梅雨の真っ最中だというのに、爽やかな青空が覗く水曜日です。午前中からお部屋を取っていたのですが、この日は皆様の出足が遅かったため、午前中はI先生と私たち夫婦三人だけ。久しぶりに私が点前をして、静かな茶室で三人でお濃茶をいただきました。お稽古を続けているとたまにはこういう日もあります。
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 中級以上の皆様のお稽古科目は「茶通箱」です。茶通箱の点前は古くからあるそうで、亭主がお茶を用意しておいたところへ、お客様からもう一種類お茶を頂戴したような場合に行うとされています。一人がお点前をすると濃茶が二碗、つまりふだんの倍のお濃茶が出ますのでこれをいただくお客様もなかなか大変です。

 薄茶は初級・中級の皆様ともに夏の点前である葉蓋と洗い茶巾をお稽古しました。 葉蓋は水指の蓋の代わりに植物の葉を使います。裏千家十一代の玄々斎が七夕の茶会で、花入の受け筒を水指とし、梶の葉を蓋にして行なったのが始まりだそうですが、この日の稽古ではアカメガシワの葉を使いました。
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 アカメガシワは庭に植えるような木ではないのですが、葉が大きく、ちょっとした緑地があるとよく生えてくる、私の住む神奈川県横浜市あたりでは本当によく見かける木です。「葉蓋に良い」と近所にお住まいのお茶の先生に勧められたのですが、使ってみると大変具合が良かったです。
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 夜八時過ぎに、一番最後にお稽古に来られたMさん。このお菓子を見るなり「誰か新潟に行ったのですか?」というので、「先週故郷の新潟に帰ったI先生のお土産ですよ」とお伝えすると「えっ!私も新潟なんです」と。このあとお二人は故郷新潟のお話で盛り上がっていました。

 お茶のお稽古にはお菓子がつきもの。I先生に限らず、皆さん旅行にいらっしゃった先でお土産のお菓子を買ってきてくださるのですが、それがまたお話のきっかけになるのは嬉しいことです。

 さて、お庭の方ですが連日の雨のおかげでいよいよ緑が濃くなりました。このところ庭園を訪れる人も減っているのか、カルガモが歩道に上がって休んでいました。ここのカルガモたちは本当に人を恐れないので逆にこちらがびっくりします。
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 こちらはこの時期茶花にもよく使われる半夏生(ハンゲショウ)です。花の咲く時期だけ、葉が白くなります。
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 茎がすくすくと伸びたこちらは擬宝珠(ギボウシ)でしょうか。
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 次回のお稽古は来週、7月3日です。そろそろ茶箱の稽古も始めます。