あけましておめでとうございます。

 目白での流水会のお稽古もいよいよ六年目に入りました。いつも思い出すのは初めてお稽古をしたのはちらちらと小雪の舞う日だったことです。それを思うと今年は随分暖かです。

 初稽古の床の軸は「松寿千年翠」、花入は唐銅の鶴首に水仙を入れました。
IMG_6265

 さて、初稽古は午前中から来てくださった皆様と一緒に花びら餅とお濃茶をいただくところから始まります。今年は特別なことはせずに通常のお稽古に入りました。

 すると早速「昨年はお弁当をいただいてからお稽古でしたが、今年はなぜ違うのですか?」とご質問がありました。

 昨年は皆さんで一緒にお弁当を食べてからお濃茶だったのですが、それだと座る時間が長いので皆さんの足が持たないというのが変更の理由だとご説明しましたが、足のことなどすっかり忘れていらっしゃるようでした。

 さて、毎年最初の稽古では台子または長板でお稽古をすることにしていますが、今年はなんと両方です。二つの茶室の一方は真台子と皆具、もう一方は長板の総荘。こんなことができるようになったのもお稽古に来てくださる人数が増えたおかげです。
IMG_6267

 新年ということで干支の子(ね)の茶碗をご用意しました。小学生のFさんが子年生まれだというのでその茶碗で薄茶を点ててもらったのですが、十二年前に私がこの茶碗を求めたときにはFさんがまだ生まれていなかったことに気付いて私の方がびっくりしてしまいました。

 初稽古ということで私自身も緊張していたのかゆっくり庭を眺める余裕もありませんでしたが、朝は曇っていた空から雨が降り出して本降りになったかと思うと、午後には止んで日差しがのぞく、そんな変化に富んだ一日でした。

 今年も色々なことが起きそうな予感がします。