このところ梅雨の走りのようなどんよりしたお天気続きでしたが、五月二回目のお稽古日はすっきりと晴れました。太陽が高くなり日差しがずいぶんと強くなってきたのを感じます。
IMG_5673

 前回のお稽古が棚の点前でしたので、この日は運び点前を中心にお稽古いたしました。「運び点前」というのは簡単に言ってしまうと水指を水屋から持ち出して行う点前のことです。

 写真に写っているのは水指、薄茶器と茶碗を運び出したところです。とてもすっきりとしたシンプルな道具立てで行う点前ですが、炉から風炉に変わって茶道具を置く位置が変わりましたので、炉のときとは足運びが違います。
IMG_9785

 茶の湯とはただ湯をわかし茶をたてて飲むばかりなる事と知るべし(「利休百首」より)

 とは言うものの、お稽古でやることは毎回少しずつ違いがあります。季節による茶道具やしつらえの違い、炉と風炉による違い、その時習うお点前の種類による違い、それを楽しみつつ繰り返し実践することがお茶のお稽古です。

 中級以上の許状をお持ちの方々とは「唐物」のお稽古をいたしました。「唐物」とは元来中国から渡ってきた文物を指す言葉だったそうですが、茶道の場合は「中国から渡ってきた茶入」を指します。昔はその唐物茶入が大変な宝物で、一国一城にも匹敵するほど値打ちがあったそうです。それらを扱う方法を学ぶお稽古として「唐物」というお点前が伝わっています。

 珍しい器物や宝物をどのように扱えばよいのか、お茶の点前にはそんな先人の思いが込められていたりもします。

 さて、この日のお庭の様子もご紹介しておきましょう。


IMG_5687

 お稽古をしている茶室からは写真のような感じでお庭の池がよく見えます。この日はあるものがお稽古に来られた皆様の注目を集めました。

 またカルガモの雛が生まれたのです。事務所の方のお話では誕生は三日前だったそうです。ちょうどお風呂に入れるアヒルのおもちゃのような可愛らしい雛が7羽ほど母ガモを囲むように泳いでいるのが見えましたが、残念ながらうまく写真は撮れませんでした。

 そして先週のお稽古のときに可愛らしい姿だった4月末生まれの子ガモはもうこんな姿になっていました。
IMG_5664

 そして、お庭の滝の手前ではヒメヒオウギ(姫檜扇)が咲き始めました。ちょっと面白い配色の花ですね。

IMG_5667