12月最初のお稽古は朝から曇り空、昼前から雨が降り出して寒い一日となりました。
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 この日の稽古では半年ほどお休みされていた方が、許状の受け取りに来てくださいましたので、久しぶりに利休様のお軸をかけました。しばらく連絡も途絶えていたので、無事に許状をお渡しすることができてほっといたしました。
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 この方は医療機関にお勤めでやはりまだ毎回お稽古に来るのは難しいとのこと。「来年の春くらいには稽古を再開したい」とおっしゃっていました。早く感染症を気にせず稽古ができる日が来ることを祈るばかりです。

 その一方、新たに二人の方入会されることになりました。夜のお稽古の人数が増えたため、この日は急遽第二和室もお借りして、二つの点前座を使ってお稽古をしました。一方は私、他方は夫が稽古を見るという形で行いましたが、当面は夜間のみ二部屋を使うという体制でいこうと考えております。

  最後にお菓子の話を一つ。

 稽古の時の菓子はいつも私の自宅の近くのお菓子屋さんにお願いしているのですが、臨時休業だというのでもう一件、ときどきお願いする別のお菓子屋さんに頼もうとしたらそちらも休業日。どうしようかと悩んだ結果、九段の宝来屋さんにお願いしました。

 東京・九段の宝来屋さんは明治元年創業の老舗です。以前私や夫が通っていた稽古場の近くでしたので、こちらのお菓子には馴染みがあります。この日の上生菓子は「山茶花」でした。しっかりと甘さがあり、見た目にも美しく、お稽古に来られた皆様にも好評でした。(そしてありがたいことにお値段もリーズナブルです)
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 実は、お菓子の甘味というのはお茶を美味しくいただくためにはとても大切です。最近は甘さを控えめにしている和菓子屋さんもありますが、それでは抹茶を美味しくいただくには不十分。「抹茶とともにいただく上生菓子」の条件をきちんと満たしてくれる和菓子屋さんとお付き合いすることの大切さを痛感しました。

 では、最後に恒例のお庭の写真です。
 日差しの無い分、寒々しい感じではありましたが、ちょうどお庭の滝の上の紅葉が真っ赤に紅葉していました。今の時期しか見られない眺めです。
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 こちらは赤鳥庵をはさんで池と反対側の細い通路沿いに咲いた山茶花です。ここを通る人はあまり多くないのですが、これも今だけの眺めです。
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 次回、16日で年内のお稽古は終わりです。都内では新型コロナウィルスの感染が再び蔓延しており、日々発表される人数も増加中。心配な状況ではありますが、換気と消毒に十分気をつけてお稽古したいと思います。