流水会目白だより

裏千家茶道 流水会のお稽古の様子などをご紹介しています。

お稽古日誌

今後の稽古予定
7月6日(水)、7月20日(水)
8月3日(水)。8月24日(水)
流水会のWebサイトはこちら
流水会のFacebookページもご覧ください

4月6日のお稽古ー濃茶・薄茶・台天目など

春といえば桜、私たちがお稽古をしている赤鳥庵のある目白庭園には大きな枝垂れ桜の木があります。お稽古の日に桜がほぼ満開、ということにはなかなかならないのですが、今年は久しぶりに美しい花の姿を見ることができました。嬉しいことです。
IMG_8930

軸は「竹有上下節」です。竹という字がまるで竹の姿のように書かれているのが面白いですね。
IMG_8933

さて、お稽古の方は引き続き炉でのお点前です。入会してまもない皆様は初歩の盆略点前、初心者の皆様は薄茶の平点前、少し慣れた方々は濃茶の平点前、そして先日上級の許状を取られた方々には台天目とこの日も色々なお点前をお稽古しました。
 
また、この日もご見学の方が1名ありました。学生時代にお茶をされたご経験があり、再開するにあたってお稽古場をさがしていらっしゃるとのことでしたので「4月の間に様々なお稽古場をご見学されて、5月から始められるとよろしいですね」と申し上げました。お茶の稽古では4月までが炉での稽古、5月からが風炉の稽古に変わります。4月末が一つの区切りなのです。

ただし、初めてお茶を習う方にはこの区切りはあまり意味がありません。季節に関係なく初歩の「盆略点前」からお稽古を始めるからです。流水会でもこのところ相次いでお二人の方が入会されて、初歩の「盆略点前」をお稽古中です。

お茶の世界での経験年数も、年齢や性別も異なる方々が同じ日に茶室を訪れて、それぞれが自分にあった稽古をする。それが私達流水会のお稽古です。

次回、4月20日は炉の稽古も最後になりますので、久しぶりに上級の点前のお稽古も予定しています。初歩から上級まで、次回も様々なお点前をすることになるでしょう。

さて、庭園の様子ももう少しご紹介しておきましょう。

枝垂れ桜と並んでお庭の春を彩るハナカイドウが満開を迎えました。あまり大きくない木ではあるのですが、ソメイヨシノなどに比べると花の色が濃くとてもゴージャスな感じです。
IMG_8951

 射干(シャガ)の花も咲き始めました。シャガは中国が原産地だそうですが、この時期東京ではあちこちの庭園でよく見かける花です。
IMG_8931

花の季節が過ぎると今度は若葉の季節が待っています。

 

3月23日のお稽古ー入子点、濃茶平点前など

都内に発令されていた「まん延防止措置」が21日にようやく解除され、陽射しも日に日に高くなって、春がもうすぐそこまで来ているのを感じます。

 お稽古の方もここ数回お休みだった方々が久しぶりにお顔を見せてくださったり、新しく入会された方が初めてお稽古をされたり、許状のお渡しがあったりとなかなか賑やかでした。

お稽古では前回に引き続き釣り釜を使って入子点を致しました。前回は更好棚でしたが今回は丸卓を使いました。あいにく写真を撮り忘れてしまったのでお見せすることができません。

何人かの方には新たに濃茶のお点前に挑戦していただきました。和風喫茶などで出される「抹茶」は実は薄茶と呼ばれるお茶なのですが、茶道ではこのほかに濃茶というお茶を習います。濃茶とは文字通り「濃い」お茶。ちょうどチョコレートを湯煎にかけたときのようなとろりとした見た目です。お点前の手順も薄茶に比べると少し複雑になりますが、初めての方も頑張ってお稽古してくださいました。

