7月になりました。目白庭園の入り口には例年どおり七夕の笹の飾り付けが施されました。短冊には何が書かれているのだろうと見てみると家族の健康を祈るもののほかに「良い転職先が見つかりますように」「再婚できますように」などとても現代的な願い事が書かれていました。
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 七夕の起源の一つは乞巧奠(きこうでん)という機織りや裁縫の上達を祈る行事です。日本に伝わってからは詩歌や書の上達を願うようになったそうですから、本来は芸事の上達を祈って短冊にしたためたのだと思います。織姫・彦星も様々な願いごとに少々戸惑っておられるかもしれません。

 さて、お稽古は前回に引き続き夏の薄茶点前です。平茶碗を使って行う洗い茶巾、水指の蓋に葉を使う葉蓋、そして茶箱点前です。洗い茶巾と葉蓋は前回もやりましたが、茶箱の点前は今年に入って初めてです。

 流水会では毎年夏になると茶箱点前のお稽古をします。この日は最初ということもあり、卯の花点前(うのはなてまえ)を中心にお稽古いたしました。卯の花点前では茶道具と古帛紗、帛紗を仕組んだ茶箱を盆に載せて扱います。盆の上に茶道具と帛紗を展開し、茶箱の蓋の上でお茶を点てます。写真は棗と茶杓を拝見に出そうとしているところです。
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 私は茶箱の点前は好きなのですが、とにかく覚えられなくて苦労しました。ふだんやっている薄茶の点前と大筋の流れは一緒ですが、振り出しや茶筅筒、茶巾筒などふだんは使わない道具も多く、それぞれの道具の扱いが増える分だけ手数も多くなるためです。

 でも、卯の花→花→雪→月とお稽古していくうちに、その中に一定の法則のようなものがあるのが見えてきて、それからは一気に面白くなりました。今年も皆様に茶箱点前の面白さをお伝えできるように頑張りたいと思います。

 初級チームの皆様はこの日は茶箱ではなく、運びの点前を中心に致しました。一部の方にはお濃茶の茶筅荘にも挑戦していただきました。入門チームは盆略点前ですが、何名かは盆略点前を終えて運びの薄茶点前の稽古に入りました。風炉の季節のうちになんとか全員柄杓が持てるようになると良いのですが。

 さてお庭の方ですが、すっかりお花が少なくなってしまったものの、片隅には愛らしい河原撫子が咲いていました。
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 こちらはご存知ホタルブクロです。
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 石畳の上にはこんなお客様も。青い尻尾の美しいニホントカゲです。
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 次回の稽古は17日。中級チームの皆さんは茶箱の雪点前、花点前。初級チームの皆様も茶箱にチャレンジの予定です。まだ梅雨明けには早いでしょうか。あまり暑くならないことを祈っています。