流水会目白だより

裏千家茶道 流水会のお稽古の様子などをご紹介しています。

目白庭園の四季

2月も赤鳥庵での稽古は中止します
3月10日(水)3月24日(水)
4月7日(水)4月21日(水)
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2月の抽選会

 2月4日は4月分の利用者抽選会でした。先月はお稽古を中止しましたので、私自身目白庭園に足を運ぶのは一ヶ月ぶりとなりました。
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 この日の抽選会は30名ほどの参加者でした。最近ではとても多い方でしたので心配しましたが、無事に二回の稽古日が取れました。この日の抽選にも、まだお茶関係の方々は戻ってきていないという感じを受けました。

 抽選会では予約が決まると日付と時間帯の書かれたホワイトボードに、予約済みを示す札が貼られていくのですが、その札が「茶会」「学習会」「会合」などの目的別に色分けされています。4月は例年ならお茶会シーズンですが「茶会」と書かれたピンクの札はさほど多くはありませんでした。

 最近の赤鳥庵は茶道のための施設というより、和装で結婚記念の写真(この時期披露宴はなかなか難しいようですね)を撮る人たちの利用がとても多いようです。

 さて、この日はお庭の写真を何枚か撮影しましたのでご紹介します。 
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 いいお天気です。少し風が冷たかったのですが良いお散歩日和でした。

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 紅梅が満開でした。目白庭園は何本も梅の木がありますが、紅梅は毎年一番最初に花を咲かせます。

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 久しぶりにカルガモを見ました。春にはこの二羽がここで子育てすることになるのでしょうか。
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 こちらは芝生広場の梅です。ピンクの梅がいい感じに咲いていましたが、白梅の蕾はまだ固い感じでした。

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 来月こそ、ここでお稽古いたしましょう。それまではもう少しの間我慢です。

 

12月2日のお稽古ー許状のお渡し、上生菓子のはなし

 12月最初のお稽古は朝から曇り空、昼前から雨が降り出して寒い一日となりました。
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 この日の稽古では半年ほどお休みされていた方が、許状の受け取りに来てくださいましたので、久しぶりに利休様のお軸をかけました。しばらく連絡も途絶えていたので、無事に許状をお渡しすることができてほっといたしました。
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 この方は医療機関にお勤めでやはりまだ毎回お稽古に来るのは難しいとのこと。「来年の春くらいには稽古を再開したい」とおっしゃっていました。早く感染症を気にせず稽古ができる日が来ることを祈るばかりです。

 その一方、新たに二人の方入会されることになりました。夜のお稽古の人数が増えたため、この日は急遽第二和室もお借りして、二つの点前座を使ってお稽古をしました。一方は私、他方は夫が稽古を見るという形で行いましたが、当面は夜間のみ二部屋を使うという体制でいこうと考えております。

  最後にお菓子の話を一つ。

 稽古の時の菓子はいつも私の自宅の近くのお菓子屋さんにお願いしているのですが、臨時休業だというのでもう一件、ときどきお願いする別のお菓子屋さんに頼もうとしたらそちらも休業日。どうしようかと悩んだ結果、九段の宝来屋さんにお願いしました。

 東京・九段の宝来屋さんは明治元年創業の老舗です。以前私や夫が通っていた稽古場の近くでしたので、こちらのお菓子には馴染みがあります。この日の上生菓子は「山茶花」でした。しっかりと甘さがあり、見た目にも美しく、お稽古に来られた皆様にも好評でした。(そしてありがたいことにお値段もリーズナブルです)
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 実は、お菓子の甘味というのはお茶を美味しくいただくためにはとても大切です。最近は甘さを控えめにしている和菓子屋さんもありますが、それでは抹茶を美味しくいただくには不十分。「抹茶とともにいただく上生菓子」の条件をきちんと満たしてくれる和菓子屋さんとお付き合いすることの大切さを痛感しました。

 では、最後に恒例のお庭の写真です。
 日差しの無い分、寒々しい感じではありましたが、ちょうどお庭の滝の上の紅葉が真っ赤に紅葉していました。今の時期しか見られない眺めです。
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 こちらは赤鳥庵をはさんで池と反対側の細い通路沿いに咲いた山茶花です。ここを通る人はあまり多くないのですが、これも今だけの眺めです。
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 次回、16日で年内のお稽古は終わりです。都内では新型コロナウィルスの感染が再び蔓延しており、日々発表される人数も増加中。心配な状況ではありますが、換気と消毒に十分気をつけてお稽古したいと思います。





