よく晴れて、目白庭園の梅が青空に映える季節がやってきました。まだ満開にはほど遠いのですが、梅が開くと少しずつ春が近づいているのを感じます。お稽古のお花も梅があればと思ったのですが、残念ながら手に入らずヤブツバキと啓翁桜です。
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 初心者チームはこの日は丸卓と染付の水指を使って薄茶・濃茶の平点前のお稽古です。お道具の説明をしたところさっそく「写真を撮って覚えなくては」と皆様がスマートフォンを取りに行こうとしたので、「ぜひ写真を撮らずに覚えるようにしてください」とお話ししました。

 写真を撮ると安心して頭の方は空っぽになってしまいがちです。茶道では「稽古のときはよく見て終わってからノートを取る」というのが基本です。記録したノートはご自身にとって貴重な財産。時々広げて読み返してみるのが良いと思います。

 中級以上の皆様には唐物、台天目、盆点のご用意をしました。ご指導はI先生がしてくださったのですが、後で伺ったらほとんどの方が唐物で相変わらず台天目は人気がありません。上級の点前はすべて茶碗は天目を使うので、お稽古してほしいところなのですが。

 この日は人数が多かったこともあり、昨年末から入門された方々の割稽古は夫が担当してくれました。一度の稽古で盆略点前を最後まで説明したそうですが、次回までにどの程度皆様の記憶に残っているでしょうか。楽しみです。

 さて、お庭の様子もご紹介しておきましょう。裏の芝生広場では早咲きの梅がかなり開いていたようですね。
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 こちらは開きはじめた庭園の紅梅。見頃はまだこれからになりそうです。
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 蝋梅(ロウバイ)も随分花が開いてきました。本当に蝋細工のようです。
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 目白庭園の梅の見頃はいよいよこれから。二月のお稽古の時には、庭園入口の大きな白梅もそろそろ花が咲き始めるかと思います。