10月は中・上級のお稽古はお休みして2回目も中置。前回大板を使いましたので、今回は長板でのお稽古を致しました。

 風炉の長板には総かざり、二つ置きなどのお点前がありますが、中置もできます。中置の場合は風炉のみが長板の中央に置かれる形になります。点前はほぼ大板の場合と同じなのですが、長板だけに、少しだけ扱いが変わるところがあります。お稽古ではそのポイントをしっかりとおさらいしました。

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 夜は第二和室もお借りして、こちらは小板にしました。まだお稽古を始めて間もない方には常据の運びの点前を、またお点前に慣れている方々は小板の中置のお稽古です。

 小板の中置では、水指の前に蓋置を置きます。大板や長板の時と違って、水指を置く位置をしっかりと決めること、柄杓を膝の中心に向かってしっかり引くこと、建水を上げすぎないことなど細かい点に注意を払う必要があります。風炉も最後なので、長緒茶入や平棗の扱いの復習も兼ねてのお稽古となりました。

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 お茶は初めてという方が見学に来られたり、私の知人がお稽古に参加してくださったり、昼から夕方まで賑やかなお稽古が続きました。

 お稽古のお花は蔓梅擬(つるうめもどき)と小菊です。

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 この日のお庭は杜鵑草(ほととぎす)と秋明菊(しゅうめいぎく)が満開でした。

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