3月1回目は荘物(かざりもの)を中心にお稽古いたしました。これらの点前は由緒のある茶道具、たとえば目上の方からのいただきものなどをお客様に披露したいときなどに行います。

 裏千家の点前には茶筅荘、茶碗荘、茶杓荘、茶入荘の4種類の荘物があります。4種類の点前のうち茶筅荘は薄茶でもできますが、通常これらの点前は濃茶点前になりますが、この日はほとんどの方が濃茶点前をなさいました。実は、棗が足りなかったのです。

 このところは昼間お稽古にいらっしゃる方が多く、炉と風炉二箇所でお稽古しています。風炉の方は鉄瓶を使って盆略点前をするので必ず棗を使います。となると、炉の方では濃茶の稽古ばかりが続く、ということになってしまいました。

 ふだんならお茶室の備品の棗が借りられるのに、この日に限ってお隣の部屋を借りているグループがすでに棗を使用中だったのです。こういうこともあるのですね。

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 写真はこの日のお花です。椿(胡蝶侘助)を掛花入に入れました。太神楽のような大きな椿も良いのですが、こうした小さな花は控えめで茶花らしい趣がありますね。

  あいにくこの日は曇り空でしたが、外の庭園では春の花が次々と咲きだしました。いくつかご紹介したいと思います。
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 小さなベルのような愛らしい花をたくさんつけているのはヒュウガミズキです。赤鳥庵の脇を通って裏の芝生広場に抜ける細い道の横にあります。

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 こちらは芝生広場の緋寒桜。早咲きの桜で花は濃い緋色、後ろに見える白梅とのコントラストがきれいです。

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 芝生広場の向こう側に垣根のように茂っている椿も、次々と花が開きはじめました。

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 こちらは池のほとりのサンシュユです。黄色い花が粉を散りばめたように咲いていますね。
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 先週は硬い蕾だったふきのとうもこんなに開きました。周りに落ちているのは白梅の花びらです。今年はこのところの暖かさで桜の開花も早いとか。次回21日のお稽古の頃にはそろそろ咲き始めているかもしれません。楽しみです。