12日は今年最後の稽古日でした。幸いこの日も雨の心配はなさそうです。赤鳥庵の前では愛らしいヤブツバキの花が出迎えてくれました。

sFBtNi+PQxG0FYEujvt3YQ

 来たる16日のお茶会に向けての稽古と、上級者の皆様には茶通箱の稽古をしていただきました。

 お茶会では更好棚を使う予定でしたので、上級者の方々には何か運びの点前でと思い、実は和巾点と大津袋の用意をしていたのですが、東京道場のゼミナールに通っているCさんから「12月の科目が茶通箱だったのでぜひ復習を」とリクエストがあったため、当日になって茶通箱に変更となりました。

 茶通箱は異なる種類の濃茶二種を出すお点前です。一種は通常どおり茶入に、もう一種は棗に入れて大津袋に入れるかまたは包帛紗にします。二種の茶を出すために、少々手順も煩雑になりますし、拝見に出される道具の数も増えます。予習なしでこの点前に臨むことになった方は大変だったと思います。

 お茶会の稽古もいよいよ佳境です。茶会では異なる二碗で薄茶を二服点て、替茶碗で仕舞つけをしますので、普段の点前とは少し手順が違ってきますので、薄茶平点前とはいっても気が抜けません。着物を着て点前をしますから洋服とは少し勝手が違います。

 この日は見学の方があり、今回から入会されることになった方も三名あり、逆に欠席者はお一人だけで実に賑やかで、今年一年で一番人数の多いお稽古日でした。あれほど空いていた夜のお稽古場がここまで満員になる日がくるとは驚きです。

 冬のお茶室は炉にかけられた釜から湯気が立ち上り、そこで点前をするのも、客としてお茶をいただくのも大変風情があります。稽古の様子をご覧になった方々がお茶の稽古をしてみたい、再開してみたいと思ってくださるのは 本当にありがたいことだと思います。

 お庭は紅葉の見頃は過ぎて、いよいよ冬の趣となりました。雪つりをした松の木もまた美しいものです。
ZQviCk3WR+GjcNB+zjw1Sw

 さて、日曜日のお茶会の天気はどうなるでしょうか。あまり寒くならないと良いのですが。