茶室ではほとんど写真を撮らなかったので、今日は一枚だけ撮ってあったこちらをご紹介します。
APC_4943

季節の風物を表すお菓子はお稽古の楽しみの一つ。桜の咲く暖かな春の日が待ち遠しいですね。

では、恒例のお庭の様子をご紹介します。
IMG_3904

 こちらは梅ですね。目白庭園の梅は種類が多く、こちらの木はまだ花盛りでした。
IMG_3906

 そしてこちらはボケの花。真っ赤な色が庭園を華やかに染めていました。
IMG_3923

 そしてこちらは芝生広場の寒緋桜です。もう満開を過ぎていて、芝生にはたくさんの花が落ちていました。
IMG_3940

 庭園のシンボルツリーでもある大きな枝垂れ桜はまだほとんど咲いていませんでした。次のお稽古は二週間後、運が良ければ花吹雪が見られるかもしれません。


 

3月2日のお稽古ー釣釜と入子点

 3月になりました。目白庭園のシンボルツリーの一つ、長屋門前の梅の木には愛らしい白い花が綻びはじめていました。長かった冬もようやく終わりそうです。
IMG_3154

 冬の終わりは見えてきましたが、感染症の流行はまだ終わりが見えません。「会社で感染者が出てしまいました」「喉が痛いのでお休みします」といったご連絡が入って、急なお休みの方が三名ありました。

 その一方で、最近は「お稽古を見学したい」「体験をしてみたい」といったお問い合わせもぽつりぽつりと頂いております。この日も体験ご希望の方がお見えになりました。嬉しいことです。

 この日のお稽古では久しぶりに「入子点」を致しました。入子点は薄茶のお点前で、木地の曲建水(曲げわっぱのお弁当箱によく似た丸い形の器です)の中に、茶碗を入れ子にして運び出して行う点前です。

 蓋置や柄杓などはあらかじめ棚にかざってから始めますので、運び出す道具は入れ子にした建水と茶碗だけです。お茶を点ててお客様にお出しした後、建水以外の茶道具は茶碗や帛紗も含めてすべて棚に飾ります。最後に持ち帰るのは建水だけ、ということになります。

 入子点は足の悪い方や子供さんなど、道具を運び出すのが心許ない方がお客様に心配をかけないように行う点前、とされていますが、この日のお稽古では元気いっぱいの皆様がたにお点前していただきました。飾り方が異なるだけでもやってみると様々な発見があります。

IMG_3229

 上の写真はちょうどお点前が終わった後に撮りました。「あれ?」と思った方もあるかもしれません。そうなのです。この日は釣釜にしました。釣釜とは文字通り茶の湯の釜を鎖で天井から吊ることを指します。私たちの学ぶ裏千家流では、三月にはこの釣釜をよく使います。

 春風に吹かれて釜がゆらーりゆらーりと動く風情を楽しむ、などと言ったりしますが慣れないうちは釜が不安定で点前をしていると何か落ち着かない心持ちになったりもします。
 
 そしてちょうど翌日がひな祭りでしたので、床には桃の花を飾り、お菓子は桃色のきんとんにしました。

IMG_3237
IMG_3209

 茶道の稽古にはこうした季節の行事に応じた楽しみもあります。
 さて、今回はお庭の写真も撮ってきましたのでご紹介しましょう。
IMG_3163

 これは赤鳥庵から池を挟んで反対側の梅の木。白い花がちょうど咲き出していて、赤鳥庵の中からもよく見えました。

IMG_3178
 こちらは黄梅。名前に「梅」がつきますが、モクセイの仲間だそうです。

IMG_3184
 芝生広場のピンクの梅はちょうど満開でした。八重咲きの花が見事です。

IMG_3197
 同じく芝生広場の白梅はまだこんな感じ。 二分咲きといったところでしょうか。

 目白庭園の花々はこれから次々と見頃を迎えていくでしょう。ただ、残念ながら3月は今後二週間ほど修繕工事のために赤鳥庵が利用できなくなります。庭園には入れますが一部通路が通行止めになっていたり、赤鳥庵にブルーシートがかかっていたりすることがあるそうです。

 次回の稽古予定日は工事終了後の23日です。もしかしたらそろそろ庭園名物の枝垂れ桜が咲き始めているかもしれません。
 

2月16日のお稽古ー丸卓で絞り茶巾

 たしか前回のお稽古のときに「もし、次回もまだ寒かったらもう一度絞り茶巾をやりましょう」と皆さまにお話していたのですがまさかこれほど寒い日ばかりが続くとは思いませんでした。