 
  

11月18日のお稽古ー唐物・台天目

 目白庭園のもみじが赤く色づきました。今年の紅葉は例年に比べると一週間ほど早いような気がします。11月2回目のお稽古は美しいお庭の景色を見ながら、ということになりました。
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 この日のお花には初嵐という白い椿を入れました。最初は椿と一緒になにか照り葉(紅葉した枝をこう呼びます)を入れようかどうしようかと迷ったのですが、窓の外がこれだけ見事に紅葉しているのなら、茶花に照り葉は蛇足というものです。
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 この日は午前中は第二和室での稽古、午後からは第一和室に場所を移しての稽古ということで、いつもよりも午前の稽古時間が短く、また午後の開始前にも水屋の準備などがあって、いつもより少し慌ただしいスタートでしたが、点前が始まればいつもの稽古場です。

 さて、この日は炉になってから初めての唐物・台天目をいたしました。「伝物」といって教科書には載っていないお点前なので詳細は省きますが、最近は茶道具の消毒にも少しずつ慣れてこのような点前の稽古もできるようになってきたのは嬉しいことです。

 炉が開いてまだ間もない上、初めてこれらの点前をなさる方もいらっしゃいましたので、指導する私の方もとても新鮮な気持ちでお稽古に臨むことができました。

 夕方には約七ヶ月ぶりにKさんが稽古場に顔を出してくださいました。人と直に会うことが貴重な機会となった昨今、まずはお互い無事に再会できたのは喜ばしいことでした。

 流水会では今も約半数の方がお稽古を休んでおられます。仕事のこと、ご家族の健康のことなど心配事を抱えた状態ではお茶のお稽古もままならないと思いますが、気持ちに少し余裕のできた時には一服のお茶、そして一度のお点前が良い気分転換になることもあるでしょう。

 夜の時間帯は会社帰りの初心者の方々のお稽古が続きます。お二人の方は炉での薄茶点前二回目、もうお一人は初めて濃茶に挑戦していただきました。ご見学の方もあって、外が暗くなっても茶室の中は賑やかでした。

 夜は少し人数が増えてきましたので、次回は久しぶりに両方のお部屋を使ってお稽古することになりそうです。

 では最後にいつものようにお庭の様子から。赤鳥庵も今はすっかり紅葉に彩られています。
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 この日はお庭の松の木の雪吊りの作業が行われていて、植木屋さんたちを何人も見かけました。雪吊りの様子は初めてみましたが、池の中に入って作業をしている方もいて、これは結構な大仕事だと思いました。
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 こちらのお花は石蕗(ツワブキ)です。この花が咲き始めるとそろそろ冬がやってくる、そんな気がいたします。
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 次回の稽古は十二月。紅葉の見頃はそろそろ終わっているでしょうか。






 

11月4日のお稽古ー炉の小習

 11月になりました。空は快晴、朝は涼しいのを通り越して寒さを感じるほどです。(後で知ったのですが、東京はこの日の夜明け前に木枯らし1号が吹いたとのことでした)
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 11月に入ると炉の稽古が始まります。炉を開き釜を掛けると茶室の景色も変わります。これまで風炉が置かれていた点前畳は棚と水指だけのすっきりした姿になるのです。

 床の掛物は「松風伝古今」大徳寺の山口萬拙老師の筆です。松風というのは松の木に吹く風のことですがお茶の世界ではもう一つ別の意味もあり、そんなお話を皆様にいたしました。 
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 床の間に置かれた茶花も秋の草花から椿に変わります。最初の炉の稽古の日にちょうど良い具合に椿が咲いてくれるか、というのはお茶の先生にとっては心配事なのですが、今年も我が家の西王母(椿)が一輪タイミングよく蕾を膨らませてくれました。
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 私たちは月に二回のお稽古ですので炉開きといってもいつものお稽古と特段変わりないのですが、この日は亥子もちをいただきます。「亥」は陰陽五行では水の卦なので火事を防ぐという縁起をかついでのことだそうですが、いのししは子沢山なので子孫繁栄という意味もあります。

