2017年も流水会のお稽古が始まりました。
1月11日の第一回目のお稽古では、一年ぶりに長板総荘をいたしました。長板の点前というのは、小習の中ではやや特殊な部類に入るかと思います。そう、普段なら水屋から亭主が運び出してお点前する柄杓や建水、蓋置といったお道具が、最初から長板の上に飾ってあるのです。

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 しかも、本来炭手前のときにしか使わない火箸まで出ています。でも、お茶の点前の成り立ちからいうと、実はこちらの形の方が古く、ふだんの稽古のように建水に蓋置を仕組んで、柄杓とともに運び出す形の方が後から生まれたのだそうです。

 そして、もう一つ長板総荘の特色は、見ての通り水指、柄杓、建水、そして蓋置が同じ柄の焼き物で作られていることです。このように一揃いになった茶道具を皆具(かいぐ)と言います。長板総荘ではこの皆具を使うのがお約束です。お正月ならではの少しフォーマルな雰囲気を感じますね。