流水会目白だより

裏千家茶道 流水会のお稽古の様子などをご紹介しています。

今後の稽古予定、
11月13日(水)
12月11日(水)、12月25日(水)
1月15日(水)、1月22日(水)
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2月のお稽古

 2月11日は、流水会の第2回目のお稽古でした。

 2月の稽古科目は絞り茶巾、花所望、花月之式です。お茶室には裏千家十一代玄々斎好の更好棚を据えました。絞り茶巾は、筒茶碗を使った寒い時期のお点前です。筒茶碗を扱うのは一年ぶりという方もいらっしゃって、久しぶりの感触を楽しみました。
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 また、春を待ちきれずに花所望を稽古しました。床の軸をあげて、竹一重切りの花入を掛けます。ご亭主からの「お申し合わせの上、お花をどうぞ」の声がかかると、客の一人が床前に進み、花台に置かれた花の中からいくつかを選んで床の花入に入れます。交代で亭主と客の役をやりました。下の写真では少しわかりにくいのですが、思ったより床の花釘の位置が高く、花入の位置が高くなりすぎてうまく花水次で水を指す稽古ができませんでした。これは、準備を担当した私の反省点です。

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 ふだんお仕事で夜しかお稽古できない方も、昼間からじっくりお稽古ができましたので、午後は上級の方々を中心に、花月之式を致しました。五人一組で薄茶四服を点てます。折据を回して「花」の札を引いた方が薄茶点前、「月」の札を引いた方がそのお茶をいただきます。花月には足運びや折据の扱いなど、ふだんの稽古とは違った所作が出てきます。初めて花月をご覧になった初級の方々には、席入り・退出の足運び、折据の扱い、札の取り方などの割稽古をしていただきました。

 この日、お隣のお部屋は他流の方がお茶の稽古をされていました。時折もれ聞こえる声は、私たちの学ぶ裏千家と似ているようでもあり、また全然異なるようでもあり、何やら不思議な感じが致しました。

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 上の写真はこの日のお庭の様子です。お天気が良く、大勢の方々が散策に訪れていました。午後は和服姿の花婿さんと花嫁さんでしょうか。庭園での写真撮影をしておられる方の姿も見受けられました。朝から夕方まで、長い一日になるかと思いきや、終わってみればあっという間でした。

 

 


 


 

抽選会


 今日は月に一度の抽選会でした。お部屋を借りる希望者は、月に一回開かられる抽選会に参加します。

 初めて参加したときは、2つの部屋を朝、昼、夜3つの時間帯で貸し出しているのを、どうやって抽選するのだろうと 思っておりました。

 
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 お部屋に入ると、こんな風にみなさん座って待ちます。時間になると係りの方が抽選箱を回してくださるので、そこから札を1枚引きます。引いた札に書かれた番号順に、希望する日が予約できるという仕組みです。

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 今日は20名近い方が来られました。私の引いた札は13番とあまりよくなかったのですが、水曜日の希望者はさほど多くないのか、なんとか4月も水曜日にお部屋を予約することができました。予約の際に用途を聞かれますが、暖かくなってきたこともあり、「お茶会です」という方がかなり多いように思いました。

 それから、もう一つ朗報です。第一和室の畳がきれいになっていました。先日畳替えをされたのだそうです。第二和室も今度の土曜日に畳替えするとのこと。前回のお稽古のときに、随分畳が古いなぁと思っていましたが、次回は真新しい畳でお稽古ができるのが楽しみです。
 

「流水会」と「赤鳥庵」について

 流水会は、元々別の場所にあった茶道教室の仲間を中心とした集まりで、現在のメンバーは約10名ほどで、茶道を始めて1年未満の方から20年を越えるベテランまで実に様々です。お稽古のご指導は、元々の茶道教室の先輩の先生にお願いしています。

 「流水会」という名前は、禅語の「行雲流水」 から取りました。以前のお稽古場がこの禅語にちなんだ名前だったこと、そして水曜日のあつまりであることから付けた名前ですが、メンバーの皆さんにとっても覚えやすい名前となりました。IMG_1381

 お稽古は今のところ月1回、目白駅にほど近い目白庭園の中にある「赤鳥庵」というお茶室をお借りして行っています。「赤鳥庵」という名前は、ここ目白で大正7年に鈴木三重吉が「赤い鳥」という雑誌を発行したことに由来するそうです。写真は庭園側から赤鳥庵を見たところです。


 赤鳥庵には、第一和室(十帖)と第二和室(八帖)があり、私たちは横に広々とした水屋のついた第一和室をお借りしています。茶道の稽古をするものにとってありがたいことに、ここでは様々なお道具をお借りすることができます(有料ですが)。風炉や御釜はもちろんのこと、台子や皆具、花台セットや長板、毛氈や莨盆のセットなどもお借りできるので、様々なお点前の稽古ができます。

 ただ、残念なこともいくつか。公共茶室の常ではありますがお炭は使えません。また、茶室の利用者が使える駐車場もありません。それを乗り越えて、どうこの場を活かすかは、茶人としての工夫次第とも言えます。私たちもいろいろなことを試していきたいと思っています。

ギャラリー
  • 11月6日のお稽古ー炉の平点前、平花月之式
  • 11月6日のお稽古ー炉の平点前、平花月之式
  • 11月6日のお稽古ー炉の平点前、平花月之式
  • 11月6日のお稽古ー炉の平点前、平花月之式
  • 10月30日のお稽古ー竹台子平点前、行之行
  • 10月30日のお稽古ー竹台子平点前、行之行
  • 10月30日のお稽古ー竹台子平点前、行之行
  • 10月30日のお稽古ー竹台子平点前、行之行
  • 10月16日のお稽古ー中置濃茶、唐物
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