 お干菓子は吹寄せと小鳩の落雁をご用意しました。吹寄せというのは秋の落ち葉などが風で吹き集められた様にさまざまな形の菓子が入ったものを指します。コロナ対策として吹寄せと落雁は一人分ずつ小さな袋(菓子材料のTOMIZで買いました)に小分けしました。(もちろん小分けの際はポリ手袋をして菓子には直接手を触れないようにしています)
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 少しだけ手間をかけた分、皆様にも好評でほっといたしました。安心してお菓子やお茶を召し上がっていただけるようにすることは、今の時期の茶道の稽古にはとても大切なことだと思います。

 お稽古の方は更好棚で小習、濃茶平点前、薄茶平点前を中心にいたしました。午後からの上級組の皆さんは重ね茶碗、各服点など。夕方から夜にかけては学校や会社帰りの皆様とふたたび薄茶のお稽古をいたしました。夜は久しぶりにご見学の方もありました。

 毎回の例に漏れず、この日も窓は全開、茶室と廊下の間の戸も開け放って換気に気を使ってのお稽古だったのですが、午後には風が冷たく肩がひんやりするほどでしたので、扉は一部を開けるだけにして今シーズン初めての暖房を入れました。

 お稽古にいらした方から「オフィスも通勤電車も換気のため涼しいを通り越して寒いくらい」と伺いました。今年はいつもの年とは少し違った寒さ対策が必要になるかもしれませんね。

 では、いつものようにお庭の様子をご紹介しましょう。

 赤鳥庵の下、池のほとりから見た浮御堂の様子です。青い空が水面に映ってきれいですね。少しずつ紅葉も始まっています。
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 カルガモ達のいなくなった池の主役は錦鯉。水面から見える姿も色鮮やかです。
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 台湾ホトトギスはようやく満開になりました。今年は花が遅かったです。
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10月21日のお稽古ー中置小板と大板

 10月2回目のお稽古日もよく晴れました。この日は久しぶりに13時スタート、第一和室と第二和室の両方のお部屋を使っての稽古でした。

 この日の掛物は「吾心似秋月」。私の心は秋の月に似ている、とは仏道の悟りを開いた者の心境を澄んだ夜空に浮かぶ冴え冴えと輝く月に喩えたものだと思いますが、墨跡というのは不思議なもので、この掛物を見ているだけで秋の夜の月を見ているような心持ちが致します。
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 茶花は宗全籠に秋の野の花を七種(ヨメナ、ホトトギス、シャクチリソバ、オオイヌタデ、セイタカアワダチソウ、エノコロ草、シマススキ)を入れました。これも十月だけの景色です。
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 中置の稽古も2回目となりましたので、第二和室の方では風炉の敷板を大板にしました。通常風炉の敷板(小板)は縦横が九寸五分(28.8センチ)ですが、大板はひとまわり大きい一尺四寸(42.4センチ)あります。

 小板でも大板でも基本的な茶道具の位置に変わりはないのですが、大板の場合は風炉を少し後ろに据えて、蓋置と柄杓が板の手前側に載るという点が異なります、と口で言うのは容易いのですが、目の前の景色が変わると意外に戸惑うものです。大板でお稽古された三名の方はそれを実感されたのではないかと思います。

 流水会ではコロナ対策として換気のため窓を全開に、廊下と和室の間の扉も開け放ってお稽古をしておりますが、この日は午後3時過ぎくらいからは空気が冷え込んで、袷の着物の肩がひんやりとするほどで、まさに「火を客の方に近づける季節」を実感しました。

 最後にこの日の庭園の様子もご紹介しましょう。

 赤鳥庵前の秋明菊がようやく開きはじめました。昨年はもっと多くの株があったのですが、今年は夏の暑さのせいでしょうか。少し少なめです。
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 台湾ホトトギスも咲き始めました。こちらも昨年より花は少ないようです。
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 今年は昨年に比べると全般に秋の花の開花が遅れている印象ですが、門を入ってすぐのところで山茶花が咲いていました。花は小ぶりですがとても華やかです。
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 そしてこちらはチャノキの花、そうお茶の花です。お茶の花は下を向いて咲きます。
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  次回は炉開きです。お稽古は十一月から炉の点前になります。
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