10月1回目のお稽古は中置のお稽古でした。

 中置とは、風炉を畳の中央に据えることを指します。だんだんと日が短くなって火が恋しくなる季節に、少しでもお客様の方に火を近づけ水を遠ざける心遣いなのだそうですが、ここ数日続く暑さで私も一度しまい込んだ単衣の着物を引っ張りだしました。

 この日は二箇所に風炉を据えて、大板と小板の両方でお稽古ができるようにしました。大板・小板というのは風炉の敷板のことです。中置では風炉が畳の中央、水指はいつもと反対に勝手付側に置くのですが、敷板が変わると蓋置と柄杓の置き場所が変わります。面白いですね。
 
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 上の写真は夜のお稽古の様子ですが、午後から夜までの間に合計11名がお点前をする大盛況となりました。流水会のお稽古は毎回会費をいただく形ですので、お稽古にいらっしゃる頻度は人によって違います。二ヶ月に一回程度お見えになる方が何人か重なったのが賑やかになった理由です。

 賑やかといえばもう一つ。先月見学に来られたAさんが、1歳になるM君を連れてお稽古に来てくれました。新しい仲間が増えるのはとても嬉しいことです。

 今回初めて中置でお点前をするという方もお二人ほどいらっしゃったので、薄茶・濃茶とも平点前を中心にお稽古しましたが、ベテランの皆様にはそれでは物足りないということで、長緒のお稽古をしていただきました。

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 さて、お軸は小林太玄和尚の「関 南北東西活路通」を掛けました。花入は信楽です。掛花入として作られたものですが、この日は背の高いススキを入れたかったので置花入として使ってみました。中央に見えるピンクの花は秋明菊、枝ものは野葡萄です。ススキと野葡萄はこの日の早朝、自宅近くの河原で取ってきたものですが、なんとかお稽古の間持ちこたえてくれました。

 目白庭園の様子は前回もご紹介しましたが、ちょうど赤鳥庵の玄関前で白い秋明菊と杜鵑草が盛りを迎えています。お稽古の時に、ある方から「ブログをみたのですが、白いホトトギスはどこに咲いているのですか?」とお尋ねがありましたのでご紹介します。

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 上の写真は門を入って赤鳥庵に向かう通路の左側です。手前の立て札のところがシロバナホトトギス、ジョウロウホトトギス、右の丈の高いのが秋明菊ですね。

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 こちらの写真は同じ通路の右側を写したものです。中央の蕗の葉のあたりと、この写真の右端の辺りにホトトギスが咲いています。写真左には紫式部に藤色の実が付いています。

 と、これだけではわからないので、それぞれのお花の写真は別エントリでご紹介します。