流水会目白だより

裏千家茶道 流水会のお稽古の様子などをご紹介しています。

今後の稽古予定、
3月19日(水)
4月9日(水)、4月23日(水)
5月7日(水)、5月21日(水)
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1月の抽選会

 1月9日は3月分の赤鳥庵利用者抽選会でした。本来ならば抽選会は第一週の木曜日なのですが、今月は2日の木曜日が休園日にあたるため一週間遅れでの開催でした。

 この日の参加者は43名とやや多め、やはり暖かくなって来るとお茶会やその他のイベントのニーズが増えてくるようです。桜の開花を狙った撮影の方がもっと多いかと思いましたが全体の四分の一程度でした。

 私はこの日引いた番号が40番代とかなり後ろの方でしたが、幸いライバルが少なくなんとかお稽古日を確保できました。

 園長の片平さんから4月から指定管理者が変更になるという説明がありました。指定管理者は五年ごとに変更になる規則だそうです。

 今の指定管理者の「かたばみ・鹿島建物共同事業体」は私たちが赤鳥庵を利用するようになって二社め、片平さんは園長としては三人目なのですが、4月からはまた新しい園長さんが就任されることになるのでしょう。

 では最後に恒例のお庭の様子から。 

 庭園入り口近くにある蝋梅ですが、黄色い蕾が丸く膨らんできました。来週あたりは花が見られると良いですね。

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 こちらは池の向こう側にある紅梅、まだ開花までもう少しかかりそうです。

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 六角浮御堂の下には錦鯉が集まっていました。寒さのせいかじっとしてあまり動きません。写真の隅にはカルガモのお尻も見えます。最近はほぼ毎日にようにカルガモが見られるそうです。
 
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 来週15日は今年最初のお稽古になります。皆様とまた一緒にお稽古ができるのが楽しみです。 

1月5日 令和七年新年会

 令和七年が明けました。皆さま乙巳年の新年をどのように迎えておられますでしょうか。

 流水会の新年は1月5日、赤鳥庵での「新年会」で始まりました。茶道では新年最初の茶会を初釜と呼ぶことが多いのですが、年によっては新年の集まりにお茶室が借りられないこともあります。そんなこともあって、流水会では新年会という名前を使っています。

  裏千家茶道の新年会や初釜といった集まりでは懐石(食事)をしてお正月の菓子である花びら餅をいただき、濃茶、薄茶を順にいただくというのが一般的です。

 今年は懐石のお弁当をいただく時に皆さまにそれぞれ「好きなお正月料理」についてお話をしていただいたのですが、出身地の独特のお料理やお雑煮の話、ご家庭で作る特別なお正月料理のお話が出て大いに盛り上がりました。

 後半は皆さまにお点前をしていただく形式にいたしました。濃茶は一碗を練った後、お盆に載せた茶碗を運び出して練る各服点とし、途中からは水屋で練ったお茶をお出ししました。薄茶は数名の方が交代でお茶を点てる形式でいたしました。 

 台子を使っての平点前は久しぶりだったこともあり、中には少々苦戦されていた方も見受けられましたが、良い点て初めになったのではないでしょうか。

 せっかく皆様が晴れ着で集まってくださったのにいつも写真を撮り忘れてしまいがちなのですが、今回は無事撮影できました。

 残念ながらご都合で新年会に来られなかった方も、今月は15日と22日にお稽古があります。ぜひ、今年最初の茶室での一服を味わいにお稽古にいらしてください。
 
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 真台子と皆具、心がピリッと引き締まる新年の取り合わせです。
  
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 良い枝振りの梅でしたので、どっしりとした青磁の花入に。お茶室の熱気で帰る頃にはさらに花が開いていました。

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 集まった皆様と記念撮影、何とこの日は全員が着物での参加でした。 滅多にないことです。

12月25日のお稽古ー茶通箱、唐物など

 12月25日は今年最後の流水会のお稽古日でした。お天気は冬晴れです。

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 12月の茶席では「無事」という言葉の書かれた掛け軸を掛けて、一年の息災に感謝したりするのですが、この数年は毎年12月には感染症が流行しています。今年はインフルエンザが猛威を奮っているらしく、前日に数人から欠席の連絡がありました。

 お稽古に来られる方の人数がいつもより少ない、となれば時間のかかるお点前にじっくり 取り組んでいただくよいチャンスです。久しぶりに茶通箱のお稽古をすることに致しました。

 茶通箱は古い時代からあるお点前で、箱の中に二種類の異なるお茶が入った茶器を入れておき、お客様に二服のお濃茶を差し上げるものです。現在、私たちの学ぶ裏千家流茶道ではこの点前は中級科目の一つになっています。とはいっても、同じ中級科目である唐物や台天目のように、茶入や茶碗の清め方や扱いが小習の時と大きく変わったりはしません。

 この日お稽古された方々には、茶通箱という点前はストーリーのある点前だというお話をしました。一碗めの濃茶を出すまではほぼ平点前の手順と同じですが、その先どういう流れで点前が進んでいくのかを理解することが大切です。

 もう一つ、ストーリーが次の章に移る時には「きっかけ」があるというお話もしました。このきっかけを作るのが正客ですので、客が亭主に声をかけるタイミング、拝見のタイミングなども同時に覚えないとストーリーの全体像が見えてきません。

 やるのは難しくないけれど、覚えるのは難しいとお感じになられた方も多かった様ですが、稽古を重ねていけば必ず「ああ、こういうことだったのか」と分かる時が来ます。その日を信じて挑戦を続けていただければと思います。

 この他、何人かの方には唐物、濃茶薄茶の平点前のお稽古をしていただきました。皆さまがそれぞれの進捗に応じたお点前を稽古するのが流水会のスタイルです。稽古はあくまで自分自身のためのもの、誰かと比較する必要もなければ、人に遠慮する必要もありません。

 目の前にある課題に取り組み、少しずつご自身の歩みを進めていくのが茶道の稽古です。ぜひ、これからも皆様と一歩ずつ地道な歩みを続けて参りたいと思います。

  さて、この日の庭園の様子もいくつかご紹介しましょう。

 目白庭園のシンボルツリー、枝垂れ桜の木です。何やら鳥が止まっていますね。見えるでしょうか。
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 何と大きなアオサギでした。

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  そのアオサギの視線の先には二羽のカルガモ、上からの威嚇もあまり気にはしていない様です。

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 ボケの鮮やかな赤い花があちこちで見られました。

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ギャラリー
  • 3月12日のお稽古ー行之行、台子平点前
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