流水会目白だより

裏千家茶道 流水会のお稽古の様子などをご紹介しています。

2019年02月

今後の稽古予定、
1月15日(水)、1月22日(水)
2月5日(水)、2月19日(水)
3月5日(水)、3月19日(水)
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2月27日のお稽古ー行之行、小習

 ようやく目白庭園の白梅が開きはじめました。目白庭園のシンボルツリーは池の脇の枝垂れ桜で、庭園を紹介するWebサイトにはよく桜の時期の写真が掲載されているのですが、門をくぐってすぐ目につく白梅も花が開くと存在感があります。
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 さて、この日は午前中からのお稽古です。第一和室で奥伝科目の一つ、行之行をいたしました。点前の手順について詳しいことはお話できないのですが、私の師匠は本当に根気よく何度もこの点前を指導してくださいました。今なお点前の最中に何度も師匠の声が頭の中で響きます。この日はあいにく欠席の方が多く、朝から満員電車に揉まれたこともあって、気持ちの面では今ひとつだったのですが、師匠の言葉を思い出すと何か心が奮い立つような気がしました。
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 午後からは第二和室の方に更好棚を据えて初級チーム・初心者チームの小習のお稽古です。欠席された方が多かった分時間が十分取れましたので、いつものお稽古ではお点前が一回か二回のところ、三回お稽古された方もありました。また、ご見学の方も何名かお見えになり、お一人の方からはその場で入会したいとお話をいただきました。皆様の茶道に対する興味・関心の高さと熱意には驚かされるばかりです。

 では、恒例のお庭の写真です。こちらの黄色い小さな花の咲いている樹はサンシュユ。
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 池の向こう側に咲く白梅。これらの木々は赤鳥庵の中からも咲いているのがよく見えます。
 
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 芝生広場の紅梅と白梅。紅梅の方はそろそろ満開を過ぎたでしょうか。
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2月13日のお稽古ー小習・逆勝手

 前回は夜間のみのお稽古でしたが、今回は午後のみのお稽古です。

  写真は目白のメジロです。冬の間、事務所の方が庭園にバードフィーダーを設置してあるのですが、私たちが庭園に着いたとき、ちょうどメジロがみかんをついばんでいました。
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  さて、お稽古の方は中・上級チームは逆勝手の小習。初級チームは引き続き丸卓の点前です。先週は第一和室で逆勝手をしましたが、今週は第二和室です。第二和室は逆勝手の稽古をするとちょうどお点前する方の右側が襖になるので、先週のように「見えない壁」を想定する必要がありません。ああ、前回もこちらのお部屋ですればよかった、と少し後悔しました。

 写真は第二和室のお花。ミニ水仙と一休椿です。一休椿は我が家のベランダで育てている白い花の咲く椿ですが、毎年二月から三月にかけて花を咲かせてくれます。今年の第一号ですがあいにく蕾のまま。お稽古中に開いてくれるかも、と思ったのですがそううまくはいきませんでした。
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 第一和室では小習。三人の方が順番に丸卓での濃茶平点前、薄茶平点前、絞り茶巾をした後、盆略点前。それぞれの進度に合わせてお稽古をするのは、私自身にとってもとても良い勉強になります。他の方のお点前を見るのもお稽古の一つ。皆さん最後まで熱心にお稽古をしてくださいました。

 私は第一和室の方におりましたが、この日は「初心者の方が逆勝手を見ると混乱するから」という理由で、部屋の間のの襖を閉めてお稽古しました。すると、普段なら絶対聞こえるはずのない音、建水に茶碗を当てたときの「カーン」という音が時々お隣から聞こえてきます。いつもなら苦もなくできることが難しい。逆勝手は本当に良い頭の体操になりますね。

 さて、お庭の様子も少しご紹介しておきましょう。いよいよ本格的な梅の季節の到来です。

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 こちらは赤鳥庵の中からもはっきりと見える池の対岸の紅梅。見事な花を咲かせていますね。

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 庭園入口の白梅はつぼみが膨らんで、一輪、二輪とほころびはじめました。次のお稽古が楽しみです。

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 芝生広場では八重の梅が一本だけ一足先に満開を迎えていました。今が見頃です。(でも、周りの白梅はまだまだ蕾を固く閉じたままでした)

  まだ二月、寒いとはいえもうすぐ春です。次のお稽古がいっそう楽しみになってきました。 

2月6日のお稽古ー逆勝手と初歩の点前

 2月6日は久しぶりに夜間のみのお稽古でした。

 流水会では夜間の時間帯に学校・会社帰りの方のお稽古をしています。普段は午後から夜間まで通しでお茶室をお借りしているのですが、予約の抽選で午後が取れなかったため、18時のスタートです。庭園は17時には門が閉まってしまいますので、夜の茶室はとても静かです。 
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 この日は4名がお稽古しました。Mさん母子には前回に引き続いて丸卓を使った薄茶の平点前をお稽古していただきました。12月に入会されたばかりのAさんは盆略点前の割稽古です。 

 2月に入りましたので上級のKさんには逆勝手のお稽古をしていただくことにしました。京都の裏千家には「大炉の間」という茶室があって、そこは通常より大きめの炉が逆勝手に切られて、極寒の時期にのみ使用されます。

 赤鳥庵には大炉がありませんので、釜の向きを変え、茶道口の場所を移動して逆勝手になるようにしてお稽古をしたのですが、やはり壁のないところを壁のつもりでお稽古をするのはなかなか難しかったようです。
 
 この日はもうお一人お稽古にお見えになる予定がご連絡のないまま欠席でした。インフルエンザにでも罹患して高熱で寝込んでいらっしゃるのではないかと心配しましたが、翌朝になって「来週と勘違いしていました」とご連絡がありました。まずはご病気でなくて何よりでした。

 次回は13日。今度は午後のみのお稽古です。
 

1月30日のお稽古ー初歩から中級まで

 よく晴れて、目白庭園の梅が青空に映える季節がやってきました。まだ満開にはほど遠いのですが、梅が開くと少しずつ春が近づいているのを感じます。お稽古のお花も梅があればと思ったのですが、残念ながら手に入らずヤブツバキと啓翁桜です。
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 初心者チームはこの日は丸卓と染付の水指を使って薄茶・濃茶の平点前のお稽古です。お道具の説明をしたところさっそく「写真を撮って覚えなくては」と皆様がスマートフォンを取りに行こうとしたので、「ぜひ写真を撮らずに覚えるようにしてください」とお話ししました。

 写真を撮ると安心して頭の方は空っぽになってしまいがちです。茶道では「稽古のときはよく見て終わってからノートを取る」というのが基本です。記録したノートはご自身にとって貴重な財産。時々広げて読み返してみるのが良いと思います。

 中級以上の皆様には唐物、台天目、盆点のご用意をしました。ご指導はI先生がしてくださったのですが、後で伺ったらほとんどの方が唐物で相変わらず台天目は人気がありません。上級の点前はすべて茶碗は天目を使うので、お稽古してほしいところなのですが。

 この日は人数が多かったこともあり、昨年末から入門された方々の割稽古は夫が担当してくれました。一度の稽古で盆略点前を最後まで説明したそうですが、次回までにどの程度皆様の記憶に残っているでしょうか。楽しみです。

 さて、お庭の様子もご紹介しておきましょう。裏の芝生広場では早咲きの梅がかなり開いていたようですね。
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 こちらは開きはじめた庭園の紅梅。見頃はまだこれからになりそうです。
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 蝋梅(ロウバイ)も随分花が開いてきました。本当に蝋細工のようです。
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 目白庭園の梅の見頃はいよいよこれから。二月のお稽古の時には、庭園入口の大きな白梅もそろそろ花が咲き始めるかと思います。

  
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