東京でお稽古をしていますと、日頃はなかなか京都の裏千家とのつながりを実感することが難しいのではないかと思います。私自身もたまに師匠から伺う京都のお話を、何か夢物語のように聞いていた覚えがあります。

 そんな私にも京都の裏千家からお茶会のご案内があり、この度京都の裏千家で開かれた「秋茶会」に初めて参加して参りました。いつもはお稽古の様子を発信しているこのブログですが、貴重な体験でしたので簡単にご報告いたします。

 茶道会館で受付を済ませた後、改修の終わった兜門をくぐって裏千家の大玄関を上がり、まずは抛筌斎でお道具の拝見。待合は無色軒でした。その後は茶道会館の平成茶室・聴風の間でお家元様と奥様のお迎えを受けたのちお濃茶です。お点前は和泉宗陽様でした。

 続いて平成茶室二階の点心席、茶道会館での薄茶席でした。薄茶席のおもてなしは業躰先生方。東京の裏千家ゼミナールでご指導を受けたことのある先生のお点前を拝見するのは新鮮でした。

 お茶席でも、点心席でもお運びは業躰先生方やお水屋さんなど全員が男性。ご案内の方も全員男性で、ふだん女性がほとんどのお茶会に慣れている身にはとても不思議な心持ちが致しました。

 裏千家に伝わる様々なお道具を拝見し、お家元様のお話を直に伺える貴重な経験でしたが、私が一番驚いたのは改修中と伺っていた裏千家の建物に一部とはいえ入れたことでした。改修は来年六月には終わるそうです。

 改修が終われば「宗家訪問」が再開されるとのこと。流水会の皆様にも茶室見学の機会があると思います。これまではほとんど立ち入りを許されていなかった、今日庵や又隠といった裏千家を代表する茶室もいずれ見学できるようになるのだとしたら、とても楽しみなことですね。

 写真は一枚だけ。兜門の前でご案内をされていた方にお願いして撮っていただきました。この日は緊張でガチガチだったのですが、得難い経験をさせていただきましたことにお家元様や裏千家の皆様方に心から感謝したいと思います。

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