都内に発令されていた「まん延防止措置」が21日にようやく解除され、陽射しも日に日に高くなって、春がもうすぐそこまで来ているのを感じます。

 お稽古の方もここ数回お休みだった方々が久しぶりにお顔を見せてくださったり、新しく入会された方が初めてお稽古をされたり、許状のお渡しがあったりとなかなか賑やかでした。

お稽古では前回に引き続き釣り釜を使って入子点を致しました。前回は更好棚でしたが今回は丸卓を使いました。あいにく写真を撮り忘れてしまったのでお見せすることができません。

何人かの方には新たに濃茶のお点前に挑戦していただきました。和風喫茶などで出される「抹茶」は実は薄茶と呼ばれるお茶なのですが、茶道ではこのほかに濃茶というお茶を習います。濃茶とは文字通り「濃い」お茶。ちょうどチョコレートを湯煎にかけたときのようなとろりとした見た目です。お点前の手順も薄茶に比べると少し複雑になりますが、初めての方も頑張ってお稽古してくださいました。

茶室ではほとんど写真を撮らなかったので、今日は一枚だけ撮ってあったこちらをご紹介します。
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季節の風物を表すお菓子はお稽古の楽しみの一つ。桜の咲く暖かな春の日が待ち遠しいですね。

では、恒例のお庭の様子をご紹介します。
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 こちらは梅ですね。目白庭園の梅は種類が多く、こちらの木はまだ花盛りでした。
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 そしてこちらはボケの花。真っ赤な色が庭園を華やかに染めていました。
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 そしてこちらは芝生広場の寒緋桜です。もう満開を過ぎていて、芝生にはたくさんの花が落ちていました。
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 庭園のシンボルツリーでもある大きな枝垂れ桜はまだほとんど咲いていませんでした。次のお稽古は二週間後、運が良ければ花吹雪が見られるかもしれません。