1月27日はオンライン稽古で冬の手前「絞り茶巾」をいたしました。

 絞り茶巾では筒茶碗を使います。普通の抹茶用茶碗に比べると口径が狭く高さのある(深い)茶碗です。 これは寒い時期にお茶を熱いまま召し上がっていただくための工夫です。

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 オンライン稽古では私が解説をしながらお茶を点てて出すところまでを見ていただいて、そこからは皆さんにもお茶を点てていただきました。参加されたお二人の方はどちらも筒茶碗はお持ちではなかったのですが、大きめのマグカップや小鉢をお茶碗に見立ててご用意くださいました。

 自分でお茶を点てていただくことはお稽古でなくてもできますが、皆さんのお顔を見たり、お話しをしながらお茶をいただくのはまた少し感覚が違うのでしょうか。「一人で点てていただくより美味しく感じます」というご感想をいただきました。

 この日私が用意したお菓子は先週いただいた初釜のお土産の干菓子でした。コロナ対策として普段の稽古ではお菓子は銘々皿でお出ししていますが、久しぶりに干菓子盆に盛ってみました。牛の焼印のあるお煎餅は味噌餡、落雁は宝尽くしと新年らしい取り合わせです。
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 お茶を召し上がっていただいた後は座学の時間として「楽茶碗」についてお話ししました。楽茶碗の特徴や扱い方、ご自分で楽茶碗を求めるときに注意したいこと、楽歴代の覚え方などですが、普段のお稽古ではなかなかお伝えできないお話しも盛り込もうと意気込んだせいか、ちょっと内容が多過ぎたかもしれません。

 無事に緊急事態宣言が終了ということになれば、次回は目白でのお稽古です。久しぶりに皆様とお目にかかれることを楽しみにしておりますが、あまり期待しすぎると緊急事態宣言が延期になったときのショックが大きそうです。平常心を忘れず次回の稽古を待ちたいと思います。