私たちが学ぶ裏千家流には淡交社という関連の出版社があり、お茶に関する月刊紙を二種類発行しています。そのうちの一つ「淡交」は長い歴史のある茶道雑誌で、毎号茶道に関連するテーマの特集といくつかの連載記事で構成されています。五月号の特集は「抹茶と健康」でした。

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 「抹茶は健康によい」というイメージがありますが、栄養学的にはどうなのか。実際どんな成分が含まれているのか、どのような効能があるのかについて掘り下げた特集で、日頃から抹茶を愛飲している私としてはとても興味深く読みました。

 抹茶100gには約60mgのビタミンCが含まれているそうです。レモン果汁100g当たりのビタミンC含有量は50mgだそうですから、抹茶のビタミンCはかなり多そうな感じではあります。薄茶として摂取する場合一服あたり抹茶の量を2gとすると、だいたい一服には1.2mgのビタミンCが含まれているという計算になります。 

 私は一日に四服から多いときは六服くらい薄茶をいただきますので、4.8mgから7.2mg程度のビタミンCを抹茶から摂っていることになりますが、成人女性に必要な一日のビタミンCの所要量は100mg。抹茶だけ飲んでいれば大丈夫というわけにはいかないようです。

 それでも抹茶はビタミンCの他にもビタミンAやビタミンE、カリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄など多くの成分が含まれている「スーパーフード」であると紹介されていました。

 抹茶が野菜と違うのは「カテキン」「テアニン 」「カフェイン」などの成分が含まれていることです。カテキンは血中コレステロールの抑制に、テアニン はストレス軽減効果やリラックス効果、そしてカフェインには眠気を覚ます覚醒効果があるのだそうです。

 抹茶はもともと禅宗のお寺で修行の眠け覚ましとして飲まれていたという歴史があります。たしかに私にも抹茶飲むと頭がすっきりすると同時にリラックスできる、という実感はありますね。

 抹茶に含まれるカフェインは人によって効果が違うので、中には「夕方抹茶を飲むと夜眠れなくなる」という人もいます。体質に合わせた飲み方を考える必要はあるでしょう。

 とくに未就学児など体の小さいお子さんの場合はカフェインの影響なのか「抹茶を飲むと興奮してあたりを走り回る」ということがありますので、お子さんと一緒に抹茶を飲むときは、大人より薄めに、量も少なめにするのが良いでしょう。