たしか前回のお稽古のときに「もし、次回もまだ寒かったらもう一度絞り茶巾をやりましょう」と皆さまにお話していたのですがまさかこれほど寒い日ばかりが続くとは思いませんでした。

 例年なら二月も半ばになればたまには暖かな日があるものですが、三寒四温という言葉はいったいどこへいってしまったのでしょう。目白庭園の梅も思っていたほど開花は進んでいないようでした。
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 それでも、寒い日にいただく抹茶はまた格別なものがあります。炉の切られた和室に座り、季節のお菓子をいただいて、炉釜から柄杓で汲んだお湯が茶碗に注がれるのを見る。そして、目の前で点てられた熱いお茶をいただくのは今の季節ならではの楽しみと言えるでしょう。

 この日の点前では丸卓を使いました。桐の丸卓は利休好です。

 お稽古のお菓子には緑色にふっくらと膨らんだ「蕗のとう」の形を模したものでした。
 
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 こちらの写真が絞り茶巾の点前。絞った茶巾を畳み直しているところです。
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 筒茶碗は普通の抹茶茶碗よりも深さがあり、口径が狭いのでお茶を綺麗に点てるには茶筅の振り方が大切になってきます。太過ぎる茶筅は手元でコントロールするのが難しいので、この点前には細めの茶筅の方が向いていると思います。

 流水会の稽古で使っている茶筅は「数穂」と呼ばれているものですが、竹は自然のものですから同じ数穂の茶筅でも太さは一本一本違います。濃茶か薄茶か、どんな茶碗を使うのかによって使いやすい茶筅は変わってきます。

 この日はほとんどの方に絞り茶巾をお稽古していただきましたが、それ以外に中級の盆点の点前をお稽古された方あり、運びの薄茶のお稽古をされた方あり、また初歩の割稽古をなさった方もありました。お稽古の進み具合によってその日稽古する内容はお一人お一人違います。

 この日は朝から夜まで途切れることなくお稽古が続いたのでお庭の写真はありません。楽しみにされていた方、申し訳ありません。次回にご期待ください。