 例年なら二月も半ばになればたまには暖かな日があるものですが、三寒四温という言葉はいったいどこへいってしまったのでしょう。目白庭園の梅も思っていたほど開花は進んでいないようでした。
IMG_2670

 それでも、寒い日にいただく抹茶はまた格別なものがあります。炉の切られた和室に座り、季節のお菓子をいただいて、炉釜から柄杓で汲んだお湯が茶碗に注がれるのを見る。そして、目の前で点てられた熱いお茶をいただくのは今の季節ならではの楽しみと言えるでしょう。

 この日の点前では丸卓を使いました。桐の丸卓は利休好です。

 お稽古のお菓子には緑色にふっくらと膨らんだ「蕗のとう」の形を模したものでした。
 
IMG_2680

 こちらの写真が絞り茶巾の点前。絞った茶巾を畳み直しているところです。
IMG_7681

 筒茶碗は普通の抹茶茶碗よりも深さがあり、口径が狭いのでお茶を綺麗に点てるには茶筅の振り方が大切になってきます。太過ぎる茶筅は手元でコントロールするのが難しいので、この点前には細めの茶筅の方が向いていると思います。

 流水会の稽古で使っている茶筅は「数穂」と呼ばれているものですが、竹は自然のものですから同じ数穂の茶筅でも太さは一本一本違います。濃茶か薄茶か、どんな茶碗を使うのかによって使いやすい茶筅は変わってきます。

 この日はほとんどの方に絞り茶巾をお稽古していただきましたが、それ以外に中級の盆点の点前をお稽古された方あり、運びの薄茶のお稽古をされた方あり、また初歩の割稽古をなさった方もありました。お稽古の進み具合によってその日稽古する内容はお一人お一人違います。

 この日は朝から夜まで途切れることなくお稽古が続いたのでお庭の写真はありません。楽しみにされていた方、申し訳ありません。次回にご期待ください。

 
 


 

2月2日のお稽古ー絞り茶巾を中心に

 2月になりました。まだまだ寒い日が続いています。この日は前回に引き続き冬の寒い時期のお点前である「絞り茶巾」を中心にお稽古しました。
IMG_2304

 絞り茶巾は筒茶碗を使う点前です。「冬の寒い時期お点前」とされているのは、 背が高く口径の狭い筒茶碗を使うとお湯がさめにくく、より温かいお茶をお客様にお出しできることからきているのでしょう。

 お茶のお点前では「茶巾」という茶碗を清めるための白い小さな布巾のようなものを使います。通常のお点前ではこれをしっかりと畳んで茶碗の中にしくむのですが、絞り茶巾の点前では絞ったままの形でしくみます。

 点前の途中、お客さまの前でこの絞ったままの茶巾を広げてきれいに畳み直すという所作が加わります。実は茶巾を一回で綺麗な形で畳むというのは案外難しいものなのです。そして、それ以上に難しいのが細い筒茶碗で綺麗に薄茶を点てることだったりします。

 2月中はじっくりこの絞り茶巾に取り組みたいと思います。

 さて、この日のお庭ですがようやく梅がほころびはじめました。

IMG_2322

 写真の梅は赤鳥庵のちょうど裏側の芝生広場にある木です。この庭園には紅梅と白梅、どちらもあるのですが、例年紅梅の方が先に開くようですね。
IMG_7444

 この日も池にはカルガモが何羽かやってきていました。以前にも触れましたがここでは誰も鳥たちをいじめる人がいないのでしょうね。とてもリラックスしているようで、のんびりとお昼寝していました。
IMG_2308

 次の稽古は16日です。そろそろ庭園入口の白梅が見られる頃ではないかと思います。

 
ギャラリー
  • 6月15日のお稽古ー平茶碗を使って
  • 6月15日のお稽古ー平茶碗を使って
  • 6月15日のお稽古ー平茶碗を使って
  • 6月15日のお稽古ー平茶碗を使って
  • 6月の抽選会
  • 6月の抽選会
  • 6月の抽選会
  • 6月1日のお稽古ー貴人点と台天目
  • 6月1日のお稽古ー貴人点と台天目
プロフィール

soujun

メッセージ

名前
メール
本文