今週に入ってほぼ全国が梅雨入りしましたね。梅雨は梅の雨という字を書きますが、なぜ梅雨と書いて「つゆ」と読ませるのか、理由ははっきりとはわかっていないようです。

 ただはっきりしているのはこの雨模様のお天気が続く日々はちょうど梅の実が熟す季節だということ。庭園には梅の大きな実がいくつも落ちていました。
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 お天気はあいにくの雨で気温も上がらなかったのですが、そろそろ夏も近いのでお稽古では平茶碗を使いました。平茶碗というのは通常よりも口径が広く、高さの低い抹茶茶碗のことです。

 稽古では平茶碗を使って「洗い茶巾」をしました。茶碗に水を張って茶巾、茶筅、茶杓を仕組んで行うお点前で、茶巾はいつものようにきっちりとたたむのではなく流して入れておき、点前の途中で茶巾を水から上げて絞ったり、それをお客様の目の前で畳みなおしたりする所作に特徴があります。

 私たちが現在行っている洗い茶巾の点前の手順は裏千家十三代圓能斎が定められたものだそうですが、「洗茶巾」という言葉そのものは「松屋会記」という天正年間の茶会記にも登場するそうですから、これに類した点前は安土桃山時代からあったということでしょう。

 中級以上の許状をお持ちの方には「盆点」のお稽古を、また最近入会してお茶を始められた数名の方には割稽古や盆略点前をしていただきました。しばらく前までは新型コロナウィルスの影響でお稽古にいらっしゃる方が減ったり、当日急におやすみされる方が続いたりしていたのですが、まるでそれが嘘のように賑やかなお稽古が午前中から夜まで続きました。

 忙しくて茶室内の写真を撮る暇はありませんでしたが、お庭の様子も少しご紹介いたしましょう。

 六月の花といえばまずは紫陽花。何種類か咲いていたようです。
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 そしてこちらは梔子(くちなし)の花。見事な八重咲きです。
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 もう一つ、この小さな蕾は南天です。「難を転じる」に通じる縁起の良い木で冬には赤い実がなります。

 次回のお稽古は7月6日です。