流水会目白だより

裏千家茶道 流水会のお稽古の様子などをご紹介しています。

目白庭園の四季

今後の稽古予定
6月1日(水)、6月15日(水)
7月6日(水)、7月20日(水)
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5月18日のお稽古ー運び点前・唐物など

 このところ梅雨の走りのようなどんよりしたお天気続きでしたが、五月二回目のお稽古日はすっきりと晴れました。太陽が高くなり日差しがずいぶんと強くなってきたのを感じます。
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 前回のお稽古が棚の点前でしたので、この日は運び点前を中心にお稽古いたしました。「運び点前」というのは簡単に言ってしまうと水指を水屋から持ち出して行う点前のことです。

 写真に写っているのは水指、薄茶器と茶碗を運び出したところです。とてもすっきりとしたシンプルな道具立てで行う点前ですが、炉から風炉に変わって茶道具を置く位置が変わりましたので、炉のときとは足運びが違います。
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 茶の湯とはただ湯をわかし茶をたてて飲むばかりなる事と知るべし(「利休百首」より)

 とは言うものの、お稽古でやることは毎回少しずつ違いがあります。季節による茶道具やしつらえの違い、炉と風炉による違い、その時習うお点前の種類による違い、それを楽しみつつ繰り返し実践することがお茶のお稽古です。

 中級以上の許状をお持ちの方々とは「唐物」のお稽古をいたしました。「唐物」とは元来中国から渡ってきた文物を指す言葉だったそうですが、茶道の場合は「中国から渡ってきた茶入」を指します。昔はその唐物茶入が大変な宝物で、一国一城にも匹敵するほど値打ちがあったそうです。それらを扱う方法を学ぶお稽古として「唐物」というお点前が伝わっています。

 珍しい器物や宝物をどのように扱えばよいのか、お茶の点前にはそんな先人の思いが込められていたりもします。

 さて、この日のお庭の様子もご紹介しておきましょう。


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 お稽古をしている茶室からは写真のような感じでお庭の池がよく見えます。この日はあるものがお稽古に来られた皆様の注目を集めました。

 またカルガモの雛が生まれたのです。事務所の方のお話では誕生は三日前だったそうです。ちょうどお風呂に入れるアヒルのおもちゃのような可愛らしい雛が7羽ほど母ガモを囲むように泳いでいるのが見えましたが、残念ながらうまく写真は撮れませんでした。

 そして先週のお稽古のときに可愛らしい姿だった4月末生まれの子ガモはもうこんな姿になっていました。
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 そして、お庭の滝の手前ではヒメヒオウギ(姫檜扇)が咲き始めました。ちょっと面白い配色の花ですね。

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5月11日のお稽古ー桑子卓を使って

 5月に入って木々の緑も徐々に濃くなってきました。
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 今回からお点前は風炉を使って行います。茶室の炉はすっかり閉じられて畳替えも終わっていました。(こちらの茶室では風炉の時期は畳を丸々一枚取り換えてくださいます) 
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 せっかくの風炉のお稽古なので、今回は桑小卓を出しました。桑小卓は裏千家四代仙叟宗室好みと伝わっています。この棚はもともとは弓矢の矢を立てておくための台だったそうです。端午の節句を迎える五月にはふさわしい棚と言えるでしょう。

 この日は久しぶりの風炉のお稽古でしたので、皆様には薄茶の平点前・濃茶の平点前を中心にお点前をしていただきました。柄杓のかざり方が独特で、ちょっと振動を与えると柄杓が棚から飛び出してしまいます。お稽古中に何度か柄杓が宙を飛びましたが、失敗もお稽古のうちです。

 このところ流水会のお稽古にはほぼ毎回のようにご見学があります。四月にご見学に来られた方がまたお一人入会されました。新しい仲間が増えるのはとても嬉しいことです。新たにお稽古を始めると最初のうちは覚えることが多くて大変ですが、休まずに来てくださると徐々にペースがつかめるようになります。

 見学に来られた方にお話していることの一つは「お茶の点前を覚えられるかどうかに関係があるのは年齢だけ」ということです。十代、二十代の方は休まずお稽古に来るだけでどんどん次のステップに進んでいくことができます。

 逆に四十代なかばを過ぎたあたりからは、人によっては忘れるスピードが覚えるスピードを追い越してしまいます。お稽古のあと自宅で復習をする、お稽古で習ったことを記録する(稽古中にはメモは取れません)などの補助的な学習を自分なりに工夫していただかないと前には進めません。

 いつかお茶をやってみたいとお考えの方、定年退職したら始めようとお思いの方、悪いことは申しません。すぐにはじめたほうが覚える苦労は少なくてすみます。

 さて、お庭の様子もご紹介しておきましょう。

 お庭はカルガモの天下です。人が近くまで寄ってもまったく逃げることを知りません。この二羽は少し大きさが違いますがつがいなのでしょうか。少し調べてはみましたが、カルガモの雌雄の区別はなかなか難しいようですね。
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 そしてこちらの写真は夕方撮ったものです。カルガモ親子がのんびりと昼寝をしていました。なんと可愛いこと、そしてなんとのんびりしているのでしょう ! ちょっとうらやましくなりました。
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 次回の稽古は来週18日です。稽古日が二週連続になるのは久しぶりですが、皆さん来てくださるでしょうか。

 前回のお稽古のときとトップの写真のアングルが同じで少し紛らわしかったので、写真を差し替えました(2022/5/16)







 

 

5月の抽選会

 5月5日は7月分の利用者抽選会でした。赤鳥庵の前ではシャクナゲがちょうど満開を迎えていました。写真ではわかりにくいですが、なかなか華やかな咲きっぷりです。
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 連休中のよく晴れた最高の行楽日和、ということでこの日の参加者はやや少なめの19名ほど。幸い7月も二回のお稽古日を確保することができました。 

