5月に入って木々の緑も徐々に濃くなってきました。
IMG_5538

 今回からお点前は風炉を使って行います。茶室の炉はすっかり閉じられて畳替えも終わっていました。(こちらの茶室では風炉の時期は畳を丸々一枚取り換えてくださいます) 
IMG_9666

 せっかくの風炉のお稽古なので、今回は桑小卓を出しました。桑小卓は裏千家四代仙叟宗室好みと伝わっています。この棚はもともとは弓矢の矢を立てておくための台だったそうです。端午の節句を迎える五月にはふさわしい棚と言えるでしょう。

 この日は久しぶりの風炉のお稽古でしたので、皆様には薄茶の平点前・濃茶の平点前を中心にお点前をしていただきました。柄杓のかざり方が独特で、ちょっと振動を与えると柄杓が棚から飛び出してしまいます。お稽古中に何度か柄杓が宙を飛びましたが、失敗もお稽古のうちです。

 このところ流水会のお稽古にはほぼ毎回のようにご見学があります。四月にご見学に来られた方がまたお一人入会されました。新しい仲間が増えるのはとても嬉しいことです。新たにお稽古を始めると最初のうちは覚えることが多くて大変ですが、休まずに来てくださると徐々にペースがつかめるようになります。

 見学に来られた方にお話していることの一つは「お茶の点前を覚えられるかどうかに関係があるのは年齢だけ」ということです。十代、二十代の方は休まずお稽古に来るだけでどんどん次のステップに進んでいくことができます。

 逆に四十代なかばを過ぎたあたりからは、人によっては忘れるスピードが覚えるスピードを追い越してしまいます。お稽古のあと自宅で復習をする、お稽古で習ったことを記録する(稽古中にはメモは取れません)などの補助的な学習を自分なりに工夫していただかないと前には進めません。

 いつかお茶をやってみたいとお考えの方、定年退職したら始めようとお思いの方、悪いことは申しません。すぐにはじめたほうが覚える苦労は少なくてすみます。

 さて、お庭の様子もご紹介しておきましょう。

 お庭はカルガモの天下です。人が近くまで寄ってもまったく逃げることを知りません。この二羽は少し大きさが違いますがつがいなのでしょうか。少し調べてはみましたが、カルガモの雌雄の区別はなかなか難しいようですね。
IMG_5541

 そしてこちらの写真は夕方撮ったものです。カルガモ親子がのんびりと昼寝をしていました。なんと可愛いこと、そしてなんとのんびりしているのでしょう ! ちょっとうらやましくなりました。
IMG_9674

 次回の稽古は来週18日です。稽古日が二週連続になるのは久しぶりですが、皆さん来てくださるでしょうか。

 前回のお稽古のときとトップの写真のアングルが同じで少し紛らわしかったので、写真を差し替えました(2022/5/16)