10月になりました。朝から爽やかな秋空が広がりました。待ち望んでいた着物を着るのにちょうどよい季節の到来です。残念ながらこの日は昼過ぎから曇って午後には雨が降り出しましたので、お着物で来られたのは午前中の稽古の方だけでしたが。

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 10月といえば中置。中置というのは風炉を畳の中央に据えることを言います。毎年季節の点前を繰り返し稽古しておりますと、中置の風炉を見ただけで「ああ秋だなぁ」という思いがこみあげます。

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 この日は主に中置で薄茶・濃茶の平点前を中心にお稽古しました。午後の上級チームのお稽古はI先生のご指導の下、濃茶と薄茶を続けて行う続き薄茶の点前のお稽古でした。

 何名かの方にはいつも通りの風炉の位置(常据:じょうずえ)で唐物・台天目など中級点前のお稽古、 夕方以降にいらっしゃる初心者・初級者の皆様はこれまでの稽古の続きと、皆様それぞれのお稽古の進度に合わせてこの日も様々な点前を致しました。

 例年でしたらちょうど今ごろはお茶会シーズンなのですが、今年はほとんどの茶会、お茶のイベントが中止になっています。でも、そんな今だからこそ無心で稽古に励むのに良い時期であり、またそれがこの不安な時代に心の平穏を得ることにも役立つのではないか。そんな気がしております。

 東京では新型コロナウィルス陽性の方の人数が減らないのは気がかりですが、これまで同様十分に用心(手洗い、消毒、替茶碗の使用)しながら稽古を続けていきたいと思います。

 さて、最後に今のお庭の様子もご紹介しておきましょう。(写真は夫が撮ってくれました)

 赤鳥庵前の紫式部の実の色はこんなに濃くなりました。
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 こちらは白萩の花、近くでみると豆の仲間であることがよくわかりますね。
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 金木犀の花も咲き始めました。小さな愛らしい花ですがよく香ります。
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