 抽選会では前方に置かれたホワイトボードに書かれた日程表に、係の方が予約の入った時間帯にマグネットの札を貼っていきます。札は「茶会」「学習会」「その他」の三種類があるのですが、先月、先々月に比べて「茶会」と書かれた札の数が増えました。それだけこの茶室でお茶のお稽古をする方々が戻ってきているということでしょう。

 そういえば、赤鳥庵では毎月この抽選会の日に「かるがも茶会」という小規模なお茶会が開かれるのですが、コロナで長い間中断していた茶会もようやく再開されました。今日のお席主は江戸千家の先生だったようです。少しずつ茶道のある日常が戻りつつあるのは嬉しいですね。

 さて、赤鳥庵のある目白庭園の池では毎年カルガモが子育てをしています。今年も最初のカップルに雛が誕生しました。生まれたのはどうやら4月末ごろだったそうで、雛の顔つきが随分カルガモらしくなってきていました。
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 大人のカルガモもこの日も私の見たところでは5羽ほどいたように思います。皆この池から巣立っていったカモたちでしょうか。 池の木陰でのんびりと休んでいる姿は絵になります。
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 庭園の木々もすくすくと伸びています。こちらは萩の若葉。
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 そして、こちらは未央柳(びようやなぎ)の小さな蕾です。
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 次回のお稽古は来週11日。久しぶりに皆様に会えるのが楽しみです。
 

4月26日のお稽古ー初めての茶道、初めての上級稽古

  いよいよ緑が色鮮やかな季節になりました。この日は朝から曇りで時々小雨の降る、四月の末にしては肌寒い気候で久しぶりに暖房を入れました。庭園の桜も葉桜に変わっています。

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 このところ気候が安定しません。体調を崩してお休みされた方あり、当日の急な欠席の方あり、その一方でご見学や体験にお見えになった方もありました。

 「お茶のお稽古は初めてです」とおっしゃっていた方が、よくよくお話を聞いてみると小中学校の頃に学校でお茶の体験をしたことがあったり、お話を聞いてみると私の方にも様々な発見があります。

 さて、この日は私にとってはなかなか気の抜けない、緊張のお稽古でもありました。というのも、お二人の方が初めて上級のお点前の稽古をされたからです。使うお道具の種類が多く、ふだんからお稽古している点前に比べると手数も多く、その上これまでやったことのない所作も出てくる、時間のかかるお点前です。

 お二人ともよく頑張ってお稽古してくださって、終わったときには私も本当にほっとしました。

 実をいうと、これほど大変な稽古をする日に見学や体験の方を受け入れて大丈夫だろうか、お断りしようかと悩んだのですが、結果的には急な欠席が何名かありましたので、十分に余裕をもってご見学や体験の方とお話することができました。

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 こちらは夕方のお稽古場の写真です。現在、18時以降は二つの茶室をお借りして、私と夫の二人でお稽古を見ています。といっても、来月からは風炉になりますので、この景色の茶室はこの日が最後ですね。お気づきになった方もあると思いますが、第一和室の畳が新しくなりました。いい香りがします。

 庭園はつつじが見頃を迎えています。
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 海老根(エビネ)も咲き始めました。春に咲く蘭の仲間です。
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4月6日のお稽古ー濃茶・薄茶・台天目など

春といえば桜、私たちがお稽古をしている赤鳥庵のある目白庭園には大きな枝垂れ桜の木があります。お稽古の日に桜がほぼ満開、ということにはなかなかならないのですが、今年は久しぶりに美しい花の姿を見ることができました。嬉しいことです。
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軸は「竹有上下節」です。竹という字がまるで竹の姿のように書かれているのが面白いですね。
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さて、お稽古の方は引き続き炉でのお点前です。入会してまもない皆様は初歩の盆略点前、初心者の皆様は薄茶の平点前、少し慣れた方々は濃茶の平点前、そして先日上級の許状を取られた方々には台天目とこの日も色々なお点前をお稽古しました。
 
また、この日もご見学の方が1名ありました。学生時代にお茶をされたご経験があり、再開するにあたってお稽古場をさがしていらっしゃるとのことでしたので「4月の間に様々なお稽古場をご見学されて、5月から始められるとよろしいですね」と申し上げました。お茶の稽古では4月までが炉での稽古、5月からが風炉の稽古に変わります。4月末が一つの区切りなのです。

ただし、初めてお茶を習う方にはこの区切りはあまり意味がありません。季節に関係なく初歩の「盆略点前」からお稽古を始めるからです。流水会でもこのところ相次いでお二人の方が入会されて、初歩の「盆略点前」をお稽古中です。

お茶の世界での経験年数も、年齢や性別も異なる方々が同じ日に茶室を訪れて、それぞれが自分にあった稽古をする。それが私達流水会のお稽古です。

次回、4月20日は炉の稽古も最後になりますので、久しぶりに上級の点前のお稽古も予定しています。初歩から上級まで、次回も様々なお点前をすることになるでしょう。

さて、庭園の様子ももう少しご紹介しておきましょう。

枝垂れ桜と並んでお庭の春を彩るハナカイドウが満開を迎えました。あまり大きくない木ではあるのですが、ソメイヨシノなどに比べると花の色が濃くとてもゴージャスな感じです。
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 射干(シャガ)の花も咲き始めました。シャガは中国が原産地だそうですが、この時期東京ではあちこちの庭園でよく見かける花です。
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花の季節が過ぎると今度は若葉の季節が待っています。

 
ギャラリー
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  • 5月11日のお稽古ー桑子卓を使って
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