8月9日は「特別稽古・茶箱」と題して午前中の時間帯のみ、科目は茶箱に絞ってお稽古を致しました。盛夏の時期は花の入手がなかなか難しいのですが、この日は籠花入に赤と白の千日紅と縞ススキを入れてみました。

ご参加くださったのは5名、二つの和室それぞれに風炉を据えて二ヶ所の点前座を用意して一方では卯の花点前、もう一方では雪点前のお稽古をしました。
いつも卯の花の稽古には小さめの薬缶をかけていますがこの日は鉄瓶で。普段から鉄瓶でお稽古してきた皆様には銀瓶代わりの湯沸かし(おそらくステンレス)で雪点前をお稽古していただきました。
鉄瓶はやかんや湯沸かしと違って蓋には穴が開いていません。茶箱の点前で鉄瓶を使う際には蓋を閉める、蓋を切る(少しずらして空気が入るようにする)という手順が加わります。また鉄瓶はそれ自体でかなり重さがありますのでなかなか扱いの難しい茶道具でもあります。
でも、折角特別稽古に出席してくださったのですから一度は使ってみて欲しい、そういう思いでこの日は初心者の皆様に鉄瓶を使っていただきました。
湯沸かしの方は蓋に穴が開いているので鉄瓶のように蓋を切る必要はありません。では、この穴はどちらにむけて使うのが良いのでしょうか。雪点前のお稽古をされた皆様にはそんなことも考えていただきました。
茶箱の雪点前はお盆を使わない茶箱点前です。代わりに茶箱に「掛合」をかけてそれを点前に使います。掛合の右上角には丸い穴が開いていて、点前中はそこに帛紗を置くこと、拝見者を出した後の帛紗の扱いに特徴があります。
雪点前をお稽古されたお二人の方は思いの外慣れていらしたので「拝見付」でのお稽古の後、「拝見なし」でもお稽古をしていただきました。拝見の有無で道具をしまいつける手順が少し変わるのも茶箱点前の面白いところです。
様々な茶箱点前を稽古すると、いずれ共通の法則のようなものがな見えてきます。慣れないうちは大変だと思いますが、ある日突然見通しが良くなる時がやってきますから諦めずにお稽古していただきたいと思います。
さて、この日は朝のうちは曇り、稽古が始まると晴れてきて、一日中雨が降ると言っていた天気予報は大外れかと思っていたところ、稽古の終わり近くに急に雨が降り出しました。
終わって帰る頃にはかなり強く雨が降ってきて、ひさしぶりに雨の目白庭園を見ることとなりました。


次回のお稽古はお盆休み明けの23日です。

ご参加くださったのは5名、二つの和室それぞれに風炉を据えて二ヶ所の点前座を用意して一方では卯の花点前、もう一方では雪点前のお稽古をしました。
いつも卯の花の稽古には小さめの薬缶をかけていますがこの日は鉄瓶で。普段から鉄瓶でお稽古してきた皆様には銀瓶代わりの湯沸かし(おそらくステンレス)で雪点前をお稽古していただきました。
鉄瓶はやかんや湯沸かしと違って蓋には穴が開いていません。茶箱の点前で鉄瓶を使う際には蓋を閉める、蓋を切る(少しずらして空気が入るようにする)という手順が加わります。また鉄瓶はそれ自体でかなり重さがありますのでなかなか扱いの難しい茶道具でもあります。
でも、折角特別稽古に出席してくださったのですから一度は使ってみて欲しい、そういう思いでこの日は初心者の皆様に鉄瓶を使っていただきました。
湯沸かしの方は蓋に穴が開いているので鉄瓶のように蓋を切る必要はありません。では、この穴はどちらにむけて使うのが良いのでしょうか。雪点前のお稽古をされた皆様にはそんなことも考えていただきました。
茶箱の雪点前はお盆を使わない茶箱点前です。代わりに茶箱に「掛合」をかけてそれを点前に使います。掛合の右上角には丸い穴が開いていて、点前中はそこに帛紗を置くこと、拝見者を出した後の帛紗の扱いに特徴があります。
雪点前をお稽古されたお二人の方は思いの外慣れていらしたので「拝見付」でのお稽古の後、「拝見なし」でもお稽古をしていただきました。拝見の有無で道具をしまいつける手順が少し変わるのも茶箱点前の面白いところです。
様々な茶箱点前を稽古すると、いずれ共通の法則のようなものがな見えてきます。慣れないうちは大変だと思いますが、ある日突然見通しが良くなる時がやってきますから諦めずにお稽古していただきたいと思います。
さて、この日は朝のうちは曇り、稽古が始まると晴れてきて、一日中雨が降ると言っていた天気予報は大外れかと思っていたところ、稽古の終わり近くに急に雨が降り出しました。
終わって帰る頃にはかなり強く雨が降ってきて、ひさしぶりに雨の目白庭園を見ることとなりました。


次回のお稽古はお盆休み明けの23日です。