ができるようになったら、四季折々にさまざまな季節の点前をお稽古したり、長板や棚など様々な道具を使った点前をお稽古していけるという点で、お茶の稽古は一生楽しめるものと言えるのではないでしょうか。
秋は床にかざる花もたくさんの種類を入れるのですが、前日まで雨続きでこの日はあまり良いお花が手に入らず、近所の河原で見かけたニラの花を摘んできて入れたのですが、これをご覧になったある方から「群馬の方ではニラのつぼみをお浸しにして食べるんですよ」と教えていただきました。
野菜の花、とくにその後実をつけるもの(きゅうり、トマト、なす、かぼちゃ)などの花は茶花にはしないのですが、ニラなら良かろうと思ってもってきたのですが、まさかつぼみを食べる地域があるとは知りませんでした。
この日もお稽古にいらっしゃった方のうち何名かが着物をお召しでした。10月にある青年部のお茶会のお手伝いに行かれる方々は、着付け・帯結びの練習を兼ねてとのことでしたが、やはり着物の方が茶室に増えると雰囲気が変わります。
浴衣をお召しの方からは「来月も浴衣でお稽古してよろしいでしょうか」とお尋ねがありましたが、10月になると浴衣では少し寒いかもしれませんので、袷の着物をお求めになってはいかがでしょうかとお勧めしました。
着物は値段が高いというイメージがありますが、それはオーダーメイドで自分サイズの着物を作る場合の話です。最近は洋服とあまり変わらない値段の既製品などもあります。身長160センチ前後の方なら、ほぼ既製品サイズが着用可能だと思います。
袷の着物は10月から翌年4月まで着られますし、お稽古のときは浴衣と同じ半巾帯で構いませんので、浴衣の次はぜひ着物に挑戦していただけると嬉しいです。
さて、お庭の話も少ししておきましょう。しばらく来ない間に庭園は萩の花盛りになっていました。ピンクの萩、白い萩など、庭園の様々な場所で咲いていました。
萩の季節はこのあとまだしばらく続くと思います。
赤鳥庵前の紫式部も色づきが濃くなってきました。いよいよ秋本番です。