まだ昼間は汗ばむ気候ですが、朝夕は過ごしやすくなりました。この日は晴れたので、暑いかなと心配しながら単衣の着物をきっちりと着込んだのですが、風が爽やかでちょうどよい加減でした。

 今年は九月二十四日が中秋の名月(旧暦の八月十五日)に当たるので、お月見の趣向でいつもよりお花多めに入れてみました。ススキ、ワレモコウ、竜胆、女郎花に蓼の花です。

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 さて、お稽古は久しぶりに中級科目の「台天目」をやりましょうと予告していたのですが、なぜかほとんどの方が「唐物」になってしまいました。最初の方が何か一つの科目をなさると、それをご覧になった方が次々と同じ科目を選んでしまう。次回は少しやり方を考えなければいけませんね。

 初級クラスはKさんに初めての「貴人点」の薄茶点前をしていただきました。貴人点は身分の高い方にお茶を差し上げる点前として伝わっているものです。高坏という足の長い菓子器を使い、茶碗も白木の台に乗せて扱います。

 お茶のお稽古では、亭主(お茶を点てる人)と客の役を交代で稽古しますので、Kさんには「貴人(お姫様)」としてお茶を召し上がっていただきました。昔の時代を想像しながらお稽古をするのは、少し不思議な感じがします。

 さて、庭園のお庭の様子も少しだけご紹介しましょう。庭園は萩の花の花盛り。赤鳥庵の中からも白萩の花が風に揺れる様子がよく見えました。
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 こちらは八月から少しずつ咲き続けている萩。山萩でしょうか。
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 白い中に濃いピンク色がのぞいている萩の花もありました。こんなにいろいろな種類があるのですね。

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 さて、次回は十月。見学のお申し込みや入門のご希望も増えていますので、お稽古はますます賑やかになりそうです。