私たちが日頃お稽古に使っている赤鳥庵は目白庭園の一角にあるのですが、その庭園のシンボルツリーとも言えるのが、しだれ桜。。実は、ちょうど桜の咲く頃を狙ってこの日の赤鳥庵を予約しておいたのですが狙い通りの満開で、昼間はお花見の人で大変賑わっていました。桜の盛りはせいぜい数日。ちょうどその日に茶室から花を眺めつつお茶をいただけるというのは、大変な贅沢ですね。
IMG_0184


  お稽古科目は「和巾」または「台天目」。どちらも中級の点前です。

 裏千家十一代玄々斎の考案された和巾の点前は、天皇陛下にお茶を献上したのちの茶会で披露された点前で、中次を仕覆に入れ、さらに古帛紗に乗せて扱います。古帛紗と中次の扱いは見ていると簡単そうなのですが、いざやってみると、皆さんそれぞれに苦労されている様子でした。

IMG_0214

 「台天目」の方は、天目茶碗の扱いを学ぶ点前です。これまで濃茶に使ってきた楽茶碗とは扱いにかなり違いがありますね。

IMG_0246


 この日は1月の新年会にも来てくださったCさんがいらしたので、皆で平花月をしました。この日の「花」はなぜかCさんが二回、そしてこの日お誕生日だったKさんが二回、お二人が代わる代わるに点前座に上がって薄茶を点てたので、最後は「座替わりなし」となりました。