流水会目白だより

裏千家茶道 流水会のお稽古の様子などをご紹介しています。

2018年06月

今後の稽古予定、
4月9日(水)、4月23日(水)
5月7日(水)、5月21日(水)
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6月20日のお稽古ー竹台子の点前

 「水曜日はいつも雨ですね」とお稽古にいらしたKさん。皆さんもお稽古の度にお天気が悪いことに気づいていらっしゃるようです。

 お稽古科目は台子です。赤鳥庵には真台子はあるのですが、竹台子はありませんので持ちこみです。これだけ雨の日が続くともう「お天気が悪いから台子の稽古はできない」などと言ってはいられません。雨に負けずに喝を入れたいということで、お軸は太玄さんの「関 南北東西活路通」です。

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 写真は第一和室に台子を据えたところです。この台子は以前の稽古場で使っていたものより一回り小さいのでよく「江戸間用の台子ですか?」と聞かれるのですが、大きいのは武野紹鴎好、小ぶりの竹台子は利休好という違いです。

 風炉の時期は台子の左側に風炉を据え、中央に杓立と建水、右に水指を置きますが、利休好の竹台子は小さいので思い切って風炉を左に寄せないと杓立と建水を中央に置けません。切掛風炉にしておけばよかったと反省しました。

 こちらのしつらえで、上級の皆様には奥伝の一つ行之行のお稽古を、許状をお持ちでない方は台子を使った濃茶・薄茶の平点前をしていただきました。お菓子は久しぶりのきんとんです。小豆に金箔を乗せて「蛍」を表しています。

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 初心者チームは第二和室で更好棚を使った薄茶点前と、盆略点前です。昨年12月に入会されて熱心にお稽古を続けてこられたMさんも、この日初めてお棚付きで点前をされました。Kさんには一足早く夏の点前である洗い茶巾をしていただきました。夕方六時すぎからは盆略点前タイム。この日は見学の方があったのでお点前をされた方々は緊張したことと思います。

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 このところ涼しい日が続いたり、かと思うと蒸し暑くなったりで体調を崩されたのかこの日はお休みの方も多かったのですが、その分ご参加された皆様にはじっくりお稽古に取り組んでいただきました。

 お庭の様子はまた別の投稿にてご紹介します。

 

6月の抽選会ー梅雨の晴れ間に

 お稽古の翌日が8月分の利用者抽選会でした。参加者はいつもより少なめで20名はいなかったと思います。でも、抽選が激戦であることには変わりはありません。なぜなら、ほとんど全員が8月の初旬または下旬狙いだからです。

 私も上旬と下旬の水曜日を狙ったのですが、1回は上旬の水曜日が予約できたものの、下旬は予約できず。代わりに日曜日、それも午前から夜まで一部屋のみというイレギュラーな予約になってしまいました。みなさんお稽古に来てくださるでしょうか?今から心配です。

 そして、この抽選会の日はなんと晴れたのです。このところ雨の日の庭園の写真ばかりでしたので、今回は晴れた日の庭園の写真を掲載しようと思います。

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 青空と青楓。実に爽やかですね。青楓が初夏の茶道具の意匠として好まれてきた理由がよくわかります。

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 ビヨウヤナギも陽光の下ではこの通り、黄色く輝いて見えますね。

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 赤鳥庵の入口のすぐ近くにある紫式部につぼみがたくさんついていました。開花までもう一息。

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 赤鳥庵の窓から撮ったカルガモ軍団です。四月の末に生まれた雛もこんなに大きくなりました。この日はすぐ隣で庭園長さんが草むしりをしていたのですが、鴨さんたちは気にもとめていないようでした。危害を加えられる心配などない、と安心しきっているのでしょうね。
 

6月6日のお稽古ー長板の点前

 関東地方も梅雨入りし、またしても雨の水曜日となりました。
 そんなお天気にも関わらず、稽古場は大にぎわいです。人数が多かったので、二つの和室にそれぞれ風炉を据えてのお稽古です。

 雨の日の楽しみといえばお菓子。こちらの銘は「ぬれつばめ」です(写真は家に持ち帰ったものを撮りました)
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 さて、中・上級以上の皆様のお稽古科目は長板です。 風炉の長板の点前には「長板二つ置き」「長板総荘」があり、それぞれ薄茶と濃茶があります。この日は四種類の点前の中からご自身でお稽古したい科目を選んでいただきました。

 二つ置きは平点前とよく似ていますが微妙な違いもあります。総荘の場合は柄杓や火箸の扱いが加わり、さらに濃茶・薄茶でも手順に違いがあります。それぞれの点前でどこが違うのかがはっきりとわかったのではないかと思います。

 初心者チームの方々は、これまでのお稽古の続きです。初めて盆略点前を通しでお稽古された方あり、初めて拝見をつけての薄茶点前をなさった方もありました。今回が初めてのお茶のお稽古となったSさんにはお辞儀の仕方、ふすまの開け閉め、立ち方・座り方、畳の歩き方をやりました。

 この日のお庭の様子も簡単にご紹介しておきましょう。カルガモの雛、随分大きくなりました。写真はそのうちの一羽ですが、全部で8−9羽いるようで、元気に池を泳ぎ回っていました。
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 池の周りはビヨウヤナギの黄色に彩られています。
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 そして裏の芝生広場のこれ。なんだと思います?落ちた梅の実です。大きな立派な実ばかりです。
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 芝生の周りは南天やクチナシなど、白い花々が咲き乱れていました。
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ギャラリー
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