流水会は、元々別の場所にあった茶道教室の仲間を中心とした集まりで、現在のメンバーは約10名ほどで、茶道を始めて1年未満の方から20年を越えるベテランまで実に様々です。お稽古のご指導は、元々の茶道教室の先輩の先生にお願いしています。

 「流水会」という名前は、禅語の「行雲流水」 から取りました。以前のお稽古場がこの禅語にちなんだ名前だったこと、そして水曜日のあつまりであることから付けた名前ですが、メンバーの皆さんにとっても覚えやすい名前となりました。IMG_1381

 お稽古は今のところ月1回、目白駅にほど近い目白庭園の中にある「赤鳥庵」というお茶室をお借りして行っています。「赤鳥庵」という名前は、ここ目白で大正7年に鈴木三重吉が「赤い鳥」という雑誌を発行したことに由来するそうです。写真は庭園側から赤鳥庵を見たところです。


 赤鳥庵には、第一和室(十帖)と第二和室(八帖)があり、私たちは横に広々とした水屋のついた第一和室をお借りしています。茶道の稽古をするものにとってありがたいことに、ここでは様々なお道具をお借りすることができます(有料ですが)。風炉や御釜はもちろんのこと、台子や皆具、花台セットや長板、毛氈や莨盆のセットなどもお借りできるので、様々なお点前の稽古ができます。

 ただ、残念なこともいくつか。公共茶室の常ではありますがお炭は使えません。また、茶室の利用者が使える駐車場もありません。それを乗り越えて、どうこの場を活かすかは、茶人としての工夫次第とも言えます。私たちもいろいろなことを試していきたいと思っています。