目白庭園のもみじが赤く色づきました。今年の紅葉は例年に比べると一週間ほど早いような気がします。11月2回目のお稽古は美しいお庭の景色を見ながら、ということになりました。
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 この日のお花には初嵐という白い椿を入れました。最初は椿と一緒になにか照り葉(紅葉した枝をこう呼びます)を入れようかどうしようかと迷ったのですが、窓の外がこれだけ見事に紅葉しているのなら、茶花に照り葉は蛇足というものです。
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 この日は午前中は第二和室での稽古、午後からは第一和室に場所を移しての稽古ということで、いつもよりも午前の稽古時間が短く、また午後の開始前にも水屋の準備などがあって、いつもより少し慌ただしいスタートでしたが、点前が始まればいつもの稽古場です。

 さて、この日は炉になってから初めての唐物・台天目をいたしました。「伝物」といって教科書には載っていないお点前なので詳細は省きますが、最近は茶道具の消毒にも少しずつ慣れてこのような点前の稽古もできるようになってきたのは嬉しいことです。

 炉が開いてまだ間もない上、初めてこれらの点前をなさる方もいらっしゃいましたので、指導する私の方もとても新鮮な気持ちでお稽古に臨むことができました。

 夕方には約七ヶ月ぶりにKさんが稽古場に顔を出してくださいました。人と直に会うことが貴重な機会となった昨今、まずはお互い無事に再会できたのは喜ばしいことでした。

 流水会では今も約半数の方がお稽古を休んでおられます。仕事のこと、ご家族の健康のことなど心配事を抱えた状態ではお茶のお稽古もままならないと思いますが、気持ちに少し余裕のできた時には一服のお茶、そして一度のお点前が良い気分転換になることもあるでしょう。

 夜の時間帯は会社帰りの初心者の方々のお稽古が続きます。お二人の方は炉での薄茶点前二回目、もうお一人は初めて濃茶に挑戦していただきました。ご見学の方もあって、外が暗くなっても茶室の中は賑やかでした。

 夜は少し人数が増えてきましたので、次回は久しぶりに両方のお部屋を使ってお稽古することになりそうです。

 では最後にいつものようにお庭の様子から。赤鳥庵も今はすっかり紅葉に彩られています。
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 この日はお庭の松の木の雪吊りの作業が行われていて、植木屋さんたちを何人も見かけました。雪吊りの様子は初めてみましたが、池の中に入って作業をしている方もいて、これは結構な大仕事だと思いました。
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 こちらのお花は石蕗(ツワブキ)です。この花が咲き始めるとそろそろ冬がやってくる、そんな気がいたします。
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 次回の稽古は十二月。紅葉の見頃はそろそろ終わっているでしょうか。