流水会目白だより

裏千家茶道 流水会のお稽古の様子などをご紹介しています。

今後の稽古予定、
7月15日(水)
8月5日(水)、8月19日(水)、8月26日(水)
9月9日(水)、9月16日(水)、9月30日(水)
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6月10日のお稽古ー桑小卓の点前

 6月最初のお稽古日は朝からどんよりとした曇り空でした。7日に関東の梅雨入りが発表されて以降、すっきりしないお天気が続いています。


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 この日は第二和室のみのお稽古でしたが、お隣の第一和室が撮影の方のご利用でしたので茶道具はいつも通り好きなものをお借りすることができました。お部屋の対角線上に二箇所風炉を据えて点前座を作り、一方は丸卓、もう一方は桑小卓でのお稽古です。

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 桑小卓は仙叟宗室好みの二重棚ですが、他の二重棚とは違って棚板が低いところにあり、ここに水指を置きます。一番下の高さの低い段には平建水をかざることができます。

 上の写真はお点前が終わった時のもの、棚の左の柱のところにのぞいているのは柄杓の合です。この棚の一番の特徴は、柄杓のかざり方にあります。写真では分かりにくいのですが、左奥の柱に合を伏せ、中棚左手前角の柱の内側に柄杓の切り止めを押し込むようにして立てかける様にします。

 お点前された皆様の中にはこの棚を「見るのも初めてです」と仰る方も多かったのですが、しっかり柄杓をかざったつもりでもちょっとした振動で柄杓が棚から落ちてしまうハプニングもあり、ちょっとしたスリルのあるお稽古でした。

 また、桑小卓のお稽古では蓋置に蟹と栄螺(さざえ)を使いました。こちらも初めての方が多く、特に栄螺の蓋置についてはどうやって使うのだろうと目を白黒させている方もありました。

 茶道には七種蓋置と呼ばれる古くからある変わった形の蓋置があります。火舎(ほや)、五徳、三つ葉、三つ人形、一閑人、蟹、栄螺の七種ですが、今回のお稽古をきっかけに皆様にその名前と形を知っていただきたいとお話ししました。

 初級で習う薄茶や濃茶の点前は、使うお道具の扱い方のバリエーションが豊富です。時々こうした扱いのある蓋置や、いつもと違うお棚を使ってみるのは良いお稽古になったのではと思います。

 恒例のお庭の様子ですが、ちょうど桔梗が咲いていました。秋の七草の一つですが、最近ではすっかり6月の花になりましたね。

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5月20日のお稽古ー茶筅荘、盆点、濃茶薄茶平点前

 5月も後半に入って、この数日は最高気温が30度近くまで上がっています。空は青く晴れ渡り、日差しも強くなってきました。カルガモも心なしか暑そうに見えます。

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 朝からお稽古にいらっしゃる皆様にはお湯を沸かす、茶碗を清める、風炉先屏風や風炉を出すといった準備のお手伝いをお願いしています。皆様のご協力のおかげで二つの茶室の準備が思いのほか早く整いました。

 二つの茶室をお借りした日は、一方のお部屋は初心者チーム、もう一方のお部屋は中、上級チームに分かれてお稽古しています。

 実は中、上級チームの皆様方には「そろそろ四ヶ伝の科目をやりましょう」と予告していたのですが、何と私がうっかりしてお稽古で使う曲水指を、ロッカーから出し忘れてしまいました。

 流水会のお稽古で使う茶道具の主なものは赤鳥庵の備品をお借りしていますが、備品にない茶道具や掛け軸、棗や茶入、茶筅、茶杓などは持ち込みです。自宅から全てを運ぶと大荷物になってしまいますので、トランクルームの小さめのロッカーを借りてそちらに預けています。

 お稽古前にロッカーに立ち寄って茶道具を出して、タクシーで赤鳥庵まで持ってくるのですが、たまたまこの日はお稽古の予約時間の変更が多く、私がそれに気を取られて曲水指を出しそびれたのでした。

 仕方がないので科目を茶筅荘に変更することに致しました。(茶道で使う道具は点前ごとに定められており、別の種類の水指を代用してお稽古したりはできないのです。)

 ただ、ありがたいことに事情を知ったMさんが疾風の様な素早さでロッカーまで往復して曲水指を取って来てくださったので、そのあとは四ヶ伝の一つ盆点の点前を致しました。茶筅荘と盆点の稽古を同じ日に行うことは通常あまりないので、両方のお点前をご覧になれた方はラッキーでした。

 盆点のお稽古ができなくて残念だった方は来月のお稽古でぜひリベンジして頂ければと思います。

 初心者チームの茶室は、薄茶平点前や盆略点前、割稽古を中心にお稽古しました。この日は新しく入会された方が二名、それ以外に見学の方も二名あり、なかなか賑やかなお稽古でした。初心者のお稽古は主に夫が見ているのですが、この日はYさんが色々とお手伝いをしてくださいました。

 夕方以降は学校帰り、会社帰りの方々が続々とお見えになりました。お稽古科目は薄茶、濃茶平点前を中心に致しました。

 一時期は夜はかなり空いていたのですが、新入会の方やお稽古に復帰された方も加わって、賑やかになってきました。赤鳥庵の最終退出時刻は21時と決められていますので、それまでに全員が点前を終えて、後片付けまでして撤収する必要があります。

 この日はいつも以上に多くの方が片付けを手伝ってくださったおかげで、少し早めに撤収することができました。ありがとうございました。

 最後は恒例のお庭の様子です。

 目白庭園名物のカルガモ、この庭は恐らくペアなのでしょう。それにしても全く人を恐れず近づいて写真を撮っても平気な顔をしています。

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 いよいよ濃くなって来た緑に空の青、初夏の景色です。

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 庭園のあちこちでは未央柳(ビヨウヤナギ)の黄色い花が咲き始めました。

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 次回のお稽古は6月10日です。

5月13日のお稽古ー平花月之式、濃茶薄茶平点前

 5月二回目のお稽古は13時からです。空は晴れて日差しも強くなってきました。赤鳥庵前の植え込みには大きなフキの葉が見えます。

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 流水会のお稽古は通常は午前中から夜までですが、稽古場の赤鳥庵はインターネット抽選で予約が決まりますので、うまく取れないこともあります。この日の稽古は13時から、お部屋も第二和室のみです。

 床の花はスイカズラ、アワモリソウ、コバンソウ。籠の花入に草ものの花の組み合わせ、風炉になると花も軽やかになります。

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 お稽古希望者の人数も多かったので花月をすることにしました。先月も花月の稽古をしましたが、今回は風炉、点前の部分には少し違いがあります。でも、それ以上に皆様が苦戦されていたのは足運びでした。

 とくに苦手とされているのが「後ろに下がる」足運びです。右、左、右または左、右、左と3歩まっすぐ後ろに下がるのが基本なのですが、どうしても3歩目を進行方向に向けてしまわれる方が相次ぎました。

 折据の持ち方、送り方、札の取り方などもまだ安定していません。これらの動きや所作は繰り返し花月を稽古することで身についていきます。ぜひ機会があったら選り好みせずに花月に挑戦していただきたいと思います。

 結局この日は途中でメンバーを替えながら平花月を三回、濃茶付花月を一回いたしました。ちょうど花月を終えた頃から空の雲行きが怪しくなり、夕立が降り出しました。

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 写真に写っている金属製の鎖の様なものは鎖樋(くさりどい)という雨樋の一種です。日本建築らしい意匠で水が伝って落ちる様子を眺めるのはなかなか面白いのですが、この日は雷も鳴って風情を楽しむというより「皆様が夜のお稽古に来てくださるだろうか」と心配になるほどでした。

 幸い一時間ほどで雨は弱まりましたが、交通機関にもかなり影響が出ていた様でした。

 夜は人数も減りましたので、いらっしゃった方から順番に割稽古、薄茶平点前、濃茶平点前、盆略点前などそれぞれの進捗に応じたお稽古をしました。

 夜、お片付けが終わって茶室を出る頃には雨もほぼ上がっていました。

 最後は恒例のお庭の様子です。目ぼしいお花はありませんでしたが、時々庭園に訪れるアオサギがこの日も姿を見せていました。人を全く恐れない堂々とした振る舞いには本当に驚かされます。

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 激しい夕立の中で、なぜか池を泳ぐカルガモのペアの姿も見かけましたが、彼らはここで営巣する気があるのでしょうか。2年ぶりに可愛い小鴨の姿が見られたら良いのですが。
ギャラリー
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  • 7月8日のお稽古ー洗い茶巾
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