雨の水曜日、久しぶりに花月之式のお稽古を致しました。
これには事情があって、本来なら先週20日が11月2回目のお稽古日だったのですが、稽古場のお部屋が一部屋しか取れなかったのでご都合のつく方にはこの日の午前の稽古に回っていただいたのです。
午前の茶室利用は9時から12時までの三時間。三時間の間に準備から片付けまでとなると、お一人お一人の稽古時間が十分に取れません。そこで、五人一組で行う花月之式(花月)のお稽古となったのでした。
花月は江戸時代中期のお家元である八代又玄斎一燈が兄である表千家七代の如心斎と相談して作られた「修練」のためのお稽古です。ふだんのお茶の稽古では美味しくお茶を点て、美しい所作で点前をすることが第一ですが、花月は五人で息を合わせて素早く的確に動くことが強く求められます。
裏千家には花月に様々なバリエーションがあり、基本となる平花月の他に結び帛紗花月、投込み花月、濃茶付花月、炭付花月、香付花月 などなど、なんと十種類以上の花月があります。
この日は基本の平花月と濃茶付花月を致しました。
折据と呼ばれる小さな箱の中から札(写真上の段の松の絵が札の表側、下の段が札の裏側です)を引いて、花の札の人が薄茶を点て、月の札の人がお茶をいただきます。平花月ではこれを四回繰り返します。濃茶付花月では一番最初に月の札を引いた方が濃茶を練り、まずこれを五人全員でいただきます。その後薄茶三服を平花月と同じ形式で繰り返します。
五人のうちお一人は初めて花月をなさる方でしたので、果たしてうまくいくかしらと私も心配だったのですが、I先生の的確なご指導でなんとか最後まで終えることができました。
初めて花月をされる方には平花月だけ参加していただいて、濃茶付花月は見学に回っていただく心づもりでしたが、当日急な欠席の方があり、ぶっつけ本番で平花月と濃茶付を両方体験していただくことになってしまいましたが、よく頑張ってくださったと思います。
さて、この日のお庭の様子もご紹介しておきましょう。目白庭園は紅葉真っ盛りです。茶室の窓から見える景色もこの通り。
この日ばかりは美しい紅葉を見ながらお稽古ができる私たちは本当に幸せ者だなぁと思いました。
これには事情があって、本来なら先週20日が11月2回目のお稽古日だったのですが、稽古場のお部屋が一部屋しか取れなかったのでご都合のつく方にはこの日の午前の稽古に回っていただいたのです。
午前の茶室利用は9時から12時までの三時間。三時間の間に準備から片付けまでとなると、お一人お一人の稽古時間が十分に取れません。そこで、五人一組で行う花月之式(花月)のお稽古となったのでした。
花月は江戸時代中期のお家元である八代又玄斎一燈が兄である表千家七代の如心斎と相談して作られた「修練」のためのお稽古です。ふだんのお茶の稽古では美味しくお茶を点て、美しい所作で点前をすることが第一ですが、花月は五人で息を合わせて素早く的確に動くことが強く求められます。
裏千家には花月に様々なバリエーションがあり、基本となる平花月の他に結び帛紗花月、投込み花月、濃茶付花月、炭付花月、香付花月 などなど、なんと十種類以上の花月があります。
この日は基本の平花月と濃茶付花月を致しました。
折据と呼ばれる小さな箱の中から札(写真上の段の松の絵が札の表側、下の段が札の裏側です)を引いて、花の札の人が薄茶を点て、月の札の人がお茶をいただきます。平花月ではこれを四回繰り返します。濃茶付花月では一番最初に月の札を引いた方が濃茶を練り、まずこれを五人全員でいただきます。その後薄茶三服を平花月と同じ形式で繰り返します。
五人のうちお一人は初めて花月をなさる方でしたので、果たしてうまくいくかしらと私も心配だったのですが、I先生の的確なご指導でなんとか最後まで終えることができました。
初めて花月をされる方には平花月だけ参加していただいて、濃茶付花月は見学に回っていただく心づもりでしたが、当日急な欠席の方があり、ぶっつけ本番で平花月と濃茶付を両方体験していただくことになってしまいましたが、よく頑張ってくださったと思います。
さて、この日のお庭の様子もご紹介しておきましょう。目白庭園は紅葉真っ盛りです。茶室の窓から見える景色もこの通り。
この日ばかりは美しい紅葉を見ながらお稽古ができる私たちは本当に幸せ者だなぁと